ギターのピッキングについて、あるスポーツの例えで説明するとしっくりくる件
前回、単音ピッキングはただの小さいストロークだという記事を書きました。
「単音弾きはただの小さいストローク」だと分かってからアコギが超上達した件
その後、自分がギターを始めて最初の数年間を思い出していたら、特に初心者が気にすべきことが見えてきました。
今回それを皆さんに伝えようと思います。
野球のピッチングに例える
うまい比喩や言い換えをする時は、僕の場合、野球の例えで大体はうまくいきます。
ギターの弾き方もしかりで、野球のピッチングに例えると、ものすごくしっくりくるのです(笑)。
野球に詳しくない人も内容は伝わるはずなので、ブラウザを閉じないで最後まで読んでね!
さて。
どんなピッチャーにおいても、基本にして神髄。
それは外角低めの切れの良いストレートですね。
ギター弾きにとっては、切れの良いストロークと言い換えられます。
どんなに変化球が良くても、キレのいいストレートがあってこそです。
いろんなテクニックも奏法も音の出し方も、キレの良いストロークがあってこそ!なわけ。
まずは、外角低めのストレートを武器にできるピッチャーになりましょう。
本記事の示唆する内容は、キレの良いストレートを外角低めに投げるためのヒントと思ってください。
それでは、初心者が陥りがちなフォームを3つ挙げたいと思います。
1. 角度が悪い
初心者の頃、僕もそうでしたが、ピックガードが傷だらけの人、演奏中ピックが当たってカチカチ鳴る人、要注意です。
前回記事でも書きましたが、ストロークは中心位置と振幅で決まる軌道を描きます。
つまり軌道は基本的に「円弧」となるはず。
でも、初心者はピックが返らず、弦の表面を撫でるような平行移動になりがち。
そのためキレが失われ、ピックガードを叩くカチカチ音だけが響くことになります。
2. 深過ぎる
深く甘い音を出すならともかく、基本的にはピックは弦に浅く当たるべきです。
試しに1弦でトレモロをして見てください。
できてもできなくても良いです。
とにかく自分の中の最速で。
うまくピックを切り返せない人は、多分ピックが深く当たりすぎて、引っかかってませんか?
当たるか当たらないかぐらいの深さを意識すると、もう少し速く弾けませんか?
キレの良いストロークは、ギリギリの浅さを狙うこと。
ピッチャーが外角低めギリギリを狙うのと同じです。
3. 振りが遅い
遅いテンポになると、つられて腕の振りも遅くなる人。
ダメです。
バラードの時はいいかもしれませんが、遅いテンポでもノリや切れを出したいときは、腕の振りはシャープに!
チェンジアップを投げるときも、腕の振りはストレートと同じでなくてはならないのと、一緒ですね。
最後に
……いかがでしたか。
基本をしっかり押さえて、「キレ」を手に入れてくださいね。
ライタープロフィール
ブロガー
pillolow