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ギタリストは演奏キーにこだわろう!G(Em)キーの特徴
最終更新:

ギタリストは演奏キーにこだわろう!G(Em)キーの特徴

前回のギターの演奏キーにもっとこだわるべきという話の続きです。

参考:カポタストの位置の正しい選び方。ギタリストは演奏キー(Key)にこだわろう!

今回はG(Em)編です。

Gメジャー(Eマイナー)の特徴

キーの特徴としては

開放弦が全弦ペンタトニックスケール上に乗っている

これに尽きます。

ペンタトニックスケール」っていうところがポイント。

それからギター初心者に一番おすすめのキーだったりします。

弾き散らかす

ギターにとってのEマイナーキーの重要性は実はodasis-tudioの初投稿で説いています。

Emキーで弾き散らかしてこそギタリストでしょ! – odasis-tudio

長いし口説いんですが、記念すべき第1号記事なのであんまり変えたくない。

内容をざっくりまとめると

といったところです。

読まなくてもいいです。

Gメジャーならではの超省エネフォーム

このキーの真骨頂です。

Gメジャーキーでは、(ほぼ)すべてダイアトニックコードを薬指・小指を動かさずに作ることができるのです。

各コードの押さえ方

それぞれのコードの押さえ方を見てみます。

G↓

G

Am↓

A7sus4(ギターコード)

Bm↓

Bm(♭13)(ギターコード)

C↓

Cadd9(ギターコード)

D↓

Dsus4(ギターコード)

Em↓

Em7(ギターコード)

Am、Bmあたり少しマイナー感が薄れますが、一連のコード進行の中で聴くと馴染みます。

いいところ

悪いところは単調になるのとずっと押さえっぱなしの薬指・小指がしんどいことです。

かのoasisも……

oasisのノエル・ギャラガーがこのボイシングを多用します。

超有名なこの曲は2カポ↓

4カポでも綺麗に響きます↓

初心者に優しい

ギターで美しい音を出すために重要なのは弦を押さえる左手ではなく弦を弾く右手です。

Fが押さえられずに挫折する

というのはよく聞く話ですが、本当の罠は

Fを克服したときには既に身についてしまったかもしれない右手の悪い癖

なんですよ。

上記の省エネボイシングは左手をほとんど意識しなくてもよいため、右手の上達に効果的です。

Fなんてそのうち押さえられるようになるからさ。

右手を練習しよう。

まとめ

Gメジャーは初心者におすすめの何かとおすすめなキー。

おまけにodasisの弾き語りをどうぞ↓

カポタストの位置の正しい選び方。ギタリストは演奏キー(Key)にこだわろう!

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ライタープロフィール

odasis

作曲家・ギタリスト

odasis

サウンドクリエイター・ギタリスト。

・島村楽器「録れコン2017」グランプリ。

・島村楽器「録れコン2015」ベストプレイ賞。

・クレオフーガ「ラフ・ダイアモンドVOL.2」入賞。

ウェブサイト:http://odasis.net

Twitter:odasis

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