小さめの女子がライブハウスの場所取りで絶好のポジションをキープする地味すぎる裏技10
ライブステージを見たいのに背が低くて見られない!
とお悩みの方必見!
状況にもよりますが、参考になれば幸いです。
もくじ
ライブハウスで絶好のポジションをキープする地味すぎる裏技10
私はライブハウスによく行きます。
年間平均50本くらい。
学生時代からかれこれ20年もこんな生活をしています。
怖いですねー。
で、ですね、毎回毎回こう思っています。
み!え!な!い!!
身長154cm。
女子が多いライブならともかく、男子多めだと完全アウト。
ソールドアウトしてたら絶望。
まただ、今日も見えない。
目が合うどころか全くみえない。
ドラマーは本当にそこにいるのか。
精一杯の背伸びをし、顎(あご)を突き出し、目をひんむき、頭と頭の隙間からちらりと見えるボーカリスト。
前の人が右へ動けば私は左。
左へ動けば私は右へと、これはEXILEのあの踊りのようだ。
っていうか、前のやつ、へんなノリ方すんなや!!!
そんな私が、ほんの少しでも楽しくステージを拝めるよう、ライブハウスに足を踏み入れる前に心がけていることを、ここに書き出していきたいと思います。
怖いですねー。
1. 入口(もぎり)の逆サイドの扉から入る
大きめのライブハウスの場合。
入口(もぎり)が1~2カ所あり、グッズ販売をしているロビーがあり、フロアへの扉が複数あります。
もぎりに一番近い側の扉からフロアに入る人が多いので、断然そこが混みあいます。
開演が近づくと「早く中に入らなきゃ」とさらにどっと混みます。
なので、あえて一番遠い扉から入ってみましょう。
2. 開放していない扉を開けてみる
これも、大き目ライブハウスのケース。
スタッフは、お客さんがフロアに入りやすいように、開演ぎりぎりまで扉をあけっぱなしにしていることが多いです。
しかし「締切」と書かれてなければ、他の扉を開けてから入っても構いません。
ここは思い切って他の扉を開けてみましょう。
ほら、ガラッガラ。
「みんななんでここから入らないの~」と思うことでしょう。
3. 入口が一つしかない場合はずんずん進め
小さいライブハウスは、フロアへの入口が1つしかありません。
その場合は、迷わず奥に進んでください。
躊躇(ちゅうちょ)することなく「すいませーん」と手刀を切り、ずんずん進みましょう。
絶対に奥は空いています。
入口の対角の端を目指して。
4. 近いからと言って真横を選ばない
「なんだ端っこの前のほうあいてるじゃん。」と思ってそこを選んだ悲劇。
あれれ、ほとんど横顔しかみえない。
いや、横顔というか耳しかみえない。
耳。
こんなはずじゃなかった。
しかも、直線距離にしたら結局遠いし、スピーカーうるせぇ!!
5. ボーカリストの逆サイドを狙う
3ピースバンドなら顕著です。
ボーカリストが中央ではなく、どちらかに寄ることが多いので、その逆サイドが空いています。
ツインボーカルなら、どっちが一般的に人気か見定めてください。
4人5人いるバンドなら、ベースとギターのどっちが一般的にファンが多いかを考えると良いでしょう。
あなたの好みではありません。
あくまで「一般的に」です。
6. マイクと自分を結んでみる
まだライトの当たってないステージに目をやると、マイクが立っていますね。
今いる自分の位置からマイクが見えますか?
そう「ここなら見えるな」と思ってたのに、いざライブが始まると、「は!見えない!!なんかめっちゃデカい人がいる……」とならないように「ステージがみえる」ではなく「マイクがみえているか」を確認してください。
マイクとの直線上に背の高い人がいるところは避けて。
7. 柱トラップ
このあたり空いてるな、とふんわり余裕かまして、客電落ちて絶句。
でっでーん!!!と巨大柱がそびえたってるではありませんか。
死を意味します。
有名どころでは、渋谷CLUB QUATTRO、渋谷duo music exchange。
あれさー、死角のところも含めた平米数でキャパ算出してるんなら、見えるところは絶対混むじゃんね。ブツブブツ……
お気をつけあれ。
8. キャパシティの30分の1までの整理番号は最前列へ
わたくし調べによりますと、おおよそこの番号を手にしたらガッツポーズ。
夢の最前列を狙いに行きます。
Zepp TOKYOなら90番。
赤坂BLITZなら38番。
渋谷CLUB QUATTROなら26番。
だいたいイケます。
会場のキャパは「○○(会場名)キャパ」で検索を。
しかし、その整理番号がくせものなんだよなー。
アルファベット付だったりすると、単純にその番号だけでは入れなかったりする。
大体、A→B(→C)順に入場することが多いですが、その前にファンクラブチケットが存在したりします。
あと、AもBも並列で同時入場とかありますよね。
ということで、あんまり期待しすぎないようにと、お伝え申し上げておきます。
いずれにせよ、いい番号っぽかったらちゃんと開場時間までに並んで待機しましょう。
入場が始まってから着いたら、どんなにいい整理番号も無意味です。
9. 最前列なら真正面は避けろ
整理番号の良番をゲットし、スタッフと電車ごっこ*1をしながらいざフロアへ。
さあ、今ならどこでも狙える。
そんな興奮状態で犯しがちなミスは「マイクの真ん前」を陣取ること。
「ずっと近くにいたいの!」という気持ちはわかりますが、そこではマイクが邪魔でお顔を満足に拝めません。
一生に一度あるかないかのこのチャンス、失敗は許されないのです。
では、どこがいいのか。
それは「マイクスタンドとモニター*2の間」です。
ビコーズ、マイクスタンドに邪魔されず表情がよく見える。
アンド、マイクスタンドやモニターがないということは、煽り(あおり)やギターソロやなんかで、ステージすれすれまで出てきてくれるのです!!(≧∇≦)
柵から身を乗り出し手を伸ばせば、ふれられるかもしれません。(≧∇≦)
*1:数人単位を紐(ひも)で囲いながらフロアへ連れていかれる良番ならではの儀式。走ってこけぬよう安全のため。
*2:氷室京介が足をかけて歌う黒い箱
10. 段差の利用
夢物語で盛り上がった後に申し訳ございません。
私が一番やっている、最も地味で最も効果的なやつを最後に。
大きなライブハウスだと、後方が少し高くなってますよね。
中くらいのライブハウスだとステージに近いフロアが少し下がっています。
で、そこに行くための2~3段の段差があるのですが、そこは通路なので開場時間中はとどまらないのが大原則。
うん、迷惑をかけちゃいけない。
なので、邪魔にならないよう最大限、段差の際をキープしつつ、その段差に片足をかけておくのです。
で、客電が落ちた瞬間に、すっと段差に立ちましょう。
どうです、人の頭が雲海のよう。
ステージ丸見え。
なんだか恥ずかしいくらい。
姑息。
いかがでしたでしょうか。
ほんの少しでも、みなさんのライブハウスライフのお役に立てれば幸いです。
次回は、どこのライブハウスのビールが良心的か、について書こうかな。
では。
*おまけ
リキッドルームのカーテンは開演と同時に必ずひらく
ライタープロフィール
佐藤彩
「猫を追うより皿を引け」というブログを書いています。
日々ぼんやり考えていることを残します。