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【簡単にできる】ギターの最適な管理方法とは?弦は緩めちゃダメ!?
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【簡単にできる】ギターの最適な管理方法とは?弦は緩めちゃダメ!?

パラレル田村です(@parallelleap

先日テイラーギターのロードショーに行ったブログを書きました。

ブログ内では触れていませんでしたがギターの管理方法についてもお話されていたので、今回はそれについてまとめてみたいと思います。

taylor guitarを選ぶ3つのポイント。ギターロードショーに行ってきた

ギターにとって最も快適な状態を考える

誤解を恐れずいうと、ギターも人間と一緒です。

寒くても、暑くてもだめです。

じめじめしすぎも、乾燥しすぎもだめなんですね。

極論ですが、ギターも生きている生き物だと思って接すれば大体それがギターにとって快適な状態といえるんじゃないでしょうか?

かわいいペットをもう何年も孤独に家の裏の倉庫に閉じ込めてなんておけないじゃないですか!

そんなの考えただけでも可哀そう……。

真夏の暑い車内なんか言語道断。

死んじゃいます。

普段からギターを弾く人でも、案外できていないことってあるんですよね。

ソースは僕。(ギターにあまり愛着がなかった。笑)

簡単に始められることばかりなので、ひとつひとつ見ていきましょう!

湿度管理

おそらく一番大事なのがこの湿度管理です。

ギターはそのほとんどが木材でできているので湿度の影響をダイレクトに受ける楽器のひとつです。

湿度が高ければ木は膨張しますし、低ければ収縮し反りなどの原因になります。

僕なんかまさに乾燥肌でリップクリームは必需品です。

家に忘れて外出した際にはコンビニで買っちゃうくらいリップクリーム依存症です(笑)。

クリームを塗ってすぐに治るならいいですが、ギターはそうはいきません。

乾燥で木が割れてしまう前に!湿度管理は重要です。

湿度計と湿度調整剤

まずは湿度がまずどれくらいなのか知ることが大切です。

ギターにとって快適な湿度は50%といわれています。

テイラーギターの無料診断会に行った後

「湿度計すぐにほしい!!家の湿度が知りたいいい!!!」

という気持ちになったのですが、診断会が開催された楽器屋には湿度計は売っていませんでした……。

その後Amazonで買ったのがこちら。

湿度計付きメトロノーム!!!!

もはやほぼメトロノーム!!!

ギターケースの中に入れておきたかったので小さいものが欲しかったんですよね!

KORGさんなら安心かなと思い購入しました。

メトロノームの機能も地味に充実しています!

タップでテンポの調節もできますし、音量も調節可能。しかも音が大きい!

テンポに合わせて左端のランプが点滅するので目視での確認もできる優れもの。

僕が購入したときは1,080円という安さ。おすすめですよ!

これで湿度を把握することはできました。しかし、わかっていても湿度を調整できないことには意味がありません。

そこで活躍するのがこちら

湿度調整剤

です!

これは楽器屋さんで購入しました。無駄にレモンの香りがするやつを買ってみました。

ケースを開けるたびにほのかに香るレモンフレーバー……。

呉市出身ということで瀬戸内レモン押し。まちがいなく瀬戸内レモンではないが。

これも優れもので、ギターケースの中に入れておくだけでギターにとって快適な湿度を保ってくれます。簡単。

すぐに買うべし。

ただ、使い捨てになるのでそのつど交換が必要になってきます。

交換の目安は半年~1年ぐらいだそうです。

僕の場合はギターケースの中に先ほどの「湿度計」と「湿度調整剤」を入れてギターを保管しています。

雨の日や、室内に洗濯物を干す時にはケースに入れて保管が一番ですね。

はやりこまめに気にしてあげることが大切です。

弾かない時も弦は緩めない!!

テイラーギターのロードショーに行って衝撃的だったのがコレ。

テイラー・プロダクト・スペシャリスト虎岩正樹さんいわく

ギターの弦は緩めなくていい!

全国各地でギターロードショーを行いつつこれを広めているそうです。

ギタリストなら一度は耳にする「弾かない時は弦を緩める説」。

楽器屋さんなんかでも弦を緩めた状態で置かれていますよね。

だから試奏する際には店員さんがチューニングしなきゃいけません。

テイラーの社員が日本の楽器屋さんに来る時いつもこのことに驚かれるそうです。

「少なくともテイラーのギターだけはチューニングをした状態で置いてくれ!」

と各地の楽器屋に言っているそうですよ。

海外ではどこの楽器屋もチューニングしてある状態で置いてあるそうです。

テイラーギターは弦を張ってチューニングをした状態がベストコンディションになるように作ってあるで、

むしろ弾かない時に弦を緩める行為はしない方がいいと仰っていました。

弦を緩めたり張ったりするとネックにかかる負荷がその都度変わってしまいます。

程よくテンションがかかった状態を保つことがギターにとって重要なようです。

変則チューニングであろうと、半音下げであろうと、

いつも自分が使っているチューニングのまま保存していれば問題ないとのことでした!

できる限り毎日弾く

最終的にはこれに尽きます。

ケースにしまいっ放しでは状態が悪くなってしまいます。

毎日弾くことでギターのちょっとした変化に気が付くかもしれません。

ギターは「弾けば弾くほど音が良くなる」なんていうじゃないですか。

まぁ本当かどうか不明な部分もありますが、それで自分の腕もあがるなら損はないですよね!

まとめ

ギターとエフェクター

最初にも言いましたがギターのことを生き物だと思って接すればいいんです。

彼女でもいいし、かわいいペットでもいいし。

たかがギター。

されどギターです!一度買ったら手放すことはなかなかないですよね。

愛を持って管理してみてはいかがでしょうか?

きっとギターはそれに応えてくれると思いますよ!

以上。

【簡単にできる!】ギターの最適な管理方法とは?弦は緩めちゃダメ?!

でした!

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ライタープロフィール

パラレル田村

ギタリスト・作曲家

パラレル田村

parallelleap(パラレルリープ)のギター。

ループステーション、ガットギター使ってます。

BGM、音源制作もしています。

ウェブサイト:http://www.parallelleap.com

Twitter:parallelleap

Facebook:parallelleap1

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