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【故障かな?】ギター機材のトラブルシューティング
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【故障かな?】ギター機材のトラブルシューティング

スタジオでもよく目にするギターのトラブルについてトラブルシューティングを書きたいと思います。

まずトラブルの原因の特定をすること

トラブルが起った場合は、「ギター?」「エフェクター?」「シールド?」「アンプ?」原因がどこにあるか追求する必要があります。

例えば「音が出ない」ときは

まずギターをアンプに直接さしましょう!

これで音が出れば、「ギター」「アンプ」「その時使用してるケーブル」には問題ないです。

もし音が出なければ、「ギターを抜き、違うアンプにさしてみてチェック」しましょう。

それで音が出れば、初めに鳴らしてたアンプに問題は特定できます。

それでも音が出ない場合はギター自体に問題がある場合がほとんど…と言った具合に、一つずつ焦らず確かめて行く必要があります。

この時に大事なことは音源にもっとも近いところからチェックしていくということです。

※エフェクターも一つずつ確かめます。

電池の消耗

電池

電池を使用してることも多いと思います。

「電池切れ」そんなトラブルが起きたときにスムーズに対応できるようにスペア電池は常備しておくようにしましょう。

エフェクターは電池駆動で動かしてる場合は「インプットジャックにケーブルをさしたままにすると消耗」します。

プリアンプが搭載されてるギターは電池を使用してる場合が多いと思います。消耗にも敏感です。

ノイズが出たり、出力が下がるなどの症状が現れたらすぐ交換しましょう。

ギター弦がよく切れる

ギター ブリッジ

ピッキングが強すぎることが原因の場合もあります。一度ピックを柔らかいピックに交換してみてはどうでしょうか。

あとはブリッジの異常が疑われます。

サドルの溝の部分が弦に合っていなかったり、または鋭角な部分が弦に当たっている場合は減が切れやすくなります。

楽器屋さんへ相談していきましょう。

ライブやスタジオなどで突然切れたときにでもすぐ対処できるよう、ギター弦のスペアは普段から常備しておきましょう。

アダプターやケーブルが内部で断線

アダプター

よほど安価のものでなければ、勝手に断線というのは考えにくいのですが、持ち運びする機会も多いと思うので、その中で無理なストレスがかかっているのかもしれません。

どこで断線してるか自分で特定できたらいいのですが、分からない場合は潔く新品を買いましょう。

突然のトラブルに備え、スペアのシールドや電源アダプターも持ち運ぶようにしておきましょう。

音が歪む

ボリュームノブ

意図的でない歪みが発生してる場合です。

アクティブのギターの場合は電池の消耗も考えられますが、それ以外だとギター本体側の出力にも問題があるかもしれません。

接続したアンプ、エフェクター、接続された機器側で入力が過大となっている場合、機材側での歪みが発生します。

本体側のボリュームを下げてみて歪みがおさまる場合、これらが原因と考えられます。

また、アンプのマスターボリュームが大き過ぎる場合も機器側で歪むことがあるので、ボリュームを上げ下げして歪みの有無を確認しましょう。

あとバッファー付のエフェクターも実は見落としがちです。(←これが原因のときも)

アンプからのノイズ

Roland JC-120UT

ギター・アンプから発生するノイズではハム・ノイズが一般的ですが、その原因も蛍光灯等の照明器具や電源系統、弦アース不接地、ピックアップやシールドの絶縁不良等 様々な要素があり、結果的に音の最終出口であるアンプのスピーカーから発せられます。

正常時:アンプ自体から発せられるノイズはほとんどありません。

チェック方法としては各種入出力に何も接続しない状態でアンプに電源を入れ、Volをゼロにした状態のノイズを確認してみることをお勧めします。

その状態で大きなノイズが発生しているようであれば、アンプの修理が必要かもしれません。

ジャックの陥没

ギター ジャック

ギター本体も、アンプも、「ナット&ワッシャー」が緩んだ状態で使用してると、いつかは陥没します。

ライブ前や普段のメンテナンスで、増締めするなどしておけば急に陥没することは避けられます

すぐ治るとは限らない!閉店時間は20:00!?
楽器屋さんへは、お早めに!

楽器店 イメージ

ライブまでに修理を完了させたい!自分で修理できない場合は、楽器屋さんへ持って行きましょう!

ただし、修理の状況によっては期間や時間がかかる場合があります。

交換パーツが必要な場合もあります。

楽器を預ける覚悟も必要だと思いますので、余裕を持って修理依頼しにいきましょう。

そして楽器屋さんの8割は、閉店時間が20:00です!

持って行くタイミングもスケジュールに入れていきましょう。

あと年末年始や、連休中はメーカーなどが、休みのところも多いので、平日持って行くとスムーズな場合も多いです。

修理代は仕方ないこと

修理 イメージ

自分で修理できない場合は、ギターリペア、修理代というものはどうしてもかかってきます。

ギターの種類も様々でパーツも少ないことも多かったり、修理の手間もかかる場合や技術が必要な場合もあります。

時には買い替えも..使用してて壊れたり、不具合が出るのは当たり前のことだと思って「普段からのメンテナンス、パーツ交換」はコマメに行うようにしましょう。

エフェクターなどは購入日付、購入店舗が記載された保証書をきちんと保管しましょう。

無償修理を受けられる場合があります。

あなたの愛してるギターを救えるのは「あなたの行動」しかありません。

ざっくりとでしたが、参考になりましたか。

普段起こるトラブルなんて、全然恥ずかしいことでも珍しいことでも運が悪いことでもありません。

それにどう対応していくか、予防できるかに目を向けていきたいものですね。

参考:楽器のリペア。修理代はいくらかかるか?

ライタープロフィール

中尾きんや

スタジオラグ

中尾きんや

スタジオラグスタッフ

ウェブサイト:https://www.studiorag.com

Twitter:kin_kinya

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