ギタリストのあなた、音楽理論を学ぶ順番って気にしてますか？
ギターをはじめてしばらくたつと、音楽理論も知りたいと思う方は多いのではないでしょうか？
しかし、何から覚えていっていいか分からずに闇雲に勉強していると途中で挫折してしまいます。
この記事では、基礎的な音楽理論を学ぶオススメの順番をご紹介します。
これから学ぶ方はこの手順をぜひ一度お試し下さい！
すでにある程度、理論を理解している方はご自身の知識のチェック表としてご活用くださいね。
もくじ
実は……スケールを覚えるのはわりと後
理論を知ろうとした時にスケールをいきなり覚えようと思ったりしていませんか？
基礎運指練習などで、メジャースケールを用いた練習フレーズが教則本の最初の方によく出てくるので、このようなイメージになる方が多いみたいです。
しかし、理論的背景のないスケール練習はどちらかというと指の筋力やピッキングを鍛えるフィジカル的要素になるので注意が必要です。
オススメの理論習得手順
進めていくべき理論のステップを8つの項目に分けました。
あなたの理論の理解度のチェック項目や、これから理論の知識を学んでいく際の道しるべとしてご活用ください。
1. 音名
「ドレミファ〜」のことを「CDEF〜」とギターでは表現したりしますよね。
ここを軽くみてはいけません。
ギターと結びつけて実践で使えるようになるには、音名とフレット名とリンクさせるように覚えてみてください。
2. 音符の長さ（リズム）
理論ではないように見えますが、音の長さを体系的に記号で読めるようにしましょう。
3. インターバル
音と音の距離にも名前がついています。
ドからレまでの距離を2度と表したりします。
4. コードの作り方
例えば、自分が押さえているCコードはなぜCコードと呼ばれているのか？
こんなところを把握しましょう。
5. スケール
1から4の項目を理解してからスケールを把握していくとことによって、理解の進み方が変わります。
6. ダイアトニックコード
スケールから導かれるコードのこと。
いきなりこの項目から手をつけて挫折する人も多いので、ここまでの項目を理解してから取り組みましょう！
7. コードの機能
曲のコード進行の仕組みを学びます。
これができれば、好きな曲の分析もできます。
8. キーの理解
7の項目と重複する部分もありますので、7、8の項目はセットで覚えてもよいと思います。
キーとコード機能がわかれば曲を覚えるのが早くなります。
この辺りは、私のギター教室で対面レッスン、オンラインレッスンでよくお話しています。
関連URL：ベーシックギターレッスン
最後に
8つの項目をまばらに覚えていた方は、一度最初からゆっくり知識確認をしてみるとよいと思います。
また理論が演奏より先行してしまうと本末転倒です。
ギターとリンクするようにゆっくり覚えていきましょう。
こちらの内容を動画でもお話ししております。
記事と合わせてご覧いただければ幸いです。
ライタープロフィール
ギタリスト / ギター講師
武田 展明
神奈川県藤沢市育ち。
ギターを大谷レイブンに師事。
2007年FM横浜主催インディーズ音楽番組にエントリー。
同番組で視聴者投票を3か月連続で月刊チャンピオン受賞。
その後、番組においての年間グランプリを受賞。
その他、Web CM、雑誌への楽曲提供。
ライブペインティング、他ジャンルアーティストとのコラボレーション、野外ライブ、バンドサポート、セッションライブ、セッションホスト、レストランでのアコースティックライブなどで活動。
現在は自己のオリジナルバンド、エアネコレクターで活動中。
1st EPをApple music,Amazon,などから配信中。
エアネコレクター:Facebook：
https://www.facebook.com/airnecollector
ギター講師としてギター教室、ベーシックギターレッスンにて東京都町田、神奈川県藤沢市でギターレッスン開催中。
YouTube動画でもギターや音楽について配信中。
ウェブサイト：https://basic-guitarlesson.jimdo.com
Twitter：enjoy_guitar
Facebook：basicguitarlesson
YouTubeチャンネル：https://www.youtube.com/channel/UCUjSX8A4315fpXt_hdI03Cw