ドラムペダル(キックペダル)の選び方
スティックの次にそろえるべきはドラムペダル(キックペダル)!これは安い買い物ではないので慎重になりますね。
初心者におすすめする選び方はズバリ直感。
かっこいいと思ったらそれを買って浮気せずにガタが来るまで練習すること、そして踏み倒すこと!
これはとても大事なことです。
ではそれらをふまえた上で少しだけ注意点と各ペダルの紹介をします。
メーカーとシェア率
大手国内メーカーのパール、ヤマハ、タマ、そしてアメリカ生まれDW。
これらを足した4社が現在、世界のドラムペダルのシェアの大部分を占めていると言っても過言ではありません。
ですからこの4社から選べ!とは言いませんが、この4社から選ぶのが無難です。
各社が出している真円カムと偏心カムについて
まず、カムってなに?という方については、ここでは説明しませんので各メーカーサイトなどで調べてください。
カムの選び方、好きな方に慣れればOKですし、あまり慎重に考え込まなくて大丈夫です。
それでも選べないのであれば、DWのdw9000とパールのP-2000(エリミネーター)はカムの調節が簡単に出来るようになっていますので参考に。
そして、意外と知られていないのがタマのアイアンコブラやDWのdw5000やその他カムが真円か偏心で固定されている物は、分解さえすれば付け替えられるということ。
P-2000やdw-9000などが調節しやすいだけであって、その他のペダルが取り替えられない訳ではないのですね。
楽器屋さんに頼めばカムだけを取り寄せてくれますし、自分で出来る自信がないのであれは楽器屋さんに任せればやってくれます。
ただし、タマのアイアンコブラのカムが1,500円位なのに対し、DW5000のカムは8,000円位することも覚えておいてください。
チェーン、ベルト、ダイレクトドライブについて
簡単にそれぞれの特徴を説明します。
チェーンドライブ
癖がなく扱いやすい、個人的に初心者に一番おすすめしたい。
ダイレクトドライブ
踏み心地が軽い分パワーが出しにくい。
しなりや遊びはかなり少なく機械的で、上級者向け。
チェーンやベルトを長年愛用している人ほどダイレクトドライブへの移行は簡単ではない。
はじめてマイペダルを購入する方でダイレクトドライブが気になっているのであればダイレクトドライブに慣れてしまうのは手のうちだと思う。
ベルトドライブ
踏んだ時にしなりや遊びがあり軽いふみ心地、ベルトに寿命がある。
近年使用者は少なくなってきている。
ジャズドラマーには愛用者が多い。
これから始める人にすすめるものではない様に思う。
ツインペダルで連続16分などの早さを極めたいなら、高いですがAXISペダルの検討もおすすめします。
ただ、メタラー以外使っているのを見たことがないのでそのぐらいメタル一筋な人向けです。
メタルつながりでもう一つ、タマのドラムセットは昔からメタラーに愛されている傾向にあり、これはペダルでもそうです。
アイアンコブラは今でも根強くメタルファンに支持されていますので参考にしてください。
上位機種orミドルクラスで悩んでいる!
これからドラムを始める、ライブをやるかはまだわからない……という方は、ミドルクラスで十分でしょう。もう8ビートは叩ける、バンドもやってる、ライブも出る!という方は、上位機種をおすすめします。
ライタープロフィール
DrummersLife
中学時代にRockに心を奪われる。
同時にギターに強い憧れをもち始める。
高校生になり、まわりにあいつはロックが好きなやつ、という噂があったのかクラスも違う初対面の生徒から、『一緒にバンドやろうよ!
ドラムでね!』と言われたのがドラムとバンド人生の始まり。
ドラムお役立ちサイト「Drummers Life」運営。
ウェブサイト:http://drummerslife.net/