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素敵なカラオケソング
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声が低い女性に歌いやすいカラオケ曲

ご自身の低い声にある種のコンプレックスをお持ちで、歌うことに消極的になってしまっている女性って意外に多いんじゃないでしょうか。

特に最近の曲はボーカルメロディで高い音が使われていることも多く、いくらカラオケでキーを調整できるとは言え、それだけではなかなか対応できず、お友達とカラオケに行くたびに選曲に悩まれていませんか?

今回はそんな悩みをお持ちの方へオススメの楽曲をセレクトしてみましたので、ぜひお役立てください!

女性アーティストの曲だけでなく、男性アーティストの曲もピックアップしたので、カラオケのレパートリーもかなり広がりますよ。

男性ボーカル曲をキー調整なしに歌えるというのは声の低い女性の大きなアドバンテージですからね!

女性アーティスト

MPRINCESS PRINCESS

日本の女性バンド、プリンセス・プリンセス(以降プリプリ)の楽曲で、1988年リリースのサードアルバム『Let’s Get Crazy』収録曲。

プリプリの代表曲といっても過言でないくらいに有名な曲なのに、これまで一度もリード曲としてシングルカットされていないのが興味深いところですね。

楽曲としては、もともと少しハスキーな声の奥居香(Vo.)のために書かれた曲だけあって、極端に高い音が出てくることもなく、高音が苦手な女性にも十分に歌いやすいものになっていると思います。

ボイストレーナーの筆者としては決して喉声にならないように歌うことを推奨したいところですが、この曲に関しては、サビの高音部など、あえて少し喉を締め気味にして絞り出すような高音にする方が、より曲の世界観が伝わりやすくなる気がしますね。

常に「正しいことだけ」をやっていればいいというわけではないところがまた歌の奥の深いところかもしれないですね!

Kei Takahata

そばにいるね青山テルマ ft. SoulJa

青山テルマ、2作目のシングルで2008年1月リリース。

一部の報道によると、SoulJa(ソルジャ)とテルマが共通の友人を介して知り合い、カラオケボックスでSoulJaがテルマの歌声を気に入り、『ここにいるよ』が作られ、テルマが参加したお礼にSoulJaが『そばにいるね』に参加したというが、真相は公表されていないそうです。

この曲、極端なハイトーンも出てこないので、声が低い女性…というよりは中低域に自信のある女性がカラオケで歌うには最適でしょう。

ただ、使っている音域もあまり広くない分、さらっとメロディをトレースするだけのような歌い方をすると、すごく平坦でつまらない歌になってしまう危険性があるので、テンポはスローですが16分音符を感じながら、できるだけノリ良く歌うようにするといいでしょう。

ただし、この曲の元来持っている「しっとり感」は失わないように、ノリはキープしながらも、やさしく、柔らかく歌うことは忘れないでくださいね。

Kei Takahata

月光鬼束ちひろ

鬼束ちひろさんの2枚目のシングルで2000年8月リリース。

ドラマ『トリック』のテーマソングとしても大ヒットしましたね。

もともとシングルとしてリリースの予定はなかったのが、ドラマの大ヒットにより急きょリリースが決まったようです。

非常にしっとりとして落ち着いた歌声が魅力の鬼束ちひろさんの楽曲なので、同じような低めの声質の女性が歌うには最適なセレクトと言えるには違いないのですが、この歌唱力の高さをカラオケで再現するのは、一般の方にはなかなか難しいのではないでしょうか……。

ハイトーンで歌われる箇所もふんだんにあり、その発声も地声によるチェストボイスから柔らかく優しいファルセットまで巧みに使い分けられています。

それだけにチャレンジし甲斐のある曲とも言えるので、ぜひチャレンジしてみてください!

Kei Takahata

なごり雪イルカ

今回ご紹介しているイルカさんによるカバーが有名な楽曲ですが、元々は伊勢正三さんのフォークユニット、かぐや姫の楽曲。

今回ご紹介のイルカさんによるカバーバージョンは、1975年11月リリース。

少しもの悲しくもほのぼのとした楽曲で、ボーカルメロディ的にも極端な高低差もなく、しみじみと歌える楽曲なので、これならきっと高音が苦手な女性、声の低い女性にも、カラオケで無理なく歌えることでしょう。

歌詞から浮かぶ情景を大切にして、全体的にしっとりと歌いこなすのが上手く聞かせるコツだと思います。

実際に歌われる時には力まずに淡々と歌ってみてくださいね!

Kei Takahata

サイレントマジョリティー欅坂46

欅坂46のデビューシングルで2016年4月リリース。

楽曲のセンターポジションは平手友梨奈さん。

アイドル曲でしかもデビュー曲ということで、原曲そのものが専門的な見地から言えば、かなり素人っぽい歌になっているので、音域面も含めてどなたにでもとても歌いやすい楽曲になっていると思います。

そういう意味で言えば、「声が低い女性にオススメ」というよりも「高音が苦手な女性にオススメ」という方が、より適切かもしれないですね。

とは言え、決して欅坂46のメンバーの皆さんや楽曲を否定しているわけではなく、みんなで歌って楽しい曲には違いありませんし、複雑なメロディや高度な歌唱力がなくても、いい曲は作れるという好例とも言える楽曲に仕上がっていると思います。

小難しいことは考えずに歌ってお楽しみいただけたらと強く思います!

Kei Takahata

少女A中森明菜

中森明菜さんの2枚目のシングルで1982年7月リリース。

中森明菜さんの低い声は、もうここでわざわざ言及するまでもなく皆さんご存知ですよね。

この曲がリリースされた82年当時といえば、レコーディングや仕上げの手法も今とは全く異なり、原曲でも今では普通に行われているピッチ修正なども不可能な時代でしたから、そういう意味ではカラオケで再現するのも比較的やりやすいかもしれないですね。

Aメロパートなどは、女性にとってはかなり低い音で歌われているので、ボソボソと不明瞭になってしまわないように注意してくださいね。

Kei Takahata