上手いボーカルはやっている。歌詞の覚え方のコツ
皆さん、ボーカルライフ、楽しんでいらっしゃいますか?
ボーカルといえば一番気になるのが、歌詞が覚えられるかどうか、という点です。
言葉を覚えるだけなので簡単そうに思えますが、やってみると案外覚えられないものですよね。
そんな歌詞が覚えられない!とお悩みのあなたに、今回は歌詞を覚えるためのポイントをご紹介します。
何度も繰り返して聴いて歌う
やはり一番のポイントは、何度も繰り返すことです。
早く歌詞を覚えたい!と思ってしまうのが人間の欲ですが、1、2回聞いただけですぐに覚えられる人なんていません。
通勤時間、空き時間などを利用して、繰り返し同じ曲を聞きましょう。
なんとなく聞き流しているだけでも、リズムと合わせて頭に残ります。
また、ある程度決まった時間を取って、集中して覚えるために聞く時間も作ってください。
その際には、声に出して歌ってみましょう。
覚えたと思っても、実際に歌うと詰まってしまうことが多いです。
引っかからずに歌えるようになって初めて「覚えた」と言えるわけですね。
音で覚えてから歌詞カードを見る
リズムに乗せて音で覚えてから、歌詞カードを見るようにします。
最初から歌詞カードを見て言葉を覚えようとするとただの暗記になってしまい、覚えにくく、うまくノリを出して歌えない場合があります。
先に音で覚えてしまうことで、リズムと共に体が覚えてくれるため、歌いやすく応用も効くようになります。
ただし、音だけで覚えてしまうと、なんとなくあいまいになってしまう箇所があったり、言葉が聞き取りづらい場合もあるかと思います。
細かい部分を最終的に確認するために、歌詞カードを見て覚え直してください。
何度も繰り返し聞いて、ざっくりと音で覚えてから歌詞カードを確認する方が定着しやすいので、試してみてください。
流れを想像しながら覚える
歌詞の流れを意識しながら覚えると、より覚えやすくなります。
これは、
- ストーリーを想像する
- 言葉の流れを把握する
という二つの意味があります。
一点目のストーリーを想像するというのは、歌詞の中の登場人物がどういう行動をしているのか、どういう心情の流れで歌っているのか、というのを想像(妄想?)しながら覚えるということです。
「ああ、1番では愛していたのに、2番になって愛は冷めてしまったのか・・・いや、最後のサビでもう一度愛してるとは!なんというツンデレ曲!」
といったように、情景、状況を想い浮かべることで覚えやすくなるということですね。
もう一点、言葉の流れを把握するというのは、この言葉の後にはこのセリフが出てきたな、という流れで覚えるということです。
例えば、1番が「君を愛してる」、2番が「シミを抜いている」だとします。
1番は「君を」で始まるんだな、2番は「シミを」で始まるんだな、とさえ覚えておけば、そのあとの言葉が続けて出てきやすくなります。
「君」は愛するものですし、「シミ」は抜くものですよね。
あ、「シミを抜いている」という歌詞がダサいのは気にしないでください。
例えですので。
また、韻を踏んでいるな、ということに気づくことも重要です。
「君を」と「シミを」が似てますよね。
それに気づくと、関連させて覚えたり、思い出すことができます。
いや、「シミを抜いている」という歌詞がダサいのは気にしないでください。
例えですので。
まとめ
私がよく使う方法をご紹介いたしました。
参考にできるところを取り入れてみていただければと思います。
それでは、楽しいボーカルライフをお送りください!
ライタープロフィール
ボイストレーナー
でんすけ
大阪で活動するボイストレーナー。
プロの卵たちを育成中です。
ボイトレに関するブログも更新中ですので、当「スタジオラグへおいでやす」の記事と併せてぜひご覧ください。
また、最近DTMも始めて少しずつ曲を作るようになりました。
練習で作ったインストっぽい曲をSoundCloudに載せていったりしているので、ご興味持っていただけると幸いです。
SoundCloud:
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ウェブサイト:http://dn-voice.info
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