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おすすめのハードロック・ヘビーメタル
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ハードロックの名盤。一度は聴きたいおすすめのアルバム
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ハードロックの名盤。一度は聴きたいおすすめのアルバム

ハードロックという音楽ジャンルは、ブルースの影響から生まれたロックの発展形であり、大音量でラウドなギターを鳴らすアグレッシブなサウンド……というのが基本的な定義となっております。

とはいえ、ヘビーメタルとの違いもよく分からないという方も多くいらっしゃいますし、聴く人によって解釈の違いが生まれることもあります。

そこで今回の記事では、ハードロックと呼ばれるバンドのアルバムに興味がある、これから聴いてみたいと思われている方に向けて、音楽史に残るハードロックの定番の作品をご紹介。

まずはここから、といったアルバムを多く取り上げておりますので、ぜひチェックしてみてください!

もくじ

ハードロックの名盤。一度は聴きたいおすすめのアルバム

Hysteria

HysteriaDef Leppard

1980年代初頭に巻き起こったニュー・ウェイヴ・オブ・ブリティッシュ・ヘヴィメタル、いわゆるNWOBHMと呼ばれるムーブメントの代表的なバンドの1つであり、世界的な商業的成功を収めたデフ・レパード。

1980年のデビュー当時からヒットを飛ばしていた彼らですが、最年少のドラマーであるリック・アレンさんが交通事故で左腕を切断という重大なトラブルが起こってしまいます。

それでもバンドはアレンさんの回復を待ち、右腕と両足だけで演奏できる電子ドラムの開発とリックさん自身の猛練習の成果もあり、再びアレンさんがドラマーとして復帰を果たし、1987年にリリースされたアルバムが、代表作と言える『Hysteria』です。

質の高いサウンド・プロダクションと充実のソングライティング、メンバーが一丸となって制作された楽曲はいずれも名曲ぞろいで最高にポップかつキャッチーな出来栄え。

あまりヘビーすぎる音はちょっと……という方であって聴きやすい名盤ですよ。

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Machine Head

Smoke on the WaterDeep Purple

ロックの歴史に残る名曲『Smoke on the Water』のイントロで飛び込んでくる、あまりにも有名なメインのギター・リフは、ロックを愛するギタリストであれば一度は挑戦したことがあるのではないでしょうか。

1968年にイギリスで結成されたディープ・パープルは、後続のハードロック・バンドに多大なる影響を及ぼした伝説的なバンドです。

素晴らしい名曲や名盤の数々、そして多くの名プレイヤーを輩出した彼らが1972年にリリースした傑作アルバム『Machine Head』を今回は紹介しましょう。

冒頭で述べた『Smoke on the Water』を筆頭に『Highway Star』など、彼らのライブのレパートリーとして欠かせない代表曲が多く収録されている作品です。

ハードなギター・サウンドの中で縦横無尽に鳴り響くハモンド・オルガン、クラシックの素養を感じさせるバンド・アンサンブルはすきのないクオリティを誇っておりますね。

同年に発表された、日本武道館公演を収録した『Made in Japan』もオススメです!

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Led Zeppelin II

Whole Lotta LoveLed Zeppelin

圧倒的な人気や知名度、後続のバンドへの影響、音楽史に残る記録的なレコードの売上を含めて、イギリスが生んだ最大のハードロック・バンドと言っても過言ではないでしょう。

1968年の結成からオリジナル・ドラマーのジョン・ボーナムさんが不慮の事故でこの世を去った1980年までの10年弱というキャリアの中で、バンドが遺した偉大なレガシーの数々は、ハードロックやヘビーメタル、オルタナティブロックなどジャンルをこえて愛され続けています。

そんな彼らのアルバムから1つ挙げるというのは難しい選択ではありますが、今回は英米でチャート1位を獲得、その地位を不動のものとしたセカンド・アルバム『LED ZEPPELIN II』を取り上げます。

1969年にリリースされ、アメリカだけでも1,200万枚以上売れたという本作は、初期の彼らの若さにあふれた勢いと高い演奏能力から繰り出されるハードなサウンドが文句なしにカッコいい!

70年代ハードロックの盛り上がりの先駆け、とも言えるアルバムかもしれませんね。

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Destroyer

Detroit Rock CityKISS

白塗りと派手な衣装で決めた奇抜なルックスは、たとえバンドのことを知らずとも一度は目にしたことがあるのでは?

アメリカはニューヨーク出身のキッスは、ロックの歴史において後続のバンドたちに強烈なインパクトと多大な影響を与えた存在です。

中心メンバーのジーン・シモンズさんとポール・スタンレーさんが1970年に前身となるバンドを結成、1973年にキッスと改名するも数年は下積み時代が続きますが、ライブ・パフォーマンスの凄まじさが話題を呼び、徐々に人気を得ます。

そして満を持して1976年にリリースしたアルバム『地獄の軍団』が世界的なヒットを記録、人気バンドの地位を確かなものとするのです。

彼らの真骨頂はやはりライブにあると言えますが、キャッチーなメロディ満載でバラエティ豊かな名曲がずらりと並び、よりプロフェッショナルなミュージシャンとして成長を遂げた『地獄の軍団』は、バンドの入門編としては最適な1枚と言えるでしょう。

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Jailbreak

The Boys Are Back In TownTHIN LIZZY

ベース兼ボーカリストとしてフロントに立つフィル・ライノットさんを軸として、2本のレスポールによる哀愁のツイン・リード、タイトかつしなやかなドラムから繰り出されるハードロック・サウンドは、見た目も音も最高にかっこいいですね!

アイルランドが世界に誇るバンド、シン・リジィはデビュー当初は伝統的なアイリッシュ音楽とロックを融合するといった実験的なサウンドを展開していましたが、後に冒頭で触れた体制へと移行し、人気バンドの仲間入りを果たします。

代表作の『Jailbreak』は1976年にリリースされた通算6枚目となるアルバムで、日本では『脱獄』という邦題でもよく知られていますね。

流麗なツイン・リードから織り成すリフがあまりにも有名かつキャッチーな名曲『The Boys Are Back in Town』をはじめとして、シングル・ヒットを飛ばした人気曲が多く収録されており、最盛期を迎えたバンドの勢いと個性とがそのまま音となって表現された名盤です。

ハードロック初心者の方であっても聴きやすい、キャッチーかつポップなメロディも豊富でオススメです!

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Back In Black

Back In BlackAC/DC

1973年のバンド結成以来、シンプルながらもゴキゲンなギターのリフとブルースの香り漂うフレーズ、最高にキャッチーなメロディと派手なシャウトで記録的な成功を収め続けてきた奇跡的な存在、それがオーストラリアが生んだAC/DCです。

バンドの要であったリズム・ギタリストのマルコム・ヤングさんの死を乗りこえて、2020年には新作『POWER UP』をリリースして世界中でヒットを記録、健在ぶりをアピールしましたね。

そんなAC/DCを世界的なバンドへと押し上げたアルバムといえば、やはり1980年にリリースされた『Back In Black』でしょう。

オリジナル・アルバムとしてはあのマイケル・ジャクソンさんの『スリラー』についで、世界で2番目に売れたというこのアルバム、新ボーカリストとしてブライアン・ジョンソンさんを迎えて制作された最初の作品であり、バンドの基本的な魅力がすべて詰まっていると言っても過言ではありません。

小難しいことなどは一切抜き、ハードロックの醍醐味をこれでもかと楽しめる逸品です!

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