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熊本の民謡・童謡・わらべうた。歌い継がれる故郷のこころ
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熊本の民謡・童謡・わらべうた。歌い継がれる故郷のこころ

九州・熊本の民謡・童謡でまず初めに浮かんでくるのは、五木の子守唄、あんたがたどこさ、おてもやん、このあたりではないでしょうか。

これらの他にも実はまだまだたくさんあります。

奥が深い熊本の民謡・童謡を集めました。

もくじ

熊本の民謡・童謡・わらべうた。歌い継がれる故郷のこころ

五木の子守歌

熊本県の有名な民謡の子守歌となっていますが、実際は子守をする娘の守り小唄という方が正解です。

方言で歌っているのでいまいち地方出身でない方はあまり意味が分からないと思いますが、最初のおどま盆ぎりから始まる歌詞はお盆になったら家に帰れると幼い10才ほどで丁稚奉公に出された何ともせつない歌になっています。

この歌の意味とは裏腹にやはりCM曲でボンという言葉のゴロ合わせにカレーの宣伝に使われた事もありました。

天草五橋水森かおり

失恋した女の悲しい心のうちと、熊本の天草の風景、切ないメロディーが胸にせまります。

失恋を忘れようと、天草へ一人旅にきたのでしょうか。

二度と戻れない楽しかった日々を思い出しながらの旅路は切なくて、幸せを願わずにはいられません。

天草の女原田悠里

天草に住む女と、漁師の恋。

好きでたまらないのに、天草を出てはいけない女の切ない心のうちが描かれています。

時間がたったらきっと忘れられるから、葉書が一枚くるだけでいい、というのがいじらしく、心を打ちますね。

玄如節馬場ゆかり

諸説が2つあり、「げんじょ」という美しいお坊さんに、村の娘たちが慕って唄にしたとの説と、逆に「げんじょ」という美しい娘に村の若者たちが恋して歌ったともいわれています。

会津地方に伝わる民謡なのですが、現在では殆ど唄われていないそうで、実際には男性と女性の掛け合いが入る結構複雑な民謡で現在では「猪俣トメノ」さんという方が唯一の伝承者ですが、なかなか1人では掛け合いから全ては難しいようで、今後、しっかりとどなたかが受け継がれる事を期待します。

火の國育ち伊藤久男

熊本県の新民謡「火の國育ち」です。

野口雨情さんが作詞を、大村能章さんが作曲をしています。

「肥後五十四万石」のレコードの裏面に録音されていますが、どちらも同じ作詞・作曲者の唄にもかかわらず、この「火の國育ち」はほとんど忘れられてしまいました。

鹿北茶山唄上田裕子

「鹿北茶山唄」は、熊本県最北の鹿北町(現在の山鹿市鹿北町)に伝わる民謡です。

鹿北町は昔からお茶の産地として知られていて、旧藩時代から茶摘みの時期になると大勢の茶摘み娘が働きに来ていました。

その茶摘み娘たちが唄っていた仕事唄が「鹿北茶山唄」です。

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