ギター練習前の指ストレッチで集中力アップ
ギター・ベースなどの弦楽器やピアノでは、指を自由に動かせれば音の数も増えリズムも安定してきます。
指を日頃から動かすクセをつけることで、楽器を演奏する際にもスムーズに動かせるようになります。
わたくしも、日常でギター練習の一環で指ストレッチを行なうことがありますが、その中でも効果の高い指ストレッチの方法をご紹介いたします。
指ストレッチの効果
脳の活性化に効果があるのは、もう皆さんもご存じだと思います。
指先にはたくさんの神経が集まり、脳と繫がっています。
指先を素早く正確に動かすことで集中力を高め、頭の回転もはやくなります。
指先の運動は脳を活性化させることが知られています。
バイオリニストやピアニストは指を動かす脳領域が普通の人に比べて広いのですが、これは生まれつき演奏家の脳領域が普通の人に比べて広いのではなく、演奏や練習を続けたことで脳領域が広くなったと考えられます。
つまり指を動かすことで、指を動かす脳領域が活性化されたわけです。
近代ではパソコンやスマートフォンの使いすぎで、指全体(手)に負担がかかった状態のときが多いと思います。
指の筋肉は、肩の筋肉まで繫がっているので、指の血行をよくすることで、肩や全身の血流もよくなり、冷え性改善などの効果もあるようです。
不思議に思う方は、握りこぶしを作り力を入れてみてください。
肩のほうまで緊張してくると思います。
肩こりを改善する場合は、肩の筋肉ばかりケアしてもよくなっていきません。
その他にも、認知症予防・アルツハイマー病の予防に効果があります。
指ストレッチの前に知っておきたい
まずリラックスした状態で、ストレッチ中は呼吸を止めないように心掛けましょう。
すぐに柔らかくしようと思って頑張り過ぎてはいけません。
はじめから力を入れすぎず、痛気持ちいい程度にとどめておきましょう。
また、指を傷つけてしまわないように爪を切っておくことをおすすめします。
ストレッチをやる時間帯としては、食後30分間はNG。
食べたあとのストレッチは、胃への血行が悪くなり胃腸の働きが低下するようです。
ストレッチは運動効果があり、施術中に体温も上がります。
食後すぐのストレッチは避けたほうが良いです。
最低でも30分は空けることをオススメします。
なにより指を痛めてしまっては本末転倒です。
最後に、指ストレッチが終わったら、必ず指を休ませるようにしましょう。
指ストレッチ方法
グーパー運動
手をそのままグーパーの形に動かすだけです。
場所を選ばず、立ってでも座ってでも、無理のない姿勢でなければOKです!
コツはしっかりとグーパーを繰り返します。
数回繰り返すと、指先まで温かくなっているが実感できると思います。
指折り
指で数字を数えるように順番に折っていく方法です。
ここでのコツは両手をつかって同時にやるとということです。
左手と右手の同じ指ではなく、違う指を折っていきます。
- まず両手を広げ、手のひらを体に向けます。
- 左手の親指を折ります。
- そして数を数えながら、左手人差し指・右手親指→左手中指・右手人差し指…といったぐあいに順番に折っていきます。
- 「5」を数えるタイミングで左手小指が折れた状態、右手小指だけが上がった状態になると思います。ここからまた数を数えながら戻していきます。
指の分離ストレッチ
中指と薬指は分離を意識したストレッチ方法です。
- 左手を開きパーの状態にします。
- 右手で薬指を固定し、残りの指でグーパーを繰り返します。
- これを両手で行ないます。
注意:無理に行なうと指を痛める原因になりますので、まずはできる範囲からスタートしましょう。
指回し体操
これも以外に難しい……ですが(特に薬指)、脳がスッキリした気分にもなれます。
- 両手の五本の指先を合わせて、手の中に丸形の空洞を作ります。
- この空洞をくずさないように、固定しながら左右の指を触れないように一本ずつ回していきます。
- 回す方向も変えてみましょう。
指ヨガもおすすめです
指のストレッチ・トレーニングの後は、指ヨガがおすすめです。
人差し指と薬指付け根あたりを、もみながらマッサージすると「肩こり」の改善効果も期待できるようですよ!
参考:肩こり、腰痛、頭痛に効く「指ヨガ」でスッキリ |ヘルス|NIKKEI STYLE
最後に
指ストレッチや指体操は、どこでもできます。
空き時間や移動時間などにぜひやってみてください!
ライタープロフィール
スタジオラグ
中尾きんや
スタジオラグスタッフ
ウェブサイト:https://www.studiorag.com
Twitter:kin_kinya