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フルートの名曲。一度は聴いてみたい世界の名演
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フルートの名曲。一度は聴いてみたい世界の名演

クラシック音楽や吹奏楽でも欠かすことのできない優しい音色のする横笛ですね。

その歴史は古く、古代から存在していたようです。

現在のフルートの形になったのは18世紀半ばのドイツでだそうです。

その優しい音色のするフルートの名曲を集めました。

もくじ

フルートの名曲。一度は聴いてみたい世界の名演

フルートとハープのための協奏曲ハ長調 K.299 第1楽章Wolfgang Amadeus Mozart

ヴォルフガング・アマデウス・モーツァルトが1778年にパリで創作した『フルートとハープのための協奏曲ハ長調 K.299』。

モーツァルトによるフルートやハープのための作品はそれほど多くありませんが、この作品ではそれぞれの楽器の魅力が最大限に引き出されており、彼の幅広い才能を示す1曲として評価されています。

フルートとハープの取り合わせは独特であり、この2つが一体となって織りなす旋律はまるで絵画のよう。

まるで物語を聴いているかのような感覚で楽しめる、クラシック初心者でも親しみやすい作品です。

RAG MUSIC 編集部

歌劇「カルメン」より「間奏曲」Georges Bizet

ジョルジュ・ビゼー作曲の歌劇『カルメン』は、オペラ作品の中でもトップクラスの人気を誇り、その劇中歌も幅広く愛されています。

中でも『間奏曲』は、華やかな曲が多い『カルメン』の中でも異質な存在感を放つ、穏やかなフルートの音色に心癒される1曲です。

フルートの美しいレガートは、弾いた瞬間から音が減衰していくピアノでは完璧には再現できません。

だからこそ、ピアノならではの『間奏曲』を目指して、繊細かつ多彩な音色で温かみあふれる音楽に仕上げましょう。

RAG MUSIC 編集部

フルートソナタ 第2番 変ホ長調 BWV1031 第2楽章「シチリアーノ」J.S.Bach

ヨハン・セバスティアン・バッハの『フルートソナタ第2番変ホ長調 BWV1031』の第2楽章『シチリアーノ』は、著名なピアニストによる演奏が数多く残されているピアノソロでも人気の高い作品です。

落ち着きのあるメロディは、繊細さを深みを兼ね備えたピアノで演奏することで、より心に深く刺さる音楽へと変化します。

この曲はバッハの作品とされていますが、現在ではバッハの作品ではないとする説が有力なのだそう。

謎が多い神秘的なところも、なんだか魅力的に感じられますよね。

RAG MUSIC 編集部

ヴォカリーズ Op.34-14Sergei Rachmaninov

セルゲイ・ラフマニノフの『ヴォカリーズ Op.34-14』は、もともとは歌曲として作曲された作品ですが、その美しいメロディはやさしい音色を持つ楽器との相性が良く、ピアノやバイオリンなどのさまざまな楽器で演奏されています。

フルートの曲としても愛されていますが、ピアノで奏でられたときの感動も負けず劣らず格別!

哀愁を帯びた旋律がピアノの豊かな響きと重なり合い、聴く者の心を深く打ちます。

表現力を重んじた演奏で、フルートの優美さとは一味異なる感動をおぼえるはずです。

RAG MUSIC 編集部

Wolfgang Amadeus Mozart:フルート協奏曲 第2番 ニ長調 K.314Walter Auer

ワルター・アウアーさんは、オーケストラの最高峰、ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団の首席奏者として、またソリストとして世界各地で演奏活動を行う傍ら、世界各地でマスタークラスを開催するなど、後進の指導も積極的に行っている世界的フルート奏者です。

また、他の楽器のための作品をフルート用にアレンジして演奏したり、現代曲の委嘱や初演を行うなど、常に新たなレパートリーを開拓し続けており、日本でも数回にわたってコンサートを行っています。

アウアーさんの演奏を生で聴いてみたい方は、日本でのリサイタルをお見逃しなく!

RAG MUSIC 編集部

ミュージカル「キャッツ」より「メモリー」Andrew Lloyd Webber

ミュージカル『キャッツ』の劇中歌『メモリー』は、かつて美しく非常に魅力的な猫であったグリザベラが、老いた自分を嘆き、美しく輝いていた過去におもいをはせながら歌う、切なくも美しい楽曲です。

もとはオーケストラと歌唱で演奏されますが、あまりに有名なことからフルートやピアノソロでも頻繁に取り上げられています。

フルート、ピアノともに楽譜も複数出版されているので、ぜひ、自分のレベルや好みに合った編曲で演奏を楽しんでみてください。

RAG MUSIC 編集部

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