【和製ブルースロックの魅力】日本のブルースロックの名盤まとめ
ブルースはそもそもロックンロールの最も重要なルーツの一つですが、今回の記事のテーマである「ブルースロック」は本場アメリカから生まれたブルースを、ロック世代による解釈で主にイギリスのミュージシャンたちが始めたジャンルなのですね。
そのようなスタイルを持つミュージシャンは海外のみならずここ日本でも誕生しており、日本の音楽シーンに残る重要な作品も作られています。
今回は和製ブルースロックを中心とした名盤をリサーチ、近年ブルースロックの影響を感じさせる作品も含めてまとめてみました。
ブルースの魂を宿したミュージシャンの熱い演奏を、ぜひお楽しみください!
【和製ブルースロックの魅力】日本のブルースロックの名盤まとめ
First Time I Met The BluesWest Road Blues Band
和製ブルースを語るならウエスト・ロード・ブルース・バンドも外せないでしょう。
彼らは和製ブルースの先駆け的存在で、B.B.キングが来日した際には前座を務めたことでも知られています。
そんなウエスト・ロード・ブルース・バンドのアルバムを順番に聴いていけば、日本のブルースシーンの歴史を追体験できるのではないでしょうか。
ということでオススメしたいのが、1975年にリリースされた初のアルバム『BLUES POWER』です。
メロディックかつエモーショナルな音楽性にしびれます。
(山本)
ダミーロックとブルースGLIM SPANKY
GLIM SPANKYの名盤といえば、ミニアルバムである『MUSIC FREAK』が思い浮かびます。
彼らはブルースやロックを掛け合わせる作風で知られているのですが、本作にはバランスよくそれぞれによった曲が収録されていますよ。
例えば、1曲目の『ダミーロックとブルース』は激しいサウンドが特徴でロックの色が強いです。
一方ラストに収録されている『夜風の街』はおだやかなサウンドで、ブルースの色が強めです。
(山本)
レモンティーSon House
1970年から活躍しているブルースロックバンド、サンハウス。
彼らのメジャーデビューアルバムが『有頂天』です。
本アルバムには彼らの代表曲である『キングスネークブルース』や、『レモンティー』などが収録されていますよ。
サンハウスを知るきっかけになるのはもちろん、和製ブルースの入門編としてもオススメしたいと思います。
激しめのロックから、R&B調まで幅広いテイストの曲が収録されているのもいいですね。
最初から最後まで耳が離せません。
(山本)
Night Lifeブレイクダウン
ライブハウスに行くのが好きというブルースファンも多いのではないでしょうか。
音源とはまた異なる空気感や熱量がありますよね。
そんなライブならではの魅力をたんのうできるアルバム『Live』を紹介しましょう。
こちらは1972年から活動しているブルースバンド、ブレイクダウンがリリースした作品。
1980年に開催されたライブの音源が収録されていますよ。
曲と曲の合間のトークや、歓声が聴けるのもいいですね。
ライブハウスでのパフォーマンスが目に浮かんできます。
(山本)
Bobby Sox Blues妹尾隆一郎
ブルースハーモニカの第一人者として知られている妹尾隆一郎さん。
サザンオールスターズやB’zなど、名だたるアーティストたちとも共演を果たしています。
そんな妹尾隆一郎さんの魅力を体感したいなら、デビューアルバムである『メッシン・アラウンド』もオススメですよ。
どの曲にも繊細であざやかなテクニックが駆使されています。
またエキゾチックな『Bobby Sox Blues』。
アップテンポな『Oh Baby』など、さまざまなテイストの曲を楽しめるのも魅力です。
(山本)