メタルの名盤。王道からニューメタルまで、一度は聴きたいおすすめのアルバム
一言にメタルといってもその範囲は広く、特に初心者のうちは何から聴いたらいいのか分からない、という方も多いのではないかと思います。
そこで、定番の名盤から1980年代に流行したスラッシュメタル、メロディアスなメタル、そして現在の流行に通じるニューメタルまで、メタルを語るうえでは外せない名盤をセレクトしました。
もしこの中に一つでも気になったものがあれば、ぜひそのサブジャンルを深く開拓してみてください。
必ずお気に入りのバンドが見つかるはずですよ!
もくじ
- メタルの名盤。王道からニューメタルまで、一度は聴きたいおすすめのアルバム
- Pull Me UnderDream Theater
- (sic)Slipknot
- Holy Wars… The Punishment DueMegadeth
- Master of PuppetsMetallica
- Raining BloodSLAYER
- WalkPantera
- The Number Of The BeastIron Maiden
- BlindKorn
- Carry OnAngra
- The Hellion / Electric EyeJudas Priest
- The EruptionEmperor
- DavidianMachine Head
- Roots Bloody RootsSepultura
- Chop Suey!System Of A Down
- Future Breed MachineMeshuggah
- Killing In the NameRage Against The Machine
- Never DieYngwie Malmsteen
- Caught In A MoshANTHRAX
- Devoured by VerminCannibal Corpse
- HeartworkCarcass
メタルの名盤。王道からニューメタルまで、一度は聴きたいおすすめのアルバム
Pull Me UnderDream Theater
プログレッシブメタルと呼ばれるジャンルの金字塔的なアルバムであり、ドリーム・シアターにとっても出世作にして代表作の1枚と呼べる名盤です。
バークリー音楽院出身のメンバーを中心としたバンドによる、突出した技術力をセンスに裏打ちされたドリーム・シアター独特の音楽スタイルは、本作から始まったといっても過言ではないでしょう。
それぞれのプレイヤーによる圧巻のテクニックはもちろんのこと、変拍子を盛り込んだ複雑怪奇な展開を見せるドラマティックな楽曲の数々は、何十年経っても色あせない魅力を誇っています。
同時に、あくまで美しいメロディが楽曲の軸となっていることにも注目してみてください。
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(sic)Slipknot
90年代末期に生まれた、異形のヘビーロック。
覆面集団、スリップノットが1999年にリリースしたセルフタイトルのデビュー・アルバムは、当時シーンを席巻していたニューメタルやラウドロックといったサウンドを鳴らすバンドの中でも、突出した個性と爆発的なエネルギーを持ち合わせており、日本でも即座に人気に火が付きました。
コーンやリンプ・ビズキットを世に送り出した名プロデューサー、ロス・ロビンソンと共に作り上げたサウンドは、あまりの情報量の多さに初めて聴いた人であれば「何だこれは」と感じてしまうかもしれません。
同時に、意外なほど聴きやすいメロディーも随所に盛り込まれ、曲単体の良さがあったからこそ、彼らがここまで人気バンドになったのだという事実が理解できるはず。
(KOH-1)
Holy Wars… The Punishment DueMegadeth
いわゆるBIG4と呼ばれるスラッシュメタル界の四天王にして、自らの音楽性を「インテレクチュアル・スラッシュメタル」と称するメガデスが1990年にリリースした傑作4th。
ギタリストのマーティ・フリードマン、ドラマーのニック・メンザ加入後は初となるアルバムで、メガデスの黄金期とも言える時期の幕開けを告げる重要な1枚です。
テクニカルなリフの嵐、練りに練られたバンド・アンサンブル、フロントマンのデイヴ・ムステインによる毒気に満ちた知的な歌詞、意外なほどにメロディックさもあり、今もライブで演奏される名曲の数々……大ヒットを記録し、グラミー賞にノミネートされたことも納得の名盤!
(KOH-1)
Master of PuppetsMetallica
80年代のスラッシュメタル全盛期の代表的な1枚というだけでなく、ヘビーメタルの歴史にその名を残す大傑作。
1986年にリリースされ、日本では『メタル・マスター』という邦題でもよく知られている、メタリカにとっては通算3枚目となるアルバムです。
アルバムのリリース後に、不慮の事故でこの世を去ってしまった名ベーシスト、クリフ・バートンが在籍時に残した最後の作品でもあります。
このアルバムの歴史的な価値はいまさら説明するまでもありませんが、ヘビーメタルというジャンルの可能性を世に知らしめた、記念碑的な作品と言えるのではないでしょうか。
ライブの定番曲も多数収録、リリース20周年を迎えた2006年のサマーソニックでは、本作を丸ごとライブで再現して大きな話題を集めましたね。
(KOH-1)
Raining BloodSLAYER
メタリカやメガデス、アンスラックスと並ぶスラッシュメタル四天王であり、最も邪悪なサウンドを鳴らし孤高の立ち位置でシーンに君臨するスレイヤー。
彼らの名前を一躍世に知らしめた作品といえば、1986年にリリースされた通算3枚目のアルバム『レイン・イン・ブラッド』でしょう。
名匠リック・ルービンをプロデューサーに迎えて制作された本作は、強烈極まりないスラッシュ・サウンドや過激な歌詞に至るまで、スレイヤーという音楽が最初の頂点に達した瞬間が明確に刻まれています。
『エンジェル・オブ・デス』や『レイニング・ブラッド』等、ライブの定番曲も多数収録。
後のブラックメタルやデスメタル系のバンドにも、多大なる影響を与えた歴史的な傑作です。
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WalkPantera
90年代以降のヘビーメタル、及びラウドロックに最も影響力のあるアルバムの1つ。
1990年にリリースした名盤『カウボーイズ・フロム・ヘル』をヒットさせたパンテラが、1992年に発表したメジャー第2弾にして『俗悪』という物凄い邦題でも有名な傑作です。
いわゆるグルーヴメタルというジャンルを形作った作品とも言われ、後続のバンドに与えた影響は計り知れないものがあります。
ダイムバッグ・ダレルによるソリッドなギターリフ、8ビート一辺倒ではない独自のグルーブを生み出すヴィニー・ポールのドラムス、レックス・ブラウンが鳴らす安定感のあるベース、フィル・アンセルモによるカリスマティックで表現力豊かなボーカル……いつ聴いてもカッコいいの一言!
(KOH-1)