モスキート音で耳年齢をチェック!
世界で最も人類を死に至らしめる動物は何か?
答えは圧倒的に「蚊」だそうです。
そんな蚊の羽音のような不快感をもたらす、モスキート音と呼ばれる音が存在します。
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もくじ
モスキート音とは?
一般的に人間の可聴域は低音側は20Hz、高音側は個人差が大きいようですが、15,000Hz〜20,000Hz程だそうです。
20Hzがどれくらい低い音かと言うと、自然界に単音で20Hzという音は存在しないらしいので、いい例がありませんが、88鍵盤のピアノの最低音の「ラ」が27.5Hzですので、それよりまだ低い音と言えば、何となく想像がつきますでしょうか。
ちなみに、iTunesのイコライザの最低音スライダが「32Hz」、最高音が「16,000Hz」ですね。
そして問題の高音側です。
20,000Hzがどれくらい高い音なのか、私にはもうあまり聴こえないので何ともいいづらいですね(笑)。
個人差はありますが、10代ならば20,000Hzくらいまでは大体聴こえ、20代後半になると17,000Hz前後の高音が聴こえない割合がかなり増えるそうです。
その性質を利用し、ある種「若い人にだけ聴こえ、聴こえる人には不快を感じるキンキンした音」として開発された音が、「モスキート音(トーン)」と呼ばれる音です。
蚊の羽音のように不快な音、という意味の造語のようです。
モスキート音(トーン)は2005年にイギリスのCompound Security Systemsという企業が開発したセキュリティシステムで、飲食店や書店などで長居する若者の退店を促す、万引きしようとする者を牽制する、目的で使用されるそうです。
日本でも実験的に東京都足立区の区立北鹿浜公演にて一時期導入されたようです。
そして、携帯電話の着信音にし、先生に気付かれないように生徒がメールのやりとりをしているとか。
若い方はいろいろなことを考えつきますね(笑)!
モスキート音で耳年齢測定
年齢とともに聴こえにくくなるモスキート音の性質を利用して、耳年齢を計ろうという試みがなされています。
普段大音量でバンド練習したり、ヘッドホンで音楽を聴く機会も多いバンドマンの皆さんにとって、大きな商売道具の一つである「耳」が何歳相当なのか、気になるところではないでしょうか。
モスキート音のテスト動画で耳年齢をチェック!
※音量にはご注意ください。
大音量で聴くと不快感を催したり耳が悪くなる可能性があります。
※聴き取れなくでも実際に音は出ていますので、聴こえないからとボリュームを上げ過ぎないでください。
また、周りの方には聴こえている可能性もあります。
10,000Hz:51歳〜60歳くらい
13,000Hz:41歳〜50歳くらい
14,000Hz:41歳〜50歳くらい
15,000Hz:31歳〜40歳くらい
16,000Hz:25歳〜30歳くらい
18,000Hz:18歳〜24歳くらい
20,000Hz:13歳〜17歳くらい
YouTubeはエンコードの仕様により16〜20kHzの高域が正常に再生できないとのことです。
チェックには後述のアプリをご利用ください。
スマホアプリで耳年齢をチェック!
iPhone / Androidのアプリもあります!
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ダウンロード:Android
さて、皆さんの耳年齢は何歳くらいでしたでしょうか。
聴こえないけれど鳴っている
残念ながら人は年を重ね、聴き取れる音の範囲は限られてきます。
そして、聴こえなくなるのは有毛細胞という細胞が、高音に対応するものほど壊れやすく、また一度壊れたら再生しないからだそうです。
聴こえなくなるのは残念なことですが、世の中には高齢でも素晴らしいミュージシャンは沢山いらっしゃいます。
およそ10,000Hz以上は歌唱や楽器演奏の上では、関係ないとはいい切れないのでしょうが、関係は薄い帯域なのでしょう。
例えば、人間には聴こえない犬笛に犬が反応するように、コウモリが超音波を使って物体との距離を計り移動するように、人間には聴こえないけれども鳴っている音というものが存在します。
そう思うととても不思議ですね。
動物の中には人間には聴こえない音を奏でるものがいて、例えばそれを測定して楽譜に書き直すアルゴリズムを組んだら、すごい音楽になったりするのかも知れません。
都市伝説だとは思いますが、東京ディズニーランドでは、人間には聴こえないある周波数の音波を発してカラスを寄せ付けないといった話を聞いたことがあります。
CDには収録されない高音域が、実は何らかの影響を与えているという話も聞きます。
聴こえないけれども存在する音、まだまだたくさんの秘密がひそんでいそうですね♪
ライタープロフィール
ライブスポットラグ
平田 浩康
Live Spot RAGの平田浩康です。
15歳の時、音楽特にロックのカッコ良さに痺れギターとバンドを始めました。
生まれ故郷の高知県は、ライブハウスやコンサート会場も少なく生の音楽に触れる機会が少ない、当時は情報源も雑誌やCD、VHSビデオ(!?)という時代でしたが、音楽というとてもキラキラしたものに魅了され、勉強そっちのけでギターと音楽を楽しむ毎日でした。
大学進学から京都に移住し、大学では軽音楽部を卒業(笑)。
それまでは邦楽ロックや洋楽ハードロックを中心に聴いていましたが、先輩や同期から世の中にはもっとたくさんの音楽があることを知らされ、今では「いいな」と思えるものはジャンル隔てなく聴いております。
大学卒業後にRAGに入社、約6年のオフィスや約10年の音楽スタジオを経て、現在は創業39年の老舗Live Spot RAGにて勤務、主にプロモーション業務を担当しております。
日本トップミュージシャン達が奏でる「本物の音楽」に触れ、お客様に届けることで、あらためて音楽の煌めきを実感する日々です。
今でもギター、バンドはゆるく継続しており近年は今更ながら歌も歌ってみたりしています。
もうすっかりおっさんになってはしまいましたが、あの頃「音楽に描いた夢の向こう側」を、今後もみなさんと追っていければと思っています。