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家では歌えるのにカラオケでは音程がとれない!カラオケで音程を合わせる為の3つのコツ
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家では歌えるのにカラオケでは音程がとれない!カラオケで音程を合わせる為の3つのコツ

歌の練習をしてカラオケに行ったら練習通りに歌えなかった……そんな方もおられるのではないでしょうか?

今回はカラオケに行った際にもうまく歌えるようになるコツを3つのポイントにしぼってお伝えしたいと思います。

家では歌えるのにカラオケでは音程がおかしくなる

カラオケ

https://unsplash.com

カラオケで音程を合わせるためには、歌詞を見ないで歌い、リズムを意識してとり、焦らず歌う必要があります。

歌の初心者は歌を練習する時に家で練習している人が多いでしょう。

「家できちんと歌えるようになったので、カラオケに行って歌ってみたら、音程がとれなくて散々なことになってしまった」このような経験をお持ちの方は多いのではないでしょうか。

カラオケと家で歌う場合とでは、空間や使う機械などにさまざまな違いがあるので、その場所(環境)に適した対応をして歌う必要があります。

カラオケで音程をとるには、次の3つのコツがあります。

  1. 歌詞を見ないで歌う
  2. リズムをしっかりとる
  3. 焦らず落ち着いて歌う

では、詳しく見ていきましょう。

 1. 歌詞を見ないで歌う

カラオケで音程を合わせるためには、歌詞を見ないで歌う必要があります。

カラオケには目の前にモニターが用意されていて、そこに歌詞が表示されるようになっていますね。

その歌詞を見ながら歌う人が大半だと思います。

しかし、歌詞を目で追いながら歌うと、音程がズレる原因になります。

歌詞を目で追うと、その行為に集中してしまうため、歌うという部分に集中できなくなってきます。

歌詞は目で確認しているので、歌詞を間違うことはなくなりますが、その代わりに、音程や呼吸の調節、リズムや抑揚などのコントロールが意識しにくくなります。

歌を長く歌っている人は、歌詞を見ながらでも、音程や呼吸やリズムや抑揚のコントロールもできますが、慣れていない歌の初心者は、同時にいくつもの行為には集中できないものです。

つまり、歌詞を目で追うという、ひとつの行為を減らすことで、他のコントロールできていない部分に意識を向けて歌うのです。

音程が保てないならば、カラオケでは歌詞を覚えてから歌うようにして、モニターで歌詞を見ないようにして歌うと、音程を保つほうに集中できるようになってくるでしょう。

慣れないうちは、一度に音程や呼吸やリズムや抑揚を、同時にコントロールすることなどはできません。

ひとつひとつを、強く意識しなくてもできるようになったら、次にもうひとつプラスするというやり方で、同時にさまざまなことをコントロールできるようになるのです。

そのためには、慣れていないうちは、同時に意識することを減らす必要があります。

そのひとつが歌詞を目で追うというところです。

一気にすべてコントロールしようとすると、どれもコントロールできなくて終わってしまうことが多いですが、ひとつひとつをコントロールできるように練習していけば、最後は全部を同時におこなっても、歌えるようになるものです。

まずは、カラオケでは歌詞を見なくても歌えるようになるために、歌詞を覚えてから、カラオケで歌ってみましょう。

歌詞を覚えるのが苦手な方は、曲の歌詞が覚えられない! 歌詞を早く覚える為の3つのコツも合わせて読んでいただければ、歌詞を覚えることも早くなるでしょう。

 2. リズムをしっかりとる

カラオケで音程を合わせるためには、リズムをしっかりとる必要があります。

家で歌の練習をする時は、体をゆらしたり、首をふったり、手を動かしたりして、リズムをしっかりとるのに、カラオケで歌うときは、人目を気にして、全くリズムをとらない人がいます。

感覚でリズムを覚えてしまった人は、リズムをとらなくても歌える人も多いでしょう。

しかし、リズムを体で覚えていない人は、リズムをとらないと音程が保てなくなります。

なぜなら、リズムを把握していないと、曲の音程を合わせることにまで気がまわらなくなり、結果的に音程が保てなくなるからです。

「リズムをとりながら歌っていると、ノリノリで歌っているようで恥ずかしい!」そう思って、リズムをとりながら歌うことをしないようにする人がいます。

歌を歌うときに、羞恥心を強く持っていると、行動にブレーキがかかり、技術の向上ができなくなってしまいます。

歌に限らず、羞恥心は強すぎると、向上が大幅に遅くなります。

「羞恥心を捨てると、自己中心的になりすぎて人に嫌われるのではないか」と恐れる人もいますが、羞恥心は捨てても、相手への思いやりやマナーを守っていれば、人に嫌われることは滅多にありません。

羞恥心と同時に、相手への配慮やマナーまで捨ててしまうから、自己中心的になりすぎてしまい、人に嫌がられるようになるだけなのです。

何をしても、文句を必ず言ってくる人というのも存在しますが、その人は人に文句を言うのがクセになっている人なので、いちいち気にする必要もありません。

普段文句を言わないような人が、何か指摘をしてきたら、それは素直にその指摘について考えたほうが良いでしょう。

羞恥心については、歌を歌うのが恥ずかしい! 羞恥心と劣等感を捨てる方法に詳しく書いていますので、興味のある方は読んでみてください。

カラオケではイスに座って歌うことが基本ですから、足でリズムをとると、ナチュラルにリズムをとることができます。

どうしてもリズムのとりにくい部分を歌うときは、手を上げ下げして、リズムをとるのも良いでしょう。

リズムをきちんととるようになるだけでも、音程はかなり安定してくるようになりますよ。

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