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声に熱(テンション)を表現する方法
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声に熱(テンション)を表現する方法

歌声にどこか熱が足りない……。

淡々とした歌声にお悩みの方も多いのではないでしょうか?

今回は熱のこもった表現豊かな歌声に近づくためのコツをご紹介します。

あなたの声のテンション

歌声には「熱」が必要です。

優しくささやくような歌声でも、その声の奥に「熱」を感じられる声。

そういう声は、人の心と耳を引きつけます。

自分の歌声を録音して聴いた時に、プロ歌手と比べて、「淡々としている」「なんか冷めて聞こえる」という印象を持ったことはないでしょうか??

それは、声に「熱」が入っていないからです。

そんな悩みを解消するために、今回は、声に熱を表現する方法をお伝えしていきます!

自分の歌には、何かが物足りない……と感じている人は、ぜひ、実践してみてください。

発声面から熱を作る

まずは、発声からの視点で熱を作ってみます。

熱を感じる声とは、どういう声か?

声は、息が声帯を通る時、声帯は「閉じる」という作業をおこないます。

すると、そこに息の流れに対して「圧力」が生まれます。

ちょっとかたい話になりましたが、例えると、ドアの隙間から風が「ビュー」と吹いている。

その扉の隙間が狭いほど、圧力は高く、「ビュー」という音も大きくなる、ということ。

隙間が広いと、音は、ほぼ聞こえません=熱が感じられない。

その「ビュー」の音が大きい状態。

つまり、声帯をしっかり閉じる状態を作ることで、声に熱を表現させることができます。

優しいささやき声で歌う時、熱が感じられない声は、声帯を開き過ぎていて、圧力がなく、息漏れているような声に聞こえます。

そして、優しい声でも声帯を少し閉じてあげると、ささやき声でも伝わる声、歌声として使える声を作ることができます。

歌唱面から熱を作る

実は、こちらの方が人間の本質的な方法です。

誰か、身の回りので、声に熱を入れて話をする人を思い浮かべてみてください。

学校の先生、両親、友達、その人達は、熱を生み出す、何かエネルギー源を持っています。

それは、例えば、このようなもの。

こうった状態にあると、声に「熱」が生まれます。

歌の場合は?

もう、分かりますよね。

先に書いた「声帯を閉じる」という発声の動作も、実は「結果」の話だったのです。

だから、歌う時は、自分の気持ちがどういう状態にあるのかによって、声に熱が生まれるかどうかに、大きく関わってきます。

例え、ささやくような歌声でも、熱を入れた声を作っていくことができます。

アマチュアとプロの、大きな違いの一つが、この歌声の「熱量」です。

ぜひ、参考にしてみてください。

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ライタープロフィール

KAN

仙台のボイストレーナー

KAN

東京の大手ボーカルスクールや、横浜のR&B専門スクールの講師として生徒を育成。

喉の構造を、科学的視点から専門研究。

喉声を改善し、高音を楽に出す従来のボイストレーニングとは全く違うトレーニング法で多くの悩みを解決し、延べ300人以上の指導に当たる。

現在は、宮城県仙台で指導しています。

LOOSE VOICEでは、随時、体験レッスンを実施しております。

実際に、あなたの声を聞かせて頂き、アドバイスいたします。

また、出張レッスンも対応しておりますので、ご依頼頂ければ、あなたの街にもお伺いいたします。

ぜひ、あなたの夢を応援させてください。

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