【Arbusのギタリストが選ぶ!】ギターリフがカッコいい邦楽の名曲
この記事では、テクニカルかつ楽曲の完成度を重視したギタープレイに定評がある、京都のカオティック・ ハードコア・バンド、Arbusのギタリスト、池住祥平氏にさまざまなジャンルからギターリフの優れた楽曲をピックアップしてもらい解説してもらいました。
彼の独自の視点で、歴史の中から名ギターリフを紹介します。
洋楽に続き、ここでは邦楽をピックアップ!
ギターリフにこだわっている人、ギターリフ好きの方はぜひ参考にしてみてくださいね!
もくじ
【Arbusのギタリストが選ぶ!】ギターリフがカッコいい邦楽の名曲
KOROSUBORIS
海外での評価が高い東京のヘヴィロックバンド。
この時期はサイケ、ストーナー色が強く、ファズをコンプでぶっ潰した音質が非常に気持ちいいです。
その名も「Heavy Rocks」というアルバムに収録されていますが、名リフ揃いです。
Satori PartⅠFLOWER TRAVELLIN’ BAND
ボーカルがジョー山中、プロデュースが内田裕也、アルバムがSatori PartⅠ~Ⅴの組曲。
現代の価値観では理解されづらいかもしれませんが、間違いなく日本のロックの最高峰です。
今となってはあまり語られることもありませんが、日本語ロック論争の英語詞サイドの代表各であり、音楽史としても重要です。
SKUNKBLANKEY JET CITY
BJCでもっとも好きな曲の一つ。
イントロのギターリフは最高にクールですが、弾きながら歌うの難しすぎませんか。
あまりリフで語られることのないバンドですが、ロックともブルースともジャズとも取れる個性的なリフがたくさんあります。
世界の終わりTHEE MICHELLE GUN ELEPHANT
ブルース・ガレージパンクを貴重とした音使いに、時折入るマシンガンのようなブラッシング。
日本は大変惜しいギタリストを亡くしました。
ミッシェルと凡百のガレージロックバンドとの違いは、このギターリフとキャッチーなサビメロの絶妙な配合にあると思います。
悲しきASIAN BOYTHE YELLOW MONKEY
日本のギターリフと言われてイエモンを出さないわけにはいきません。
7thの音を使ったワイルドなリフと、完全に歌謡曲なサビの共存がこのバンドの持ち味です。
こういう音使いをするバンド、2000年代以降はあまり見なくなりましたね。
Going To The MoonTRICERATOPS
トライセラはデビュー当時はいわゆるロキノン系だったと記憶していますが、当時のそういったバンドの中でももっとも正統にクラシックロック、ソウルの系譜を受け継いでいるのではないでしょうか。