【ギター初心者のための】コードを12倍覚えやすくする仕組み
ギターを始めたばかりの方で、コードがなかなか覚えられなくて苦労する方は結構いらっしゃいます。
コードブックなどに載っているコードの形とポジションを見て、すべてを丸暗記するのはなかなか難しいです。
そこで、ギターの仕組みを理解して、コードを覚えやすくするアイディアをご紹介いたします。
いきなり全部やろうとしてはいけない
まずは1つのコードフォームを1つのポジションで覚えましょう。
ここではEメジャーコードを使いましょう。
コードネームとしてはEという表記です。
- 6弦開放弦
- 5弦2F
- 4弦2F
- 3弦1F
- 2弦開放弦
- 1弦開放弦
1番低い弦の音がEですよね。
この低い音がこのコードの主役です。
主役の音のことをルートと呼びます。
これでEをルートにしたメジャーコードの形が覚えられました。
ルートが動けばコードネームが変わる
Eメジャーコードという6弦から始まるメジャーコードの1つの形を覚えました。
これを12倍に増やします。
覚えたEメジャーコードの形はそのままで、1フレット分指をずらします。
開放弦だったところは人差し指で押さえましょう。
- 6弦1F
- 5弦4F
- 4弦3F
- 3弦2F
- 2弦1F
- 1弦1F
このコードはなんていう名前なのか?
1番低い音の名前が分かればコードネームが導き出せます。
6弦の1フレットはF。
つまりルートがF、コードフォームはメジャーですので、このコードネームはFです。
Fメジャーコードが作れました。
この作業を12フレットまで1フレットずつずらしていけば、コードを12個覚えたことになりますね。
6弦の音の順番は開放弦のEからスタートして「E / F / F# / G / G# / A / A# / B / C / C#/ D / D# / E」です。
コードの形を1つ覚えて、6弦の何フレットが何の音なのかさえ覚えられたら、ポジションをずらすだけで上記のコードを覚えたのと同じことと言ってもよいでしょう。
本当に最初に覚えなければいけないことは
最初に覚えるべき重要なことは、少しのコードフォームとルートの場所のフレット名です。
コードフォームはそのままで、指をずらすだけです。
ルートの音名がそのままコードネームになるはずです。
マイナーコードも一緒です。
Eマイナーコード(Em)の隣にはFマイナーコード(Fm)ということがわかってくると思います。
最後に
ひとつひとつのコードを丸暗記する必要はございません。
コードを覚えるときは、ルート音とコードフォームをイメージして練習してください。
タブ譜だけに頼って押さえるポジションを確認するだけではなく、ルートを意識してみると応用が効きやすくなり、上達の近道となるでしょう。
この内容を動画でギターを弾きながら解説しております。
動画を観ていただくとさらに理解が深まりますよ。
動画ではマイナーコードや5弦ルートのコードの解説もしております。
ライタープロフィール
ギタリスト / ギター講師
武田 展明
神奈川県藤沢市育ち。
ギターを大谷レイブンに師事。
2007年FM横浜主催インディーズ音楽番組にエントリー。
同番組で視聴者投票を3か月連続で月刊チャンピオン受賞。
その後、番組においての年間グランプリを受賞。
その他、Web CM、雑誌への楽曲提供。
ライブペインティング、他ジャンルアーティストとのコラボレーション、野外ライブ、バンドサポート、セッションライブ、セッションホスト、レストランでのアコースティックライブなどで活動。
現在は自己のオリジナルバンド、エアネコレクターで活動中。
1st EPをApple music,Amazon,などから配信中。
エアネコレクター:Facebook:
https://www.facebook.com/airnecollector
ギター講師としてギター教室、ベーシックギターレッスンにて東京都町田、神奈川県藤沢市でギターレッスン開催中。
YouTube動画でもギターや音楽について配信中。
ウェブサイト:https://basic-guitarlesson.jimdo.com
Twitter:enjoy_guitar
Facebook:basicguitarlesson
YouTubeチャンネル:https://www.youtube.com/channel/UCUjSX8A4315fpXt_hdI03Cw