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【ドラムキックペダル調整】調節、セッティング、スプリングテンションなど
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【ドラムキックペダル調整】調節、セッティング、スプリングテンションなど

ドラムの悩みの中で結構多いのがキックペダルのセッティング。

どのペダルでも共通していじれるところは、スプリングとビーターの角度と長さ、といったところでしょうか。

それぞれのセッティングのポイントをあげていきます。

ビーターの長さ

長く出すと

パワーが出るが操作性が鈍り、踏んだ感じも重くなる。

短くすると

パワーが出ない、踏んだ感じが軽くなる。

ビーターの長さを変えるということは、バスドラのヘッドに当たる部分も変わってきます。

当然当たる場所が変われば音も変わってきます。

私の場合は20インチの中心あたり、22インチのバスドラであれば中心からちょっと下にくる場所を狙ってセッティングしています。

ズンッと抜けの良い音になります。

ビーターの角度

打面から離れるようにねかせると

パワーが出る、操作性は鈍り踏んだ感じは重くなる。

打面に近づけるように起こすと

操作性が上がるがパワーが出ない。

初心者の方は、大抵のペダルにメモリが付いてるかと思いますがそのメモリの中心部からあまり離さないほうがいいです。

極端に寝かせたり起こしたりするより、ノーマルの状態になれましょう。

スプリングについて

強くしたらいいのか、緩くした方が良いのか、誰しもが悩む部分かと思います。

楽器屋に行くと、各メーカーが通常よりも重くなるハードスプリングなんてのも出していますね。

私が落ち着いた結論から言いますと、ノーマルスプリングでテンションもノーマル、購入時から変わらない状態がベスト。

では、ハードにするとどうなるのか。

強く踏まないと音が出ないので常に力を入れることを意識しやすい。

よって音量をかせげる。

ビーターの返りが早くなる。

足をある程度支えてくれるので体のバランスが取りやすい。

しかし、欠点もある。

テンションがかかる分、機材にダメージがかかる。

主にベアリングやスプリングや稼動部全般。

スプリングはプレイ中に切れてしまうリスクも高くなる。

体にかかる負担も大きい。

力を加えて踏み込む事を続けていれば、足や膝などの怪我のリスクが高くなる。

テンションが軽くなれば、軽くなるほど細かい操作性が必要になって、体の重心やバランスもしっかりしていなければ安定したリズムが刻めなくなります。

パワーに関しては、スプリングにテンションを掛けている状態の方が音量を出しやすいですが、緩い状態が音量で負ける、と言うことはないです。

パワーの一番の要素は踏む(叩く)人間の意識が第一です。

機材にも体にも優しいセッティングを心がけましょう。

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ライタープロフィール

DrummersLife

DrummersLife

中学時代にRockに心を奪われる。

同時にギターに強い憧れをもち始める。

高校生になり、まわりにあいつはロックが好きなやつ、という噂があったのかクラスも違う初対面の生徒から、『一緒にバンドやろうよ!

ドラムでね!』と言われたのがドラムとバンド人生の始まり。

ドラムお役立ちサイト「Drummers Life」運営。

ウェブサイト:http://drummerslife.net/

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