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有名な賛美歌・聖歌一覧
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有名な賛美歌・聖歌一覧

世界中で愛されている賛美歌。

キリスト教の神をたたえる歌として知られている賛美歌ですが、日本では仏教徒が多いため知名度は決して高くありません。

優れた楽曲も多いのですが、探しづらい部分が難点ですね。

今回はそんな賛美歌の有名な作品をピックアップしてみました。

作品が作られた経緯や、歌詞の意味なども細かく解説しているので、賛美歌の知識がない方でも楽しめる内容です。

日々のストレスで疲弊しきった心を賛美歌で癒やしてみてはいかがでしょうか?

それではごゆっくりとお楽しみください!

もくじ

有名な賛美歌・聖歌一覧

いつくしみ深きJoseph M. Scriven, Charles Crozat Converse

日本ではなじみの深い『いつくしみ深き』。

聞き慣れた曲ということで、葬儀や結婚式、入学式でも歌われることがあります。

作曲家のチャールズ・コンヴァースが当時、作者不詳であったこの詞に感銘を受け曲をつけて完成したと言われています。

作詞者ジョセフ・スクライヴンの婚約者が結婚直前に亡くなり、深く悲しみ失望していた彼が、その苦しみの中でイエス・キリストに祈り、全ての苦しみをイエスにゆだねた時に生まれた詞といわれています。

「悲しみや困難が訪れたとき、イエス・キリストはいつでも見守っている」という思いが込められている賛美歌です。

HATSUMI

讃美歌461番「主われを愛す」Anna P Warner

日本人が始めて日本語で歌い、日本人に最も愛唱されたと言っても過言ではない讃美歌『主われを愛す』。

元の歌詞は1860年に出版されたアンナ・ワーナーの小説『Say and Seal』の一節で、主人公の少女フェイスが見守るなか天に召されようとする、幼いジョニーの口から漏れ聞こえる歌からきています。

この曲の旋律、どこかで聞いたことがあるような気がしませんか?

実は、童謡『シャボン玉』の曲調と非常に良く似ていて、さらにどちらの歌も「消え行く幼き命への祈り」を歌っているという共通点があります。

HATSUMI

讃美歌320番「主よみもとに近づかん」Sarah Adams

『旧約聖書』の中の一節を基に、イギリスのサラ・フラー・アダムスによって19世紀に詩が書かれました。

現在知られている旋律は、アメリカの作曲家ローウェル・メイスンによって書き起こされた旋律が基となっています。

1912年、豪華客船タイタニック号が沈没する際に、沈みゆく船上で同船の弦楽奏者たちがこの曲を演奏したといわれています。

この話は1997年の映画『タイタニック』の中でも描写され、この曲が広く知られる一助となりました。

HATSUMI

Guide Me Oh Thou Great RedeemerCharlotte Church

12歳にして天才歌手としてデビューしたウェールズの歌姫である、シャルロット・チャーチさんの名曲『Guide Me Oh Thou Great Redeemer』。

キリスト教信者が信仰を続ける大きな理由のひとつは、神様に導いてもらえるからです。

日々生活する中で私たちは常に選択をしながら生きています。

その選択の積み重なりがその人の人生になります。

もちろん、選択する上で迷ったり、苦しんだりすることもあり、正しい道がわからなくなることもあります。

そんな時に、私たちを導いてくれる神様をたたえた1曲です。

宵待ジェーン

アメイジング・グレイスJohn Newton

イギリスの牧師ジョン・ニュートンによって作詞された賛美歌です。

ニュートンが牧師になる以前、黒人奴隷を輸送するいわゆる「奴隷貿易」に関わっていた時の体験を基にして書かれています。

黒人奴隷貿易に関わったことに対するニュートンの悔恨と、それにもかかわらず許しを与えてくれた神の愛に対する感謝が歌われています。

現在では、特にアメリカで最も慕われ愛唱されている曲の一つであり、バグパイプで演奏されることもあります。

HATSUMI

Dear Lord and Father of MankindChoir of King’s College

長編詩『ソーマの醸造』をもとに制作された『Dear Lord and Father of Mankind』。

神への切実な祈りがこめられた賛美歌であり、世界中の礼拝堂で歌唱されている楽曲です。

こちらはキングス・カレッジ合唱団が歌唱しており、歌の場面に応じてみごとなクレッシェンドが披露されています。

語りかけるように歌ったり、力強く歌うことで意志をこめたりと、深いテーマ性を感じられる賛美歌です。

心に安らぎをくれる穏やかな歌声やメロディーに耳を傾けてみてくださいね。

無糖

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