【激しさと美しさの共存】日本のスクリーモ・ポストハードコアバンドまとめ
1990年代、エモやハードコアから派生した音楽ジャンルであると言われているスクリーモ。
叫ぶという意味のスクリームと感情的な物事を指すエモが混ざりあった言葉と言われていますね。
つまり、スクリーモを広く説明すれば、感情的でエモいと表現されるようなメロディにシャウトやグロウルなどの叫び声が加えられた音楽のこと。
しかし現在では、メタルコアやポストハードコアとも密接に関わって混ざり合い、その線引きは難しくなっているのが現状。
この記事では、そうした周辺ジャンルの文脈で語られるバンドも含め、かなり広義でスクリーモに分類されるバンドを紹介していきますね!
激しいシャウトが魅力のバンドや、そうした激しさの中に切なく美しいクリーンボーカルが混ざるバンドなど、それぞれのバンドの魅力をじっくりと味わってください。
もくじ
- 【激しさと美しさの共存】日本のスクリーモ・ポストハードコアバンドまとめ
- M1917a crowd of rebellion
- a fact of lifeFACT
- Return to ZeroFear, and Loathing in Las Vegas
- The Revelationcoldrain
- LeviathanCROSSFAITH
- Music is Musicwaterweed
- Worn heels and the hands we holdenvy
- STILLLIKE A KID
- 909TRIBAL CHAIR
- Sweetest vengeancePay money To my Pain
- RollinCrystal Lake
- BRAIN WASHTHREE LIGHTS DOWN KINGS
- Under the sunDoes It Escape Again
- Dancing FieldARTEMA
- シンデレラ・シンドロームヒステリックパニック
- your colors, your feelingsStory of Hope
- BAKEMONOHER NAME IN BLOOD
- found & lostSurvive Said The Prophet
- Chain ReactionSHADOWS
- Inside of MeMy limit the universe
- The RevolutionUNDEAD CORPORATION
- Mind HavenMAKE MY DAY
- Build Your Dreams On My Shattered HopesRemembering Sensation
- THE TIME IS NOWROACH
- アイビス午前四時、朝焼けにツキ
- UnderworldAnother Story
- KiLLiNG MESiM
- アゲアゲマネー ~おちんぎん大作戦~LADYBABY
- Between delight and sorrowNATURE LIVING
- Immune to anything but you…NEW BREED
- 予襲復讐マキシマム ザ ホルモン
- ScarfaceEACH OF THE DAYS
- Keep on A・B・C・ingXmas Eileen
- Missing YouMY FIRST STORY
- 2step syndromeANGRY FROG REBIRTH
- BAPTISMAsever black paranoia
- The Ark Sailing Over TruthASHLEY SCARED THE SKY
- NEXUSBLOOD STAIN CHILD
- 終焉の眩しさHeaven in Her Arms
【激しさと美しさの共存】日本のスクリーモ・ポストハードコアバンドまとめ
M1917a crowd of rebellion
新潟出身の5人組ロックバンド。
ボーカルの宮田大作さん、ボーカル&ギターの小林亮輔さん、ギターの丸山漠さん、ベースの高井佑典さん、ドラムスの近藤岳さんから成るバンドです。
ハイトーンで繊細なメロディーを紡ぎ出す小林さんと、デスボイスで力強く歌い上げる宮田さんの対照的なツインボーカルが特徴的です。
1990年代に誕生したスクリーモをメインとしながらも、変幻自在に展開をみせていく楽曲アレンジで印象的な世界観を作り上げています。
(HATSUMI)
a fact of lifeFACT
2015年に解散した後も国内外問わず支持を集めているロックバンド。
ドラムの高速なビートやトリプルギター、スクリーミングするボーカルなど、一聴するとハードコア色が強いイメージですが、タイトなギターフレーズや聴き取れないほど複雑な変拍子など、その計算されたハイレベルな楽曲は唯一無二で、解散した後も多くのバンドに影響を与え続けています。
ハードな音楽以外にもダンスやエレクトロニカなども取り入れた幅広い音楽性は、まさに21世紀のクロスオーバーと言えるのではないでしょうか。
(星野貴史)
Return to ZeroFear, and Loathing in Las Vegas
ポストハードコア的な楽曲に、メタルやダンスミュージックを大胆に取り入れたスタイルで大活躍のロックバンド、Fear, and Loathing in Las Vegas。
がっつりとオートチューンをかけた歌声が特徴のSoさん、おもにスクリームやシャウトを担当しているMinamiさんのツインボーカル編成。
一見チャラいような印象を受けるほどにノリのいい楽曲が多いんですが、聴けば聴くほどクセになっていくんですよね。
それは心地よくて何度も聴きたくなるようなきれいなメロディラインに加え、キレのいいスクリームの対比が彼らの楽曲を美しく彩っているから。
広義でのスクリーモといえるかもしれませんが、こういったジャンルがお好きならぜひ一度聴いてみてくださいね。
(羽根佳祐)
The Revelationcoldrain
名古屋で結成された5人組のラウドロックバンド、coldrain。
スクリーモの定義を、クリーンボイスで歌われる美しいメロディと攻撃的なシャウトやグロウルが共存している曲とするならば、彼らの楽曲はまさにスクリーモ。
もちろん、楽曲を発表するたびさまざまなエッセンスを加え進化を続けているんですが、その土台にある魅力はゆるぎません。
また彼らについて語る際に外せないのは、あの美しいクリーンボーカルとグロウルをボーカルのMasatoさんが1人で担当しているということ。
4人のバンドメンバーの真ん中で1つのマイクを手に歌う彼の姿は圧倒的な魅力がありますね。
(羽根佳祐)
LeviathanCROSSFAITH
メタルコアバンドとして日本のみならず、海外でも非常に高い人気を誇っているCROSSFAITH。
ハードな楽曲にエレクトロなサウンドを存分に取り入れたスタイルが特徴的で、大胆なシャウトが楽曲にさらに攻撃的な印象を与えます。
一方で、曲によっては神秘的で美しいパートが楽曲の合間に取り入れられていることもあり、その激しさと美しさの対比に思わずグッと来てしまうリスナーは多いはず。
エモいクリーンパートという面ではスクリーモには当てはまらないかもしれませんが、より広義に、激しさの中に輝く美しさがあるという点で、この記事でもピックアップいたしました。
(羽根佳祐)
Music is Musicwaterweed
大阪発のロックバンド、waterweedもこの記事で紹介したバンドの一つ。
メロコアをベースに感じさせる楽曲に、鋭いシャウトを取り入れられているのが特徴的。
聴いていると思わず拳を突き上げたくなるような熱くて感情を揺さぶられるようなメロディの曲や、聴いているだけで爽快な気分になれるような疾走感たっぷりの伴奏の曲、シャウトやメタリックなギターリフが印象的な曲など、さまざまな表情を持つ楽曲で楽しませてくれるのも彼らの魅力。
さまざまなジャンルを飲み込み、静と動を感じさせる彼らの楽曲をぜひ聴いてみてください。
(羽根佳祐)