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【2024】ジャズの今を知る!最新の注目曲・人気曲まとめ
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【2024】ジャズの今を知る!最新の注目曲・人気曲まとめ

「ジャズってなんだか敷居が高いし古い音楽って気がする……」そんな先入観をお持ちの方、結構いらっしゃるのではないでしょうか。

音楽ジャンルとして長い歴史を持つジャズですが、世代を超えて愛され続けているスタンダードナンバーを繰り返し演奏しているだけではなく、音楽の新たな可能性を感じさせるような新世代のジャズミュージシャンが世界中で活躍しているのですよ。

こちらの記事では幅広い視点で「最新のジャズ」をお届けしています。

クラシックなジャズアルバムしか聴いていないという方も、ジャズに抵抗があるという方も、皆さんぜひ一度チェックしてみてください!

【2024】ジャズの今を知る!最新の注目曲・人気曲まとめ

RunningNorah Jones

2024年春、ノラ・ジョーンズさんのアルバム『Visions』からのリードシングルとしてリリースされる本作。

ジャズ、ポップ、カントリーを融合させた唯一無二のサウンドを生み出すノラさんですが、今作は自由で明るいエネルギーに満ちた異色の1曲となっています。

心のなかで感じた「クリック」から始まり、逃げ続ける行動を通して内面の葛藤や人生の不確かさが描かれる歌詞は、聴く者の胸に深く刺さるはず。

愛の盲目性を自己犠牲や成長の文脈で解釈する彼女の表現力は素晴らしいの一言。

温かみのあるボーカルと繊細なピアノが生み出すグルーヴに酔いしれながら、人生について思いを馳せてみてはいかがでしょうか。

RAG MUSIC 編集部

Make My Way Back Home (feat. Nick Hakim & Theo Croker)Kassa Overall

ジャズとヒップホップの境界線を見事に突き崩すカッサ・オーバーオールさんの新作は、痛みや喪失、孤独と向き合いながらも、音楽の中に慰めと希望を見出す深い内省の旅。

疎遠になった家族関係など、人生の挫折や苦境を乗り越えようと葛藤する心の機微が繊細に描かれた歌詞世界は圧巻ですね。

名門Warp Recordsからリリースされたアルバム『ANIMALS』に収録されており、ニック・ハキムさんとセオ・クロッカーさんを迎えたこの1曲は、失敗と再生をテーマにした渾身の1枚となっています。

激動の時代を生き抜く全ての人々に、前を向いて生きる勇気と希望を与えてくれる、カッサ・オーバーオールさんの真骨頂と言える傑作です。

RAG MUSIC 編集部

Dança dos MartelosAmaro Freitas

激しい雷雨を模倣するピアノのサウンドが衝撃的な一曲。

本作は、ブラジル・ペルナンブーコ州レシフェ出身のアマロ・フレイタスさんが2024年3月にリリースしたアルバム『Y’Y』に収録されています。

表面上は穏やかながらも内に秘めたエネルギーを爆発させるフレイタスさんのピアノは、アマゾンの自然や先住民から受けたインスピレーションと、現代文明への警鐘を表現。

ゲストプレイヤーにはジャズ界の重鎮たちも名を連ね、新たな音楽の可能性を感じさせる意欲作です。

大音量で聴くのがオススメ。

ジャズの革新を望むリスナーにぜひ届けたい1枚です。

RAG MUSIC 編集部

RustYussef Dayes feat. Tom Misch

サウスロンドンのジャズシーンを牽引するユセフ・デイズさんと、そのトラックメイキングを担当するトム・ミッシュさんによるコラボレーショントラック。

二人の出身地域であるペッカムやフォレストヒルなどの変容をテーマにしたサウンドは、ジェントリフィケーションやメディアの影響にも言及しつつ、まさに現代の音楽シーンそのものを体現しています。

Yussefさんのドラムは複雑なフィルを織り交ぜながらも生命力に溢れ、Tomさんのギターはベースレンジを模倣するようにダウンピッチされ、キーボードの音色とともに幻想的な音の風景を作り上げています。

本作は、2023年リリースのアルバム『Black Classical Music』からのセカンドシングルで、スピリチュアリティのモチーフに大きく依存した作品とされています。

今作でも示された二人の創造性、技術的な優れた才能、そしてジャズの可能性を存分に感じることのできる、現代ジャズファンには見逃せない1曲ですね。

RAG MUSIC 編集部

take over the worldJaimie Branch

緊急性と激しい感情が交錯するパンクアンセムとも言える楽曲は、2023年8月25日にインターナショナル・アンセムからリリースされた、故ジェイミー・ブランチさんのポストヒューマスアルバム『Fly or Die Fly or Die Fly or Die((world war))』に収録されています。

ジャズとパンクの境界を曖昧にするその音楽性は、ブランチさんが生前追求していたアーティスティックなビジョンを体現しており、リスナーを圧倒するサウンドは、バンドメンバーのジェイソン・アジェミアンさん、レスター・セント・ルイスさん、チャド・テイラーさんとの息の合ったアンサンブルによって生み出されています。

本作はブランチさんの突然の死の数ヶ月前に録音され、大胆なビジョンと挑戦的な精神が凝縮された、ジャンルの枠組みを超えた表現となっており、クリエイティブな音楽シーンに身を置く全ての人にオススメしたい、彼女の遺産とも言える傑作です。

RAG MUSIC 編集部

PrologueKamasi Washington

ジャズの新時代を切り開く稀代の天才、カマシ・ワシントンさん。

彼の新作は、複数のジャンルが融合した圧倒的なグルーヴとエモーショナルなプレイが際立つ大作。

ダンスミュージックへの挑戦とも言える本作は、日常に新たな視点と感動をもたらしてくれるはず。

本作が収録されている待望のアルバム『Fearless Movement』は2024年5月3日リリースを予定しており、アルバムリリース後の来日にも期待したいですね!

RAG MUSIC 編集部

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