Roland JC-120を分解してみた。リバーブユニットの交換修理
Roland JC-120「ジャズコーラス」のリバーブユニットが調子が悪くなりました。
修理の為に分解してみましょう。
本体の解体
解体手順は以前の記事を読んで頂ければより詳細に書いてあります。
ネジを12個外します。電動ドリルがあると便利ですね!
(上の面にある6個以外のネジは画像で見えにくいので矢印をつけました)
作業に慣れてくると5分もあれば充分分解できるのですが、慣れてくると忘れがちなのが、スピーカーケーブルの処理。
ほとんどのアンプでここのケーブルは束ねてありますので、必ずほぐしてからアンプ部を動かしましょう。
リバーブユニットの取り出し
さて、わかりやすくありますね、リバーブユニット!
スプリングリバーブという言葉を知っていれば比較的すぐにこれがリバーブの効果を出すものだとわかるかもしれませんが、知らない方にとっては謎のバネですね!
ここに電気が通ることで音に広がりを持たせるわけですが、好奇心のある方は電源いれた状態でスプリングを軽く触ってみてください。(あまりススメてはいけない事だと思いますがw)
スプリングの触り心地が案外良いもんで、しばらく触っていたくなりますが、伸びちゃうのであまり触らない方が良いのです。
もしも好奇心が抑えられず触る時は、くれぐれも音量には気を付けて! 結論を言っておきますが、すごい大きな音がでますので。
ちなみに、ギター弾きながらジャズコの横をグーでどついても同じような音がします。どついてReverbがピシャピシャいうアンプは同じようなスプリングリバーブを採用してあります。
といっても、50W以上のサイズのアンプでデジタルのリバーブを採用しているのはVOXアンプくらいでしょうか。それ意外でデジタル回路を使っているアンプは・・・私はまだ見た事が無い気がします。
やっぱりアンプはまだまだアナログなツクリなのだなと感じる部分です☆
リバーブユニットの交換
さて、今回はこのリバーブユニットが調子が悪くなりましたので、リバーブ周りの回路のチェック、POTのチェックをしました。
しかし今回は理由が観察やチェッカーでわからなかった為、隣のジャズコからユニットを移植してチェックしてみた所リバーブ音が鳴りました!
という事で、交換の為に新品を取り寄せ!
因に、この部分の端子が切れる事が多いです。
そして入手!当たり前ですが同じような見た目ですね。
裏返すとこんな感じです。このメーカーの物が主流です。
MODELという所に書いてある型番でユニットの大きさや抵抗値などのスペックを分けてあります。
必ず同じ物を入手しましょう。googleに型番を入力すると検索しやすいです。
古い方も3年半程前の物で、壊れる期間としては比較的短い方です。とはいえ、買って1年以内に壊れる事もあれば、10年以上全く壊れない事も普通にあります。運なのか使い方なのかは、、、最大の謎ですね。
まぁ、人が作った物なので、いずれは壊れると考えておいた方が正解なのかなと思います。
ちなみにフェンダー系は裏の下側に袋に入ってへばりついている物がほとんどです。分解せずとも裏から見れるので一度見てみてください。
プラスとマイナスの端子があるので逆に装着しないように気を付けて!
まぁ、逆に挿してしまったらリバーブ音が出ないので、すぐわかると思います。
最後に
くれぐれも分解して回路に触れる可能性のある時は電源コードは抜くようにしてください。それでも内部には電気がとどまってますので、細心の注意を怠らないようにしましょう!