ギタースタンドの種類と特徴。意外と知らない基礎知識
皆さんはどうやってギターやベースを保管していますか?
特に数本所有しておられる方は、ハードケースに入れっぱなしにされている方、ギタースタンドにギターを立て掛けている方も多いのではないでしょうか。
もくじ
演奏時間よりスタンドに掛けている時間が長い!
ずっとギターを弾いていられたら、置き場所はあまり考えなくてもいいのですが、長時間演奏しない時間が続くとギターの置き方によってはギターにとってストレスになりかねません。
特に何本もギターを所有しておられる方は、保管方法に気を配ることで、いつでもベストなコンディションを保つことができたり、壊れたりするのを防ぐことができます。
今回はさまざまなタイプのギタースタンドの特徴を紹介したいと思います。
様々なタイプがあります。
一般的なタイプ
このタイプは必ず見かけたことがあるのではないでしょうか。
とにかく安い、軽い、スペースをコンパクトにできるのが特徴のタイプです。(400円〜800円ぐらいです)
お手頃な分、ネジの部分がすぐ壊れたり安定性も低いです。
KC GS-103B
掛け置きタイプ
近年ではこちらの方が一般的かもしれません。
ギターのヘッド部を掛けると前面がロックされるタイプ。
安定感があり、壊れにくい、倒れにくいのが特徴です。
ライブや練習の際などにオススメです。
HERCULES GS414B
HERCULES GS-412B
折り畳みタイプ
持ち運びしやすいのが特徴ですね!
重心を押さえているので安定感もあります。
ネックにストレスがかからないので、アコースティックギターなどにオススメです。
HERCULES GS301B
CHERRY MUSIC S-1 Guitar Stand
壁掛けタイプ(ギターハンガー)
壁掛けタイプ(ギターハンガー)はボディーやネック全体に負担がかからない、風通しが良い場所におけるので「ギターにも優しい」特徴があります。
スペースもとられることがないので、長時間外に出しておきたいなら、この方法がおすすめです。
HERCULES GSP39WB
何本も立て掛けられるタイプ
ギターを何本も所有している、頻繁に使用する時におすすめのタイプです。
サイズは大きいですが、安定感があり設置面積は最小限に済むのでおすすめです。
Euro Style ESG-3408(7本掛けギタースタンド)
HERCULES GS525B(5本掛けギタースタンド)
変わったタイプ
どこでもギタースタンドのタイプ。
Planet Waves PW-GR-01
八方に掛けられるタイプもあります。
キクタニミュージック GS-109B/3
自作タイプ
材料などホームセンターなど比較的安くで揃えることができ、自作できます。
自分にあった仕様にして、強度などの問題は自己責任で作成しましょう。
注意!高級ギターにはラッカー対策が必要!?
高級ギターやビンテージギターは、ギターネックをラッカー塗装(薄い塗装)の仕様が多いです。
一般のギタースタンドタイプでは、ネックに当たる部分とボディエンドに当たる部分が、クッション性のあるゴムのカバー仕様になっているのですが、このゴムの部分とラッカー塗装部が接すると化学反応を起こし「塗装部が溶ける」「変形する」ということがあります。
特に長時間保管する際には、楽器本体とゴムの部分直接触れないように気をつけましょう。
予防するために、ギタースタンドに装着できるモール1セットが200円〜500円ぐらいで、売っています。
スタンド用ギターブラジャー
最後に
大切なギターを扱うためには、保管方法も大切です。
これを機会にギタースタンド環境を見直してみてはどうでしょうか!
ライタープロフィール
スタジオラグ
中尾きんや
スタジオラグスタッフ
ウェブサイト:https://www.studiorag.com
Twitter:kin_kinya