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ギタリストは演奏キーにこだわろう!Aメジャー(F#マイナー)キーの特徴
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ギタリストは演奏キーにこだわろう!Aメジャー(F#マイナー)キーの特徴

前回のギターの演奏キーにもっとこだわるべきという話の続きです。

参考:カポタストの位置の正しい選び方。ギタリストは演奏キー(Key)にこだわろう!

今回はA(F#m)編です。

Aメジャー(F#マイナー)の特徴

キーの特徴としては

Dメジャーと同じく押さえるべき弦を押さえないことでテンションコードを作りやすくなるのに加え、スリーコードのルートが開放弦になるため1人で遊びやすいキーです。

テンションを開放弦に乗せる

Dメジャーと同じように見てみます。

Aメジャー(F#マイナー)の特徴

ちなみにDメジャーはこれ↓

Aメジャー(F#マイナー)の特徴

Dメジャーと比べると「オイシイ」テンションが少なく、浮遊感では劣る印象です。

どっしりとした安定感はAの方があります。

この辺りはカポの位置と曲の雰囲気に合わせて決めましょう。

ちなみに「オイシイ」コードの例を挙げると

Aadd9

Dadd9

Eadd9

F#m7(11)

オープンハイコードもたくさん作れそうです。

スリーコードのルートが開放弦

Aメジャーのスリーコードは

すべてのルートが開放弦にあります。

これが他のキーに無い特徴。

ブルース

ギタリストがブルースでセッションをするとき、キーはAメジャーであることが多い。

Aメジャーが選ばれやすい理由はいろいろあるとは思うのですが、

この2つが大きいところなんじゃないかなと個人的には思っています。

伴奏・ソロどちらもやりやすいキーではあるので、ブルースの初心者にはすごくオススメのキーです。

ソロギター

ソロギターは1人で伴奏も主旋律もやらないといけないので、開放弦の位置は特に重要です。

スリーコードのルートが開放弦にあるので、ハイフレットも使いながらフレーズを組み立てることができますね。

まあ最近のソロギタリストは皆さんチューニングを鬼のように変えるのであんまり関係ないかもしれません。

Don Rossを聴こう!ソロギターは「ジャンル」ではなく「手段」だと思う。【Michael, Michael, Michael/Don Ross】 – odasis-tudio

まとめ

カポタストの位置の正しい選び方。ギタリストは演奏キー(Key)にこだわろう!

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ライタープロフィール

odasis

作曲家・ギタリスト

odasis

サウンドクリエイター・ギタリスト。

・島村楽器「録れコン2017」グランプリ。

・島村楽器「録れコン2015」ベストプレイ賞。

・クレオフーガ「ラフ・ダイアモンドVOL.2」入賞。

ウェブサイト:http://odasis.net

Twitter:odasis

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