バンドメンバーのやる気・モチベーションを上げるにはどうしたらいい?
「メンバーにやる気がなくて困っている……」「バンドメンバーにやる気を出させるためにはどうしたら?」など、日々のバンド活動の中で困られている方はいませんか?
状況はさまざまだと思いますが、日々のバンド活動の中で、バンドメンバーをやる気にさせたり、モチベーションを取り戻してもらうためのヒントになるようなことをまとめてみました。
明確な目標を提示してあげる
まず、やる気が出ない原因を大きく2つ挙げてみました。
- 無意味感
- やることが多すぎる、考えることが多すぎる
どちらも、やみくもに進めているときで、明確な目標が見えなくなっているときですよね。
将来へのイメージと、その段取りや優先度、そして目の前の小さい目標を1つずつ明確にする必要があります。
その中で、存在意義(居場所)を作ってあげることでモチベーションを高めることが期待できるのではないでしょうか。
メンバーの生活環境の見直し
やる気が起きなくなっているバンドメンバーの生活環境はどうですか?
そこにも目を向けることで解決の糸口が見えてきます。
以下のサイトで分かりやすく説明されています。
バンド活動に関しては上の図でいう精神的欲求に当てはまる(詳しくは後述)のでまずは最低限、この生理的欲求と安全欲求が満たされていないとバンド活動に対してやる気は起きないということです。
例えば発展途上国で明日生きるか死ぬかという生活をしている人は自分磨き(これは自己実現欲求に当てはまります)なんて絶対にしませんよね。
つまりあなたのメンバーはお金がなくて衣食住に困っていませんか?バンド活動のせいで睡眠時間が取れなくなっていませんか?ということになるのです。
もしここに問題があるようでしたらそのメンバーはバンド活動に本腰を入れることはできません。
ミスに共感する
バンドメンバーが現在「何につまずいているか」を知ることが大切です。
ミスに共感し「ベストをつくそう!」と励ましたり「自分だったらこうするけどなぁ〜」など建設的な助言を与えてあげましょう。
褒める
「本当に自分はこれでいいのか?」などバンドメンバーが自信をなくして立ち止まっているときは「相手がまだ気づいていない良いところ」を褒めることをしましょう。
ここでのポイントは進行形で褒めることです。
「あのときよかったよ」と過去形で褒められても「今はだめなの?」と逆効果になります。
「どんどんよくなっているよ!」「その調子で!」など成長に合わせて感心しながら褒めることが、相手のモチベーションをより高めることにつながります。
見ている人を意識させる
お客さんやファンや周りの仲間や協力してくれている人、自分たちを見ている人がいるという自覚をすることで「孤独じゃない」ことを再認識させます。
例えば学生バンドの場合は「彼女がライブを見に来ているよ」「友達が見に来ているよ」など、社会人バンドの場合は「子どもが見てるよ!」などでもOKです。
ベストを発揮できる場面を作ってあげる
望んでいる結果もでなく、自信を失っていてやる気が低下しているときは「一番自信があること・ベストを出せること」をやってもらうと有効です。
例えば、一番かっこよく演奏できる曲をセトリに入れたり、曲に得意なフレーズや展開を盛り込んだりです。
自信を取り戻させるためには、相手の得意なところに目をつけることを意識しましょう。
時には大きな課題を与える・環境を変えることも
人間は危機的な状況を目の前にすると、やる気が急にアップすると言われます。
その中で達成感を味わうことで、さらに次のモチベーションへとつながります。
ただ、明らかに達成できない無理な課題は逆効果ですのでご注意を。
最後に
「自分が震えないと周りは震えるはずがない」と歴代の有名ミュージシャンたちは口をそろえています。
まず自分から考えて行動し、こちらからまず与えることを意識しましょう。
バンドはチームのため、お互いに意識して助け合う場面が多いです。
そしてメンバーの間での「ありがとうの気持ち」を忘れないように!
いい音楽やグルーブを生み出せるように応援しております!
ライタープロフィール
スタジオラグ
中尾きんや
スタジオラグスタッフ
ウェブサイト:https://www.studiorag.com
Twitter:kin_kinya