【ロックバンド顔負けの】アイドル現場でのリフトとは
ロックバンドのライブでよく見かけるリフト。
ライブに参加したファンが別のファンに持ち上げてもらうことを意味しますが、実はアイドル現場でもおこなわれているのです。
今回はそんなアイドル現場でのリフトについてお話します。
リフトとは
まず、リフトについて説明します。
オールスタンディングのライブでファン2~3人が別のファンを頭上に持ち上げる行為。
おもに持ち上げられるヲタの推しメンの魅せ場のタイミングで発生し、リフトされたヲタは必死でガッツかなければならないのが暗黙のルールである。持ち上げられて高まった場合、ダイブに発展するケースがある。
【モノノフ用語辞典】Momopedia ♥ ももパワー研究会
後ろからライブを見ていると、観衆の中でポツンと頭が出ている人が見えたりしますよね。
それがリフトをされている人です。
https://www.youtube.com/watch?v=CTNM3K7ojQc
リフトされた状態で一定時間キープしていますね。
アイドル現場と言われるアイドルのライブは、実はロックバンドのライブ並みに激しかったりするものなのです。
アイドルのライブといえば、みなさんオタ芸などが思いつくでしょう。
しかし、実はアイドル現場ではオタ芸ってなかなか見かけないものなのです。
オタ芸は、かなり腕を振り回すので広い空間がないとできないですからね。
なので、アイドルのライブの盛り上がりとして、ロックバンドのライブのような激しいモッシュ、リフトなどがあります。
基本的に、アイドル現場でのリフトは、自分の推しがソロパートを歌っているときにします。
やり方は、リフトをしてもらう人の足を2人がかりで片足ずつつかんで持ち上げます。
リフトをしてもらう人は、事前に近くにいる屈強そうな男の人に頼んで上げてもらいます。
そして推しのカラーのサイリウムなどを持って全力で推しに捧げます。
上げてもらってからは基本的に何をするかは自由。
この動画では、落ちサビでリフトが上がっていますね。
この人はケチャというのをして捧げています。
リフトの注意事項
また、リフトというのは迷惑行為と認識されてしまうこともあります。
アイドルによっては、運営側がルールとして禁止していたりします。
BiSHというライブが激しいと有名なアイドルでも、リフト、ダイブやサーフは禁止となっています。
【ダイブ・サーフ禁止のお知らせ】BiSH NEVER MiND TOURよりリフト禁止はもちろんのこと、ダイブ、サーフも禁止となります。発見した瞬間にライブ終了となります。よろしくお願いいたします。
— BiSHオフィシャル (@BiSHidol) January 4, 2017
天晴れ!原宿というアイドルでも禁止行為とされています。
https://twitter.com/rk_harajuku/status/942409861249171456
目の前の人がリフトをしていると、もちろんステージが見えないですよね。
それは、リフトをしている人は分かっていなければいけません。
このリフトという行為は賛否両論ありますが、ライブが盛り上がるというところで言えば、「さっきのリフト最高に良かったぞ」と、いいライブを作るひとつの要因になることは事実です。
アイドルのライブは、ステージにいるアイドルは全力で歌って踊り、見ているファンが全力で盛り上げてライブを作るというものなのです。
お互いがぶつかり合って、初めていいライブが生れるのです。
なので、ファンがリフトという形で全力を出したということなのです。
しかし、リフトをするという人は周りのファンはもちろんのこと、必ずアイドルの気持ちを考えてあげなければいけません。
アイドルが嫌がることをしてしまえば、ただの自己満足です。
それでも良いと言う人もいて、もちろん、その意見も間違っていません。
しかし、アイドル側もオタク側も両方が楽しかったと思えるライブが、最高のライブではありませんか。
つまり、見極めも大事なのですね。
空気を読むということです。
また、有名なアイドルになればなるほど、女の子のファンも多くなります。
リフトに失敗して、女の子の上に倒れてしまうのは危ないので、そこも気をつけないといけないですね。
リフトをしてもいい現場、環境であればいいリフトが生れるのではないでしょうか。
禁止されている現場でのリフトは絶対にだめです。
さいごに
最近の有名アイドルの現場では、女性限定エリアが設置されていることもあります。
気になるアイドルがいるけど、ライブに行くのが不安だなという女の子もこれで少しは不安が解消されるのではないでしょうか。
個人的には、ライブの落ちサビでいいリフトが上がると、すごい!と思って盛り上がるのですが、ダイバーに上に乗られて痛い思いをしたこともあります。
通っていたアイドル現場でダイブ、リフト、サーフが禁止されたときは少し寂しい気持ちになりました。
しかし、禁止されたらされたで、別の盛り上がり方を見つけたり、ライブに集中できるようになりました。
アイドルと運営の気持ちを理解して、一緒に楽しむというのが大事なのかなと思いました。
ライタープロフィール
アイドル大好きライター
ゆみ
高校生のときにBiSに出会いそこからアイドル沼にはまっています。
ロック系のアイドルソングが大好きです!
軽音部ではドラムもやっていましたが才能が無く、すぐに断念……。
小学生からダンスが趣味で、最近は和物HIP HOPに心酔してます。
アイドルとラップで息しています!