鹿児島の民謡・童謡・わらべうた。歌い継がれる故郷のこころ
九州地方の南部に位置する鹿児島、そこに伝わる民謡や同様についてまとめました。
種子島の鉄砲伝来、幕末に活躍した薩摩藩などの歴史、沖縄と近いことで独特な文化が流入していることなどが民謡などにも反映されています。
もくじ
- 鹿児島の民謡・童謡・わらべうた。歌い継がれる故郷のこころ
- 故郷鮫島有美子
- よへほ節
- 朝顔節初音ミク
- 大隅籾摺り歌民謡北辰会
- 豪傑節佐竹守
- キンキラキン佐藤松子
- 堀江の盆唄
- 薩摩の女北島三郎
- 徳之島民謡「六調」
- 春雨
- 気張いやんせ長渕剛
- 島のブルース三沢あけみ
- 赤い山青い山白い山小柳ルミ子
- でんでらりゅう
- 六調武下和平
- 角力取節財部ふるさとを思いやる会
- 浜子唄
- なくないなよ坊ややよ西山琴江
- 鹿児島浜節松山勝志
- 島原の子守唄
- 南国情話若山彰、能沢佳子
- 土佐のお座敷遊び
- 草切り節日高孝子
- 夢ひとひら城南海
- 青年おはら節西郷輝彦
- ソーラン節
- 汐替節松山勝司
- 鹿北茶山唄上田裕子
- 朝花節城南海
- 永良部百合の花嶺陽子
- 相馬馬子唄斎藤はじめ
- 知覧の桜日野美歌
- 佐渡おけさ村田文蔵
- 新地節ten ten
- 博多の子守歌
- 離島戦隊タネガシマンの歌TAKUYA
- 太陽がほほえむ街上田孝
- 燃える鹿児島島倉千代子
- くるだんど節元ちとせ
- 出雲崎おけさ
- 大鞘節
- 一歩一歩ずつ辛島美登里
- 田助ハイヤ節
- 田原坂熊本留吉
- 郵便屋さん久保けんお
- 愛しい花よroddy
- 野崎小唄市丸
- ひとり薩摩路水森かおり
- 火山灰柏木由紀
- 篤姫メインテーマ鹿児島チェンバーオーケストラ
- 鹿児島パラダイスYou&Me
- 球磨の六調子田中祥子
- 薩摩兵児謡田上兄弟
- 阿蘇の朝草切り唄山本時雄
- ようかい笹川満夫
- 照國神社の熊手キング・クリームソーダ
- あなたと薩摩路原すみれ
- 行進曲「鹿児島」小宿小学校吹奏楽部
- 阿蘇神社の子守唄山本時雄
- 南部牛方節立柳祐一
- 鹿児島三下がり新橋喜代三
- 鹿児島ハンヤ節三味線陽穂会
- 童神古謝美佐子
- 鈴懸馬踊り馬心会
- 五島磯節
- どんどん節是枝三姉妹
- 五木の子守唄久保幸江
- 茶わん虫の歌谷口架音
- 下千鳥山里ユキ
- 天草ハイヤ節
- 魚貫草刈り唄
- 鉄砲伝来数え唄原田直之
- 鹿児島おはら節三橋美智也
- 島かげ朝丘雪路
- 我は海の子結城ハイネ
- 種子島カモネ音頭天童よしみ
- 阿蘇の木挽き唄岩永清龍
- 竹田の子守歌石川陽子
- あはがり朝崎郁恵
- 港たずねびと逢川まさき
- 徳之島民謡「はやり節」川本栄昇
- 桜島SEX MACHINEGUNS
- 島育ち田端義夫
- ワイド節坪山豊
- 加世田馬方節鹿児島の唄をうたう会
- 鹿児島の恋島津悦子
- 夕日
- 串野木さのさ清紅
- 馬見原追分下谷菊太郎
- 江差追分山本裕美子
- ちゃわんむしの歌おごじょーず
- 豊年節日高三郎
- 屋久島細川たかし
- 南部牛追唄
- 知覧節ジョージの会
- 鹿児島おはら節森昌子
- 奄美恋しや仲宗根美樹
- 徳之島節徳原大和
- 火の國育ち伊藤久男
- ヘルシー音頭勝手に観光協会
鹿児島の民謡・童謡・わらべうた。歌い継がれる故郷のこころ
故郷鮫島有美子
1914年の「尋常小学唱歌 第六学年用」で発表されました。
長らく作詞作曲者が不明でしたが、昭和40年代に高野辰之が作詞、岡野貞一が作曲と判明し、1992年からは音楽の教科書に両者の名前が明記されるようになりました。
各地で鉄道の発車メロディや、防災無線に使用されていることでもおなじみの曲です。
よへほ節
「よへほ節」は、熊本県山鹿市に伝わる民謡です。
夏の夜、山鹿の町全体が幻想的な灯りで包まれ、頭に伝統工芸品の山鹿灯篭を乗せた女性たちが集まります。
情緒的な「よへほ節」に合わせ優雅に踊る姿に、昔の山鹿を見た気がします。
朝顔節初音ミク
奄美諸島では、お正月や婚礼などの祝い唄として必ずといって唄われる曲です。
原曲は「ほこらしゃ節」で、奄美大島南部で唄われており、「誇らしい、うれしい」との意味をもっています。
沖縄の祝い歌「御前風(グジンフウ)」「おこれ節」などに曲調が似ているのは、島から島へと伝わり、独自に変化していったものと考えられます。
大隅籾摺り歌民謡北辰会
籾摺り唄は全国各地でさまざまな詞となって唄われている民謡です。
今では単純作業は全て機械が仕事をしてくれますが、農村各地で仕事唄として受つがれたのは、やはりつらい仕事でもあり、時間が長く感じられることから、唄を唄いながら気をまぎらわしていた労働の唄です。
豪傑節佐竹守
熊本県に伝わる民謡「豪傑節」は、西南戦争を唄った民謡・俗謡です。
同じ西南戦争を唄った民謡「田原坂」が元唄で、元唄を三弦調にアレンジしたものが「豪傑節」です。
元唄を「豪傑唄」、アレンジしたものを「新豪傑唄」と呼ぶこともあります。
キンキラキン佐藤松子
「キンキラキン」は、旧藩時代から熊本城下で唄われていた数少ない古民謡です。
肥後熊本藩6代目藩主細川重賢公の時代、「宝暦の改革」による倹約令で絹物を着ることが禁止されていました。
当時絹物は錦綺羅(キンキラ)と呼ばれていたため、倹約令を風刺してこの民謡が生まれたと言われています。