バンド・楽器・DTMをもっと楽しむWebマガジン
menusearch

コード進行の基礎知識。ドミナントモーション、カノン進行とは?

今回は、前回の続きで、コード進行における数々のテクニックを紹介していきます。

前回:コードが変わるだけでメロディの聞こえ方が変わる!コード進行の基礎知識

ドミナントモーション

今回もCメジャーダイアトニックコードを使って説明します。

Cメジャーダイアトニックコード

ドミナントモーションとは簡単にいえば、V→Iの進行のことです。

G→CまたはG7→Cのことです。

マイナーの場合にもドミナントモーションがあります。

マイナーのダイアトニックコードのVはマイナーコードですが、使われるのは第三音を半音あげてメジャーコードにしたものを使います。

2

なぜかというと和声的に終止感がよわいことです。

ここで2つを聞き比べてみてください。

Gm7→Cm

G7→Cm

何となく後者の方が終わった感じがありませんか?

クラシック音楽で使われるのは後者ですが、ポピュラー音楽ではあえて前者も使ったりします。

ツーファイブ

ツーファイブは言葉の通りで、II→Vの進行です。

すなわち、Dm→Gの進行です。

超定番の進行なので、いろいろな曲に使用されています。

連続ツーファイブ

連続ツーファイブはその通り、ツーファイブを連続して使用することです。

これを使用することにより、簡単に転調を行えます。

普通はDm→G→Cのようになりますが、この「C」の部分を仮のIIとします。

ダイアトニックコードのIIは必ずマイナーコードなので、ここではCmにします。

CmがIIの時、VのコードはFです。

よってつなげると
Dm→G→Cm→Fとなります。

ちなみに最後のFにドミナントモーションをかけてみると、F→B♭です。

よって連続ツーファイブを使うことによって、キーをCメジャーからB♭メジャーに転調することができました。

ちなみにB♭メジャーダイアトニックコードはこちらです。

B♭メジャーダイアトニックコード

連続ツーファイブは永遠に使うことができます。

Dm→G→Cm→F→B♭m→E♭→A♭m→D♭……

のように使えます。

繰り返しツーファイブ

ツーファイブを何回も繰り返すことです。

すなわち、Dm→Gを何回も繰り返して曲にタメを作ることができます。

実際に繰り返しツーファイブを使っている曲があるので見てみましょう。

ジョージ・ハリスン|My Sweet Lord

ビートルズ解散後、ジョージのソロとして1970年に発表された曲です。

ジョージのソロ曲としてはかなり知名度は高いです。

この曲のキーはEメジャーなのですが、最初のギターのイントロはF#m→Bを4回繰り返しています。

これはEメジャーにおけるII→Vです。

ツーファイブ4回繰り返してようやくEメジャーコードが出てきます。

ちなみに1:48~からF#メジャーに転調しています。

繰り返しツーファイブは使用頻度は高くはないですが、1つのテクニックとして覚えていただければ幸いです。

よく一緒に読まれている記事この記事を読んだ人はこんな記事も読んでいます

こんな記事も読まれています