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ジャズ史を彩る魅力的な女性ジャズシンガー。世界のおすすめジャズボーカル

ジャズボーカルというと、男性ボーカルによるものも魅力的ですが、女性ボーカルのジャズにはポップミュージックの歌唱とは一線を画した魅力があります。

その人生を刻み込むかのような、感情豊かな歌唱によって楽曲に命を吹き込む、魅力的な女性ジャズシンガーをご紹介します。

「三大ジャズ女性ボーカル」と呼ばれる伝説のシンガーから、現代ジャズシーンを代表するアーティストまで、ジャズの歴史を彩る女性ジャズシンガーをご紹介しましょう。

ジャズ史を彩る魅力的な女性ジャズシンガー。世界のおすすめジャズボーカル

Moon RiverLena Horne

Henry ManciniとJohnny Mercerによって制作されたトラック。

1961年の映画「Breakfast at Tiffany’s」で使用され、グラミー賞を受賞しました。

Andy Williamsなど多くのアーティストによってレコーディングされています。

このバージョンは、アメリカのジャズ・シンガーのLena Horneによるものです。

Stardust美空ひばり

美空ひばりといえば、日本歌謡界の女王、歌謡曲のイメージが強いかもしれませんが、実はさまざまな名唱を残すジャズボーカリストでもあります。

英語の歌詞を読んでいるのではなく、音のみで覚えていたという逸話もあり、そのすごさに驚きます。

この曲もジャズのスタンダードですが、彼女のこの曲に歌をかぶせてデュエットしている平井堅のバージョンを耳にした方もいるかもしれません。

Route 66Natalie Cole

名前からもわかる通り、NatalieはNat King Coleの実の娘でもあります。

この曲はお父さんも歌っており、そちらも有名です。

アメリカに実際にあるRoute 66の地名が歌の中に複数出てくるので、地図を見つつこの曲を聴いてみるのもおもしろいかもしれません。

I Get Along Without You Very WellSara Gazarek

シアトル出身のジャズボーカリストであるサラ・ガザレクのデビューアルバムからのナンバーです。

ジャズのスタンダードナンバーの曲を自分流、現代風にアレンジし、独自の世界を作って聴かせてくれます。

伸びのある歌声がとても素敵です。

Seven yearsNorah Jones

古いジャズナンバーをベースにポピュラーミュージックをミックスした楽曲が人気のノラ・ジョーンズ。

この曲はカントリー寄りの楽曲ですが、軽快にジャズのフィーリングを持って歌いあげています。

ハスキーボイスが特徴で、曲のシンプルさと程よく調和しています。

So Long,Big TimeMonica Zetterlund

Bill Evansとの共演が有名なMonica Zetterlundはスウェーデンのボーカリストです。

彼女については、「ストックホルムでワルツを」という映画でその半生が描かれています。

難病により引退し、悲劇的な死を遂げた彼女ですが、そのパフォーマンスは幅広い世代から愛されました。