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フィーチャリング?フューチャリング?どっちが正解?
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フィーチャリング?フューチャリング?どっちが正解?

◯◯feat.△△こんな表記を見たことありませんか?

アーティストのクレジットによく見かける表記なので、大体の意味はご存じとは思いますが、意外と日本語にすると読み方を間違えてしまっていたり、カタカナ表記が違うことがあります。

今回は、その由来と正しい読み方や意味についてお話しいたします。

フィーチャリング?フューチャリング?どっちが正解?

意味・表記・読み方

楽曲のクレジットに「〇〇feat.△△」と表記されている場合は、メインのアーティストは〇〇で、△△が参加してコラボしているという意味です。

アーティストが「feat.」する場合、メインのアーティストよりも大物の場合が多く、今までにない付加価値を加えようと狙っている場合が多いです。

「feat.」や「ft.」と表記されることが多いですが、「featuring」とフルで書かれることもあります。

あの読み方はフィーチャリングが正解です。

フューチャーリングではありません!

カタカナで文字にする場合は気をつけてくださいね。

フィーチャーが原義となっていて、音楽業界において意味は「客演」です。

使用例

個人的なイメージですが、ダンスミュージックによく使われている印象です。

この曲は2009年に発売した、日本のプロデューサー、テイ・トウの楽曲でアルバム「Big Fun」に収録されています。

ジャミロクワイなどのおしゃれなサウンドに通じるファンキーなサウンドをアーリーハウスに落とし込んだ曲です。

https://www.youtube.com/watch?v=lwvYIoobJX8

このような表記で記載されているところをよく見かけます。

次に、ふと日本で一番初めにアーティストのクレジットに「feat.」を使い出したのは誰なのか?

という疑問が思い浮かびました、気になりませんか?

次の章で触れてみようと思います。

邦楽タイトルで一番初めに「feat.」を使った曲

邦楽曲のリリースデータ(メジャーリリースのみ)が大量に記録されているサイトに登録されている一番古い曲を探しました。

どうやら1990年頃から日本の音楽業界で使われ出したようです。

いろいろ調べた結果、「feat.」表記で見つかった一番古い曲がコレです。

小沢健二 feat.スチャダラパー / 今夜はブギー・バック (nide vocal)

やはり、というか案の定ヒップホップの曲でした!

小沢健二がスチャダラパーとコラボし話題になりました。

その結果、スチャダラパーはお茶の間にラップを広めた存在となり、シーンの中心で活動しながら日本の音楽業界でJラップ・ブームを巻き起こします。

恐らく、ニューヨークのヒップホップシーンを参考にしたのだと思われます。

※featuringという表記はもう少し前から使われています。今回は確認が取れませんでした。

ちなみに海外では誰が一番初めに使ったか

「a.k.a.」についての用語解説記事の中でも使った方法のように、音楽史の歴史上、可能な限り調べられる範囲で「feat.」と記載されている曲を探しました。

その結果、見つかった一番古い曲はこの曲です。

Larks / Hold Me (feat. Eugene Mumford)

https://www.youtube.com/watch?v=iruj8nFe0-w

1952年、ニューヨークで生まれたジャズレーベル「Apollo Records」から発売された楽曲です。

アメリカでは50年代から使われているのですね。

こちらも、もしかしたら「featuring」表記ではもっと古い曲が見つかるかもしれません。

最後に

作曲をされている方は曲をリリースする際の参考にされてみてください。

表記にばらつきがあるので、その場合ジャンルの表記の傾向を調べてみたほうがいいですね。

変に目立ってしまったり、逆に目立たせてみたり、狙いを定めることも大切だと記事を書いていて思いました。

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