音楽関係のお仕事一覧
「音楽に関わる仕事がしたい!」
「音楽関係の仕事ってどんなものがあるの?」
音楽関係の仕事は、ステージに立つアーティストだけではありません。ライブのサポートや、PA、照明の担当など、仕事はさまざまあります。
今回は音楽業界の裏側を支える、さまざまなお仕事を紹介します。
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音楽関係のお仕事
音楽スタジオスタッフ
音楽スタジオとはミュージシャンを志望の人や現役のプロミュージシャン、学生から社会人のバンドマンまで、さまざまな人が音楽のリハーサルを行う場所です。
音楽スタジオスタッフは特別な免許や資格などは必要ありませんが、向き不向きはあります。コミュニケーション能力がある人には向いているでしょう。
当たり前ですが、音楽に興味も関心もない人には向いていません。
参考:【音楽スタジオのアルバイトってどう?】仕事内容や心構え、あると便利なスキルや面接対策について教えちゃいます!
作詞家・作曲家・アレンジャー
言葉を自在に操る言葉の「プロ」が作詞家。
人の心を打つメロディーを生み出すのは「作曲家」。
既存のメロディーにコードやリズム、イントロや間奏などを付け、楽曲を完成させるのがアレンジャー(編曲家)の仕事です。
音楽経験は必要になり、即戦力を求められます。
プログラマー・マニピュレーター
コンピュータに情報を打ち込んで音楽を作ったり、シンセサイザーやサンプラーなどの電子機器を使って、編曲家やミュージシャンやディレクターがイメージする音を作る仕事です。
参考:音楽制作の中心的存在、マニピュレーター・サウンドプログラマーの仕事
参考:MIDIが良く分かる。バンドマンのためのDTMの基礎知識
コンピュータ技術よりも、電子音の組み合わせでどんな音を作れるかという、独特の音楽的な感覚が必要。
音楽的な専門教育だけではなくて、モニターに表示される波形で音をイメージできるような、音響工学の知識もあったほうが有利である。CD制作費を安く上げるために、またデジタル音楽全盛時代にあって、その需要は増える傾向にある。
楽器クラフトマン・リペアマン・楽器店スタッフ
クラフトマンは、楽器作りの「職人」「名匠」のことです。
リペアマンは、楽器が壊れたときに修理する専門家をさします。
仕事の内容は、楽器の素材や微妙な音色の調節なども行う繊細なもので、ギターメーカーや楽器工房や楽器店が活躍の場になります。
参考:楽器クラフトマンのお仕事
では、先人のリペアマンやクラフトマンはどういった経路でこの職業に就いたのか?
独立した方の場合に限って言うだけでも、コレはもう千差万別だと思われます。
- メーカー(工場)に入社してある程度の経験を積んだ上、独立する方
- 楽器商社に入社して、メーカーサポートをこなす内に技術を得て独立する方
- 楽器店に入社してリペアを経験して独立する方
- 自分で修理をやっている内に仕事になった方
- リペアショップ・製作家などに弟子入りして経験を積む方
音楽ライター
音楽ライターの仕事とは、雑誌やインターネットに記事を寄稿する仕事です。
現在では、多くの音楽系のフリーペーパーや雑誌がありますので、活躍の場はたくさんあります。
これから音楽ライターを目指す人にアドバイスするならば、好き嫌いなくとにかく音楽を聴きまくれ!と言いたい。
同時に、「この分野の音楽は誰にも負けない」という得意分野を伸ばすこと。
音楽ライター養成講座に通っている人も多いけれど、ほとんどの人が勉強不足。
「音楽ライターになりたい」と言いながら、CD20枚以下しか持ってないなんて言語道断です。
ラジオパーソナリティ
ラジオパーソナリティは、選曲された曲の紹介や司会進行を番組内で行う役割を担っています。
ラジオDJの仕事内容は、担当する番組によってさまざまです。
今ではストリーミング配信のラジオも増えたことから、たくさんの新しいラジオパーソナリティを見かけるようになりました。
その人の得意分野や人間性をフィーチャーして番組が制作され、たくみなトークでゲストをインタビューしたり、リスナーのハガキを読み上げたり、音楽を紹介するなどが、主な内容となっています。
収録は主にラジオ局でされます。
ラジオパーソナリティになるための方法
次の4つの方法から選ぶのが一般的です。
1.アナウンサー養成学校や、放送系の専門学校に入る。
2.TV・ラジオ局のアナウンサーに就職する。
3.タレント事務所に所属する。
4.ラジオ局主催のオーディションに合格する。
ラジオパーソナリティになるためには1か2の道を目指した方がなれる可能性が高いです。
ラジオパーソナリティになるためにタレント事務所に所属をすることは、その意向を尊重してもらう必要があります。
また、フリーランスとしてオーディション合格を目指すのは非常に難しいことです。
ラジオパーソナリティとして食べて行けるようになるのはほんの一握りだと言えます。
オーディションを受験する際には、音楽に詳しい、おしゃべりが得意で面白い、英語が話せるなど、セールスポイントのほかに、きちんとした言葉で話せることが大前提となりますので、ラジオDJを目指す人の中には放送系の専門学校に通う方が多いようです。
ピアノ調律師
ピアノのチューニングやメンテナンスを専門に行う職業です。
また、工房で修理をすることや、メーカーで設計、製作を兼任する者もいることから、ピアノ技術者やピアノ製造技師とも呼ばれています。
時には、古いピアノをオーバーホール(分解点検修理)によって復元させることもあります。
日常的なピアノ調律以外に、ピアノの調整(鍵盤アクション機構の動きや寸法を揃え、鍵盤タッチや発音の不良を起こさないようにすること)や、ピアノ整音(ハンマーの状態を均一にし、音量と音色のバランスを整え、音量、音色を均一にすること)などを行い、ピアノに関する様々な専門知識や技術を必要とします。
一般家庭や音楽教室、音楽ホールなどピアノが設置されている部屋での出張作業が多いですが、同時に工房や工場などで修理や修復作業を行うケースもあります。
卒業したら、まず楽器店とか、ピアノの調律の会社とかに就職
専門学校で、ピアノに関する技術を学んで、さて、実際のお客様のピアノを調律・修理できるのでしょうか?
残念ながら、答えは、「できません」。
なぜか?それは、「お客様を知らないから」です。
ですので、多くの人は、調律を行っている会社に就職します。
もちろん、技術的な不足もあります。
私たちの会社の場合、最初にお客様の元にひとりで行くのは、入社して早くて3ヶ月後(社内基準に合格しないと半年や1年も)、グランドピアノを調律できるようになるまでに、2年から3年かかります。
日々、学び初めて技術者として認められるでしょう。
しかし、もっと大切なのは「ピアノの調律師は接客業」ということです。
自分で調律したピアノの音は、自分の耳で聞こえるものであって、お客様の耳で聞いたものではありません。
たとえ、機械で確認して、音程が合っていたとしても、それも、機械の耳で確認したものでもないのです。
調律師は「お客さんと一緒に音を作ってゆく」、そして、「お客様に喜んでもらえる」仕事です。
お客様に、良いピアノの状態を提供する。
これが正解というものがなく、正解は時と場合で違うもの。
だからこそ、奥が深く、いつまでも、(技術や音を)探求できる。
そして、「また、〇〇さんに」と、お客様にご指名いただいて、初めてピアノの調律師のスタートラインに立てるのです。