【2024】海外の人気サックス奏者まとめ
サックスはジャズに限らず、ポップスのフィールドやロックなど、多くのジャンルで耳にする楽器です。
ステージの花形としても名脇役としても活躍するサックス奏者に対して、何となくカッコいいしオシャレといった憧れを抱いている方も多くいらっしゃるかもしれませんね。
本稿は、さまざまなジャンルにおける有名なサックス奏者に注目した記事となっています。
こういった記事は往年の名プレイヤーを中心の紹介となってしまいがちですが、新世代のジャズシーンやユーチューバーとして活躍するサックス奏者まで、近年注目すべきプレイヤーたちも幅広く取り上げていますよ。
ぜひご覧ください!
もくじ
- 【2024】海外の人気サックス奏者まとめ
- Times Like ThisSam Gendel
- SourceNubya Garcia
- HorizonsJasmine Myra
- Emanation/Don’t BreakImmanuel Wilkins
- HAPPYMarius Neset
- ShineWalter Smith III
- Go My Heart, Go To Heaven (Shabaka And The Ancestors)Shabaka Hutchings
- Bone And SoilChelsea Carmichael
- Giant StepsJohn Coltrane
- Forever Young (Alphaville Cover)Alexandra Ilieva
- I’ve Got RhythmCharlie Parker
- Don’t Forget You’re PreciousAlabaster Deplume
- St. ThomasSonny Rollins
- The momentKenny G
- Street Fighter MasKamasi Washington
- You’d Be So Nice to Come Home ToArt Pepper
- The Girl From IpanemaStan Getz
- Body and SoulDexter Gordon
- Hush-A-ByeJohnny Griffin
- So WhatWayne Shorter
- Mean To MeLester Young
- Body & SoulColeman Hawkins
- Take the “A” TrainJohnny Hodges
- Just FriendsSonny Stitt
- Dig DisHank Mobley
- Lover ManJackie McLean
- AriaArno Bornkamp
- ChickenMaceo Parker
- I Love YouBob Mintzer
- What a Wonderful WorldGeorge Adams
- First LoveDave Koz
- Turbo VillageJunior Cook
- We Free KingsRoland Kirk
- Goin’ homeAlbert Ayler
- Merci bon dieuCharlie Rouse
- J. S. Bach Cello Suite No. 2, PreludePatrick Meighan
- Hu Ta NayDonald Harrison
- SmileDavid Sanborn
- ImagineMindi Abair
- Pick Up The PiecesCandy Dulfer
- Night LightsGerry Mulligan
- IN THE MOODJoe Garland
- NaimaJohn Handy
- Prelude et SaltarelleKyle Horch
- Be My LovePhil Woods
- JasmineBud Shank
- Keep On PushingKirk Whalum
- All Of MeLester Young
- Blues My Naughty Sweetie Gives To MeSidney Bechet
- My RomanceGene Ammons
- GrooveyardHarold Land
- EphemeraPepper Adams
- MezamboRonnie Cuber
- Theme in Search of a MovieEddie Harris
- Sunshine SupermanEric Kloss
- Illinois Jacquet Flies AgainIllinois Jacquet
- ConfirmationChris Potter
- LOVER MANEllery Eskelin
- Lonely WomanOrnette Coleman
- Yo Le Canto a La LunaGato Barbieri
- November Cotton FlowerMarion Brown
- Appalachian MorningPaul Winter
- Just the Two of UsGrover Washington Jr.
- SID MEETS HAIGGene Quill
- Haitian Fight SongPepper Adams
- Smoking SectionTom Scott
- Wise OneChico Freeman
- BeatriceSam Rivers
- So Long EricEric Dolphy
- Malcolm, Malcolm – Semper MalcolmArchie Shepp
- StardustChu Berry
- Son of God MassSteve Duke
- Barquinho De PapelZoot Sims
- Stolen MomentsOliver Nelson
- My Blue HeavenBenny Carter
- ManchildDave Liebman
- Where The Bee DancesJohn Harle
- I’ll Remember AprilLee Konitz
- Western SunriseDoug Carn
- TokYo SunsetYolanDa Brown
- Work SongCannonball Adderley
- SummertimeGigi Gryce
- Ain’t No WayHank Crawford
- If You Were No OneRichie Kamuca
- All The Things You AreScott Hamilton
- The TranceBooker Ervin
- MOZAMBICMichel Portal
- Outubro (October)Paul Desmond
- Donna LeeAnthony Braxton
- Seeds Of ChangeJoe Lovano
- 21st Century Schizoid ManIan McDonald
- BroadbandMichael Brecker
- My RomanceBen Webster
