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多くの人が間違っている!?ギターアンプの音作りで気をつけたいこと

典型的なバンド編成の中でとくに音作りに気を使うのがギターというパート。

中音域を担う目立ちやすいパートのあなたのギターの音で、もしかすると観客を不快にさせているかもしれません。

わたくしもギターの録音などを日々行っておりますが、その中で気づいたことの1つを紹介したいと思います。

指向性から考えるバンドアンサンブル

アンサンブル内のベース

ベース単体で鳴らしていれば、ベースには中高域も含まれるのでベーシストの方から音が聞こえてきます。

ただバンドで鳴らしてアンサンブルに溶け込んだ場合、ベースの低域はベーシストの方からは聞こえてきません。

バンドから聞こえてきます。

低域は他の中高域が鳴っている方向から聞こえてきますから。

アンサンブル内のギター

これはギターも同じ。

ギターは中域の楽器なので指向性があります。

なので左右でステレオ感を演出したりもできるのですが、ここでいくらギターが低音を上げて刻んでも、バンドアンサンブルになるとギターの低音はギタリストからは聞こえてきません。

主に100Hz辺りからの下の帯域の音は、バンド全体からベースやドラムのキックの低音と一緒に団子になって聞こえてきます。

海外のハードコア系のギタリストなどもインタビューで答えているように、ギターアンプの低域ノブはあまり上げても意味がない。

バンドアンサンブルに置いての音の重さ、ラウドさは、使うアンプ・音色・キックやベースとの組み合わせなどによって成り立つと言えます。

ギターの音が痛い理由。家とスタジオで音が違う理由

本題に入りますが、よくギタリストがやりがちな悪いセッティングの仕方、それは「立ってアンプを操作している」ということ。

なんだか変な精神論みたいにも聞こえてしまいかねませんが、ギターアンプにおいて立ってセッティングをするというのは耳栓をしながら音作りをしているようなもの。

スタジオやライブハウスで置いてあるようなアンプは前述のとおり、

  • JC120のスピーカーは膝くらいの高さ
  • マーシャルのスピーカーは腰くらいの高さ

しかありません。

今回の記事を見ているとすでにピンと来ている方はいるかと思います。

ギターの音には指向性がありますので、アンプの音はスピーカーから真っすぐ飛んでいきます。

JC-120

なので、アンプ前で立って操作している耳の位置からはギターアンプから出ている音はまったく聞けていないということ。

とくに指向性のある高域に行く程、立っているその位置からは聞こえませんし、指向性のない低域にかけて徐々に聞こえてくるようになりますので、結果本来のギターアンプから出ている音よりも非常にモコモコとこもった音が聞こえてきます。

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