【最新】オススメの「キーボードスタンド」を用途別に徹底紹介。あなたにピッタリなスタンドはどれ?
信頼のおける「キーボードスタンド」を選ぶことは、キーボーディストが安心して演奏に集中するための最重要項目と言っても過言ではないでしょう。
今回は筆者の経験から、現在のラインナップより用途別に応じたオススメのスタンドを提案したいと思います。
記事の前半はスタンドを選ぶ際の注意点を順番に見ていき、後半は筆者オススメのスタンドを紹介していきます。
運搬面や演奏面など、キーボーディスト視点で考えていきましょう!
もくじ
はじめに
キーボードスタンドは昔からいろいろありますが、どれだけ作りも良くて売れているスタンドでも、各メーカーの状況に応じて急に販売中止になったりします。
しかしそんなことを言っていても何も始まりませんので、今あるラインアップの中からあなたにとって最高のものを選択すべきです。
ひとまず覚えておきたいことが、スタンドの選択の際には「自分次第でなんとかなること」と「選択を誤るとどうにもならないこと」があります。
例えば、
「運ぶのが重たくて辛い」「セッティングが面倒」など
これは自分次第で何とかなる部分です。
逆に、
「二段で弾きたい」「立って弾きたい」「25kgのキーボードを乗せたい」
これは条件を満たしたスタンドでなければ実現不可能なことになってきますよね?
そのようにまずは「用途を洗い出すこと」から始めるのが重要になってきます。
それらも含めて次の項目から順番に見ていきましょう。
スタンドを選ぶ時の注意点
ではキーボードスタンドを選ぶ前に、選択の候補のキモとなる「用途」を徹底的に洗い出していきましょう。
いくつか挙げてみると
- 持ち運びやすいか【運搬面】
- 二台のキーボードを使うか【二段増設可能か】
- 鍵盤の重量に耐えられるか【耐荷重量】
- 組み立てが容易か【セッティングのスピード】
- 価格は適正か【コスパ】
- 立ち弾きor座り弾き、あなたの身長【高さ調整】
- 見た目【ビジュアル面】
- グラつきはどうか【安定性】
ざっとこんなところでしょうか?
状況や人によっても一概には言えませんが、あなたにとってこの中で一番重要な項目は何ですか?
ちなみに、筆者は間違いなく「安定性」で決まりだと思っています。
どれだけ他の項目が良しでも、安定性に少しでも不安を覚えるのであれば演奏に支障をきたす確率が格段に上がってしまうためです。
ぜひキーボードの種類に対して、許容範囲内の安定性を備えたものを選びましょう。
運搬面
キーボード本体とスタンドを運ぶということは、おそらく大半のキーボーディストにとっては車に積むことが前提となってきます。
キーボードが積めるのであれば、よほど人が何人も乗らない限りスタンドも積めると思いますので問題ありません。
重要なのは車からスタジオ、ライブへ運ぶ時になります。
できる限りキーボードのように長方形に収納できるものがオススメです。
もし徒歩でライブハウスへ向かう人は、片手で運べる「エックス型」がオススメです。
二段式にするかどうか
キーボードを二台使うかどうかですね。
身長にもよりますが、座って弾くなら拡張アダプターに対応したスタンド、立って弾くのであれば下記に紹介する「アルティメイトのAXシリーズ」「K&Mのスパイダーシリーズ」などを選択するのがオススメです。
重量に耐えられるか
キーボード本体の重さに耐えられるか、これは最も重要な項目です。
耐えられなければ演奏中にスタンドが崩れて破損する可能性がありますので、頑丈なものを選ぶべきです。
ある程度対応させるべく我慢すべきことは、持ち運びと値段になってきます。
演奏姿勢(座って弾くか、立って弾くか)
スタンドは基本的には高くするほど安定感がなくなっていきます。
ですので、立って演奏する人でエックス型で88鍵盤はかなり厳しいと思ってください。
筆者の体感では、エックス型だと76鍵盤までにし、なおかつ身長が170センチセンチくらいまでの人なら弾きやすさを維持できるでしょう。
身長が170以上ある人で立って安定して弾きたい方は、ぜひ「Z型スタンド」を選択しましょう。
基本的には、立って弾くのであれば演奏姿勢は少なからず不自然になりますので、身長がある人はある程度覚悟が必要です。
88鍵のピアノ鍵盤と61鍵盤のシンセを併用したい場合は座って弾くのが望ましいです。
2台で立って弾くのであれば、下段76key、上段61keyがオススメです。
立ち弾きの注意点
キーボーディストが立って弾く、というのはピアノ本来の演奏姿勢に反しています。
基本的には、鍵盤楽器は座って弾くことを想定されていますので、立って弾くには慣れが必要になります。
その際注意すべきことは、鍵盤の位置が、立った状態の自分の体のどこへ来るようにセッティングするのか、という点です。
胸か、腹か、へそか、それによって膝を曲げるか、前かがみになる必要性が出てきます。
それが長時間続くことに自分が耐えられるかどうか、さらには演奏に支障がないかどうか、これらを再考してみましょう。
セッティングがしやすいか
片付けやセッティングは本当に大変で疲れます。
はっきり言ってキーボーディストはキーボード、ペダル、シールドをしまうだけでも時間がかかりますので、スタンドを解体していたら大変です。
運搬面も考えるとやはり折りたたみがスタンドが基本、と考えた方が良いでしょう。
二台使うか、鍵盤の大きさにもよりますので何を優先するかは考えものです。
「価格」と「品質」はほぼイコール
頑丈面、デザイン、機能性を重視するなら1万〜2万までは見たいところです。
スタンドは基本的に長く使うものになりますので、良いものを買って長く使うのが望ましいと筆者は思っています。
家で使う分には組み立てたらそのままなので劣化もほとんどしません。
ですが頻繁に持ち出すのであればしっかり作ってあるものでないといずれ壊れます。
スタンドに全ての信頼を託せない場合、安心して演奏できない他、グラつきはキーボード本体が落下して破損することにつながります。
ケチって安いのを選んだ揚げ句、キーボードが落下したら悲しすぎます。
繰り返し、筆者の経験から言わせてもらうのであれば、キーボードスタンドは絶対にケチるものではないと思っています。
スタンドは種類だけ決まれば、あとは同じ形のもので頑丈なものを選定するだけです。価格差は高いものでも1万程度くらいです。使用頻度で決めましょう。
基本的には高いメーカーのものは必然的に頑丈にできており、さらに値段も高いです。ですが、その分しっかりと作ってあり、重量もカバーできるようになっています。
前提としてキーボードスタンドは「消耗品」と考えてください。
それは、どの程度の重さのキーボードを扱うか、使用頻度にもよりますのであなたのスタイルで選択していきましょう。