- Norwegian Wood (This Bird Has Flown)Mel Collins
- Don’t Take Your Love from MeIke Quebec
- Like Old TimesNick Brignola
- Like It IsYusef Lateef
- The Upward Stream: AdagiettoJames Houlik
- The CrungeJoshua Redman
- Harvest TimePharoah Sanders
- Saturday MorningSonny Criss
- Killer JoeBenny Golson
- Forest FlowerChaeles Lloyd
- Hasta siemprePaquito D’Rivera
- Una MasSteve Grossman
- Romance, Op. 62Kenneth Radnofsky
- When I Think of YouSteve Cole
- BlinksSteve Lacy
- Concerto after Glière I. Allegro spiritoKenneth Tse
- Alone TogetherStanley Turrentine
- The Ruby and The PearlBranford Marsalis
- Fire!Mats Gustafsson
- InvitationJoe Henderson
- BebopErnie Watts
- CATHERINELynn Klock
- Slow MotionAndy Mackay
- Slow DropJonas Kullhammar
- Jump the BoogieJoe Alexander
【2024】海外の人気サックス奏者まとめ
Times Like ThisSam Gendel
サム・ゲンデルさんは、アメリカ出身で多岐にわたる音楽ジャンルにおいて活躍するサックス奏者です。
ジャズからエレクトロニック、アヴァンギャルドに至るまで、彼の演奏は常にリスナーを驚かせます。
特に2018年にサム・ウィルクスと共にリリースした『Music for Saxofone & Bass Guitar』は、新しいジャズの形を提示しました。
2020年の『Satin Doll』リリースでは、ジャズへの未来的オマージュとして称賛されています。
また、ヴァンパイア・ウィークエンドのアルバム制作への貢献や、R&Bクラシックの再解釈を含む『Cookup』の2023年のリリースではPitchforkからも高評価を受けており、突出した音楽的才能を証明しています。
ゲンデルさんの音楽からは、彼ならではの独創性があふれていますね。
SourceNubya Garcia
ロンドン出身のヌバイア・ガルシアさんは、サックス奏者、作曲家、バンドリーダー、そしてDJとして多才な才能を発揮しています。
ジャズの新世代を代表する彼女の音楽は、アフリカやカリブ海、ラテンアメリカなど多様な文化の要素が混在し、鮮やかな色彩を放っています。
2017年のデビューEP「Nubya’s 5ive」以来、ジャズ界で順調にキャリアを重ね、2020年にはデビューアルバム「SOURCE」で広く認知されるようになりました。
ジャズFMやスカイアーツからの賞を受賞するなど、その才能は多くの賞に輝いています。
また、バンド、ネリヤのメンバーとしても活動し、DJとしても人気のラジオ番組を持つ彼女の音楽は、豊かなジャズシーンをさらに華やかにしています。
HorizonsJasmine Myra
リーズをベースに活動するジャスミン・マイラさんは、サックス奏者、作曲家、そしてバンドリーダーとしての類稀なる才能を持ち合わせています。
2022年にリリースされたデビューアルバム『Horizons』は、ジャズ、エレクトロニカ、スピリチュアルジャズの要素を見事に融合させた作品であり、聴く人々の心に深い感動を与えます。
ジャスミン・マイラさんは、ボノボさんやオーラヴル・アルナルズさんなど、感情豊かな音楽を生み出すアーティストたちからの影響を受けており、その影響は『Horizons』の中にもしっかりと反映されています。
2018年にJazz North Introducesに選ばれるなど、英国内外で高い評価を受けているジャスミン・マイラさんの音楽は、聴く者に新たな音楽の地平を開きます。
ぜひその耳を澄ませてみてください。
Emanation/Don’t BreakImmanuel Wilkins
ペンシルバニア州アッパーダービー出身で、現在ニューヨークを拠点に活動を続けるイマニュエル・ウィルキンスさんは、ジャズ界において将来が期待されるアルトサックス奏者兼作曲家です。
ジュリアード音楽院で磨かれたその才能は、トラディショナルジャズにとどまらず、ジョン・コルトレーンやオーネット・コールマンに影響を受けた自由奔放な演奏で多くのリスナーを魅了しています。
2021年にブルーノートレコードからリリースされたアルバム「The 7th Hand」では、彼の革新性と才能が高く評価されました。
そのダイナミックな音楽性と、同時代のジャズシーンに新たな風を吹き込む挑戦的な姿勢は、ジャズファンならずとも聴くべきものですよ。
HAPPYMarius Neset
ノルウェー出身のマリウス・ネセットさんは、ジャズサクソフォニストとしてだけでなく、作曲家としてもその才能を発揮しています。
2003年、コペンハーゲンのリズミック音楽院での学びから始まり、ダンゴ・ベイツさんとの出会いが音楽キャリアの転機に。
ジャズ、クラシック、チェンバーミュージック、コンチェルト、オーケストラル音楽といった幅広いジャンルにおいて、新たなサウンドを創造し続けています。
特に、「Golden Xplosion」や「Birds」、「Lion」といったアルバムでは、彼の多岐にわたる音楽性と、進歩的なジャズプレイヤーとしての地位を確立しています。
最新アルバム「Happy」では、これまでとは異なるアプローチを取り、70年代、80年代のポップ、ソウル、ファンクに焦点を当て、新たなバンドメンバーと共に、よりリズミカルで実験的な作品を作り上げています。
その輝かしいキャリアと、革新的な音楽の探求は、今後も多くの音楽ファンを魅了し続けるでしょう。
ShineWalter Smith III
テキサス州ヒューストン出身であり、バークリー音楽大学で教鞭を執るなど、そのキャリアは多岐にわたるウォルター・スミス3世さん。
ジャズとポスト・ボップを軸に独自の音楽世界を展開し、テナーサックスの魅力を存分に引き出しています。
7歳からサックスに親しんだ彼は、その後多くの賞を受賞し、各地の桃源郷とも言える音楽学校で学んだ経歴を持ちます。
アンブローズ・アキンムシレ・クインテットやエリック・ハーランドのボイジャーなど、ジャズ界の重鎮と共演し、テレンス・ブランチャードさんやロイ・ヘインズさんといった大物ともステージを共にしてきたことからも、彼のプレイの深みと幅がうかがえます。
最新作「Return to Casual」がブルーノートレコードからリリースされた2023年は、彼の音楽人生にとって新たなマイルストーンと言えるでしょう。
彼の音楽は、ジャズの未来に大きな可能性を秘めていますね。