BGM
素敵なBGM
search
怖くて美しい名曲~恐怖の映画音楽・テーマ曲
最終更新:

怖くて美しい名曲~恐怖の映画音楽・テーマ曲

ホラー映画やサスペンス・ドラマなどで音楽が果たしている役割は、非常に大きく重要ですよね。

無音で恐怖を演出する方法もありますが、やはり象徴的なテーマ曲は旋律だけで恐怖を感じたり、まざまざと映画の一場面を思い浮かべるほどの作用を持ち合わせています。

今回紹介するのは、名作ホラー映画を中心とした恐ろしくも美しい名曲たち。

映画のテーマ曲といった枠内を飛びこえて、さまざまな場面で使われている楽曲も多く、一度は耳にしたことがあると感じる楽曲も多いはず。

この映画の曲だったのか、といった新たな発見もあるかも?

ぜひ、部屋を暗くしてヘッドホンでお楽しみください!

もくじ

怖くて美しい名曲~恐怖の映画音楽・テーマ曲

The ThingEnnio Morricone

2020年7月、惜しくも天国へと旅立った映画音楽のマエストロ、エンニオ・モリコーネさん。

グラミー賞を受賞した『アンタッチャブル』や、世界中で絶賛された『ニュー・シネマ・パラダイス』など、その功績は短い文章で語られるようなものではありませんが、ホラー映画好きの中でもモリコーネさんの音楽はとても重要なのですね。

実は初期イタリアン・ホラーなども多く手掛けているモリコーネさんの映画音楽の中で、今回紹介しているのは1982年に公開されたジョン・カーペンター監督によるSFホラーの傑作『遊星からの物体X』のメイン・タイトル曲です。

南極基地という雪に閉ざされたある種の閉鎖空間の中で、鼓動のような低音が鳴り響く怖さといったら!

派手な要素はほとんどないにもかかわらず、忍び寄る未知の生物による恐怖とこれから起こるであろう惨劇への予感が、完ぺきに表現されているのが素晴らしいです。

実は諸事情により、モリコーネさんが作曲した楽曲の半分は劇中で使われなかったという経緯もあるのですが、使われなかった楽曲も含めてモリコーネ自身が再構築したアルバムもリリースされておりますので、興味のある方は合わせてチェック!

KOH-1

Profondo RossoGoblin

緊張感漂うイントロ、メロディアスなベース・ラインとあまりにも象徴的なメイン・メロディのフレーズが重なりあって、一気にバンド・サウンドへと以降していく様はいつ聴いても最高にクールで美しく、恐ろしい!

イタリアン・プログレッシブ・ロック界の人気バンド、ゴブリンがサウンドトラックを手掛けた、1975年公開のイタリア製ホラーの大傑作『サスペリアPART2』の超有名なテーマ曲です。

ゴブリンといえば、やはりダリオ・アルジェント監督作の『サスペリア』も有名ですが、彼らの名前を世に知らしめたのは、やはり『サスペリアPART2』なのですよね。

原題を見て、事情を知らなければ「サスペリア」という文言が全く見られないことに疑問を抱く方もいらっしゃるかもしれませんが、そもそも『サスペリアPART2』の原題は『PROFONDO ROSSO』。

日本で1977年に公開された『サスペリア』のヒットを受けて、過去作の『PROFONDO ROSSO』を『サスペリア2』と題して公開したという、当時ならではのエピソードが背景にあるのです。

作品として全くつながっていないのに続編として売り出してしまう、商魂たくましい当時の日本の配給会社の姿勢もある意味怖い?

KOH-1

映画『JAWS』 テーマソングJohn Williams

あまりにも有名な映画音楽の巨匠「ジョン・ウィリアムズ」が手掛けたサメがやってくるBGM。

ティンパニとホルンのリズムに、鋭いストリングスとピアノが「サメ」という魔物が近づく緊張感を表現しています。

監督のスピルバーグも「作品成功の重大な要素」と認める傑作。

さすが天才、怖すぎです……!

Psychoバーナード・ハーマン

1960年の実際に起こった犯罪から着想し、映画化された『Psycho』。

音楽はたくさんの映画音楽を手がけてきたバーナード・ハーマンが担当しています。

オーケストラの調べでこの焦りや恐怖を演出するアレンジはさすがです。

今聴いても不安な気持ちにさせられる楽曲です。

村上真平

映画『13日の金曜日』テーマ曲ハリー・マンフレディーニ

やはりホラー映画といえば13日の金曜日は外せないですね。

やはりこの曲のおもしろいところは高音のキーキーした怖さですよね、ジェイソンのあのマスクが思い浮かぶようなBGMです。

1980年のスプラッター映画の金字塔を盛り上げた身の毛もよだつテーマソングです!

村上真平

金田一少年の事件簿 – the mysterious mallets -extended version見岳章

テレビドラマ「金田一少年の事件簿」のサウンドトラックで、とくにトラウマ曲として有名なこちらのBGM。

テレビドラマ本編は被害者の殺害シーンなどがグロテスクに演出されていて、そういったシーンでこの曲が使われていました。

シンプルなサウンドですが、それが逆に冷たい感じがして、背筋がゾクゾクするという人も多いのではないでしょうか。

齋藤歩

続きを読む
続きを読む