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鹿児島の民謡・童謡・わらべうた。歌い継がれる故郷のこころ
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鹿児島の民謡・童謡・わらべうた。歌い継がれる故郷のこころ

九州地方の南部に位置する鹿児島、そこに伝わる民謡や同様についてまとめました。

種子島の鉄砲伝来、幕末に活躍した薩摩藩などの歴史、沖縄と近いことで独特な文化が流入していることなどが民謡などにも反映されています。

もくじ

鹿児島の民謡・童謡・わらべうた。歌い継がれる故郷のこころ

故郷鮫島有美子

1914年の「尋常小学唱歌 第六学年用」で発表されました。

長らく作詞作曲者が不明でしたが、昭和40年代に高野辰之が作詞、岡野貞一が作曲と判明し、1992年からは音楽の教科書に両者の名前が明記されるようになりました。

各地で鉄道の発車メロディや、防災無線に使用されていることでもおなじみの曲です。

よへほ節

「よへほ節」は、熊本県山鹿市に伝わる民謡です。

夏の夜、山鹿の町全体が幻想的な灯りで包まれ、頭に伝統工芸品の山鹿灯篭を乗せた女性たちが集まります。

情緒的な「よへほ節」に合わせ優雅に踊る姿に、昔の山鹿を見た気がします。

朝顔節初音ミク

奄美諸島では、お正月や婚礼などの祝い唄として必ずといって唄われる曲です。

原曲は「ほこらしゃ節」で、奄美大島南部で唄われており、「誇らしい、うれしい」との意味をもっています。

沖縄の祝い歌「御前風(グジンフウ)」「おこれ節」などに曲調が似ているのは、島から島へと伝わり、独自に変化していったものと考えられます。

大隅籾摺り歌民謡北辰会

籾摺り唄は全国各地でさまざまな詞となって唄われている民謡です。

今では単純作業は全て機械が仕事をしてくれますが、農村各地で仕事唄として受つがれたのは、やはりつらい仕事でもあり、時間が長く感じられることから、唄を唄いながら気をまぎらわしていた労働の唄です。

豪傑節佐竹守

熊本県に伝わる民謡「豪傑節」は、西南戦争を唄った民謡・俗謡です。

同じ西南戦争を唄った民謡「田原坂」が元唄で、元唄を三弦調にアレンジしたものが「豪傑節」です。

元唄を「豪傑唄」、アレンジしたものを「新豪傑唄」と呼ぶこともあります。

キンキラキン佐藤松子

「キンキラキン」は、旧藩時代から熊本城下で唄われていた数少ない古民謡です。

肥後熊本藩6代目藩主細川重賢公の時代、「宝暦の改革」による倹約令で絹物を着ることが禁止されていました。

当時絹物は錦綺羅(キンキラ)と呼ばれていたため、倹約令を風刺してこの民謡が生まれたと言われています。

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