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【小学生向け】ピアノ発表会で聴き映えする華やかな名曲たち
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【小学生向け】ピアノ発表会で聴き映えする華やかな名曲たち

ピアノ発表会で演奏する楽曲は、誰しも悩んでしまうもの。

特に、曲の好みなどがはっきりしてくる小学生くらいのお子さんの発表会曲となると、どんな曲を選べば発表会映えするのか、考えてしまいますよね。

そこで今回は、小学生のお子さんが発表会の舞台で演奏するのにピッタリのピアノ曲をピックアップしてみました。

どれも比較的難易度が低く、演奏しやすいものばかりです。

楽曲の構成や演奏のコツにも触れているので、ぜひこれから迎える発表会の選曲の参考にしてみてください!

もくじ

【小学生向け】ピアノ発表会で聴き映えする華やかな名曲たち

子供の音楽-12のやさしい小品 Op.65 第4曲「タランテラ」Sergei Prokofiev

セルゲイ・プロコフィエフ作曲の『子供の音楽-12のやさしい小品 Op.65』から「タランテラ」は、小学生の発表会に最適な選曲です。

この曲は、陽気で速いタランテラのリズムを基にし、生徒たちが弾き応えを感じることができる楽しい雰囲気を持っています。

しっかりとした指の動きで明瞭な音色を生み出し、ダイナミックかつ澄んだ演奏が求められます。

早いテンポになりがちですが、速さよりも正確性と音の明瞭さが大切です。

バランスを考えつつ、練習を重ねることで子供たちも楽しくマスターできるでしょう。

RAG MUSIC 編集部

アクロバットDmitry Shostakovich

偉大な交響曲作曲家として知られるロシアの作曲家、ドミートリイ・ショスタコーヴィチが残したピアノ曲『アクロバット』は、アトラクションをクリアしていくときのようなワクワク感に満ちた、疾走感あふれる1曲です。

冒頭の勢いのまま最後まで駆け抜けるこの曲は、発表会で聴き映えする作品を選びたいお子さんにピッタリ!

軽快なテンポの中に右手から左手へのメロディの移行や曲調の変化なども含まれているので、弾き手にとっても聴き手にとっても最後まで楽しめる作品といえるでしょう。

ゆり

子供のアルバム 第1集「少年時代の画集」 第5曲「エチュード」Aram Khachaturian

『剣の舞』や『仮面舞踏会』でおなじみのロシアの作曲家、アラム・ハチャトゥリアンのピアノ曲集『子供のアルバム 第1集「少年時代の画集」』の第5曲『エチュード』は、コンクールの課題曲や発表会曲として多くの子供たちが挑戦する作品です。

この曲には、8分音符のスタッカートの連続や、3+3+2の特徴的なリズム、同音連打など、ピアノ学習者ならマスターしておきたいリズムや奏法が詰まっています。

そして、なんといってもおしゃれで聴き映え抜群!

発表会にピッタリの作品ですので、ぜひチェックしてみてください。

ゆり

ホルベルク組曲(ホルベアの時代より)Op.40 第1曲「前奏曲」Edvard Grieg

エドヴァルド・グリーグが1884年に作曲した『ホルベルク組曲』。

『組曲「ホルベアの時代より」』のタイトルでも知られるこちらの曲集は、バロック時代の組曲のスタイルに習って作られており、第1曲目の『前奏曲』にもバッハの『平均律クラヴィーア曲集』のような高貴な雰囲気が感じられます。

細かい音符を正確に演奏するためには、指先への意識やテクニック練習が必須。

部分的に取り出しながら丁寧に練習し、粒がそろった美しい演奏を発表会で披露しましょう!

ゆり

ラッパ手のセレナードFritz Spindler

ピアノ初級者の練習曲としてもおなじみの、フリッツ・スピンドラー作曲『ラッパ手のセレナード』。

兵隊がラッパを高らかに吹き鳴らす様子が目の前に浮かび上がるような、躍動感あふれる1曲です。

初級者向けの作品に分類されますが、ラッパの音に聴こえるよう歯切れよく演奏するためには、一つひとつのスタッカートを明確に演奏し、左手の刻みが重くならないよう注意しなければなりません。

楽譜に書いてある音を弾けたらOKではなく、よりタイトルにふさわしい華やかな演奏になるよう練習を工夫しましょう!

ゆり

ポロネーズ第11番 ト短調(遺作)Frederic Chopin

フレデリック・ショパンがわずか7歳で作曲した『ポロネーズ第11番 ト短調(遺作)』は、ショパンの才能の片りんが垣間見る作品です。

親しみやすい旋律と、短いながらもピアノ表現の豊かさを感じさせる構成はまさに圧巻。

テクニック的に難儀な部分は少なく、丁寧なタッチで音の粒をそろえて弾くことで引き込まれる演奏に仕上がるため、ピアノ歴の浅いお子さんでも挑戦しやすい作品といえます。

「今の自分よりうんと幼い頃にこんな曲を作ってしまったショパンって、やっぱり天才!」子供たちもそう思わずにはいられないことでしょう。

RAG MUSIC 編集部

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