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『日本の伝統』純邦楽の日本の祭ばやし
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『日本の伝統』純邦楽の日本の祭ばやし

日本のお祭りにはかかせない祭りばやし。

和太鼓や笛、すりがねなど、日本人ならどこかで必ず耳にしたことがある和楽器の音で奏でられる音楽です。

純邦楽としてくくられる祭りばやしは、古くから全国各地のお祭りで演奏され、親しまれてきました。

この記事では、そんな各地の祭りばやしをたっぷりと紹介していきます!

あなたの地元の祭りばやしは載っているでしょうか?

「こんな祭りばやしもあるよ!」などの情報があれば、ぜひ教えてくださいね!

『日本の伝統』純邦楽の日本の祭ばやし

日高囃子

日高火防祭は、人間の力ではどうしようもない火災を神仏の加護によって守るためにおこなわれているお祭りです。

旧暦の1月22日に日高妙見社の日は「火」に、瑞山神社の瑞は「水」に通ずるといわれ毎年おこなわれています。

伊達宗景公がかつて江戸にいたとき、一瞬にして燃え広がる江戸の火事をみて、考えついたそう。

当時の日本では、火事は本当に怖いものだったのですね。

日高囃子の吹き初めは日高神社拝殿、幣殿でおこなわれます。

囃子と名前がついていますが、音楽は神楽と囃子のどちらもが感じられますね。

平川雅子(ボーカリスト:坂田水雅子)

宮田ぎおん祭 太鼓まつり囃子

長野県上伊那郡宮田村で行われる宮田ぎおん祭では、子供たちが担当する祭りばやしのパワフルな音色が見どころの一つです。

子供たちの熱い演奏、空間や体中に響く太鼓の振動は気持ちよく、そのリズム感を肌で感じられるのではないでしょうか。

祭りばやしは、地方や祭りごとに異なる特徴を持っています。

その歴史と伝統のある祭りばやしを聴かれる機会があれば、ぜひいろいろ聴いて、昔からの日本の文化に触れてみてください。

きっと楽しいはずですよ。

平川雅子(ボーカリスト:坂田水雅子)

江戸祭囃子

東京のお祭りの代名詞とも言える『江戸祭囃子』ですが、なんとその歴史は大変古く、江戸幕府8代将軍・徳川吉宗の時代に誕生しました。

『江戸祭囃子』は、組曲のように構成が決まっています。

演奏する人は「囃子方」と呼ばれ、はんてんに白足袋という衣装が特徴的です。

神田囃子

神田流の祭り囃子は、昭和34年以降ずっと中断していました。

しかし昭和54年1月に『神田囃子』が復活。

現在では小、中学生が中心的に活動しており、祭囃子を盛り上げています。

その伝統的な祭囃子は、いまなお大切に受け継がれています。

花輪囃子

『神田囃子』『祇園囃子』と同じく、日本三大囃子のひとつである『花輪囃子』。

掛け声を入れながら楽しく陽気に奏でられ、これぞ祭りばやしという感じですね。

『花輪囃子』は、秋田県鹿角市花輪のお祭り『花輪ばやし』の屋台行事で聴けます。

『花輪ばやし』は毎年8月19日・20日におこなわれており、鹿角市に夏の終わりを告げる大切な行事です。

ささしな

秩父屋台囃子

「秩父屋台囃子」とは、埼玉県秩父地方に広く分布し、それぞれの地区で古くから伝承され、その祭礼で演奏されてきた祭りばやしのこと。

使う楽器は主に三味線・太鼓・笛・かね。

秩父夜祭として有名な埼玉県秩父市秩父神社祭礼で奏でられる秩父屋台囃子は、締太鼓・大太鼓が加わります。

屋台の円滑な運行をはかるおはやしといわれており、締太鼓は「さざ浪囃子」と呼ばれる韻律的リズムを繰り返します。

ささしな

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