音楽関係のお仕事一覧
「音楽に関わる仕事がしたい!」
「音楽関係の仕事ってどんなものがあるの?」
音楽関係の仕事は、ステージに立つアーティストだけではありません。ライブのサポートや、PA、照明の担当など、仕事はさまざまあります。
今回は音楽業界の裏側を支える、さまざまなお仕事を紹介します。
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もくじ
音楽関係のお仕事
結婚式会場での音響・照明スタッフ
結婚式会場でのBGM出しやマイクのセッティングなど、軽作業が多いので専門的な知識や経験がなくてもチャレンジできる仕事です。
結婚式会場は全国にありますので、身近な場所で求人を出しているところもあります。
もちろん結婚式会場なので、正装で仕事し、礼節をわきまえることは必須です。
参考:スタッフインタビュー|酒井泰臣(ブライダル音響スタッフ)
PAエンジニア・スタッフ
PA(Public Address)は「拡声装置」という意味であり、PAエンジニアはコンサートの音響を操る技術者のことです。
まず音響に関する知識を身につけることが必要ですが、音響機材の操作のみならず、システム設計、施工、メンテナンスに至るまでの幅広い技術的知識と音楽の技能、演目に関する深い知識が要求されます。
仕事はライブ本番だけではありません。
機材の搬入やセッティング、本番終了後の撤去作業まで、これらすべてがPAエンジニアの仕事です。
参考:コンサートやライブの音響スタッフ・PAエンジニアになる方法
最初はアシスタントとして、機材やスピーカーのセッティングを経験し、モニターミキサー、そして客席の中のミキサー卓で音を整えるメインミキサーへとキャリアアップしていきます。
会社やイベントの規模、アーティストにもよりますが、メインのPAエンジニアになるには、最短でも3年。
一人前になるには10年以上かかるとも言われています。アシスタントとして、まずは石の上にも3年、仕事を続けて行く事が大切です。
ライブハウスの仕事では、入社してから比較的早く、PAエンジニアとして音響のミキシングに携わることができます。
照明エンジニア・スタッフ
ライブのステージや舞台の照明を担当し、演出・構成に合わせてプランニングからオペレーションまでを行う「光」を演出する仕事です。
PAスタッフ同様、機材の搬入、セッティング、本番終了後の撤去作業まで、これらすべてが照明スタッフの仕事です。
ステージ天井に吊られるライトや床上のフットライト、横や背後からのライト、ミラーボールなど、ステージによっては100を超える数の照明機材が使用され、これらを効果的に操れる照明スタッフの役割は大変重要。
舞台スタッフは舞台装飾を行い、舞台装置やスモークマシンなどの特殊効果機材のセッティングを行う。
舞台美術・特殊効果
テレビ、映画、舞台などにおいて、ステージ全体のできを左右する重要な役割を担います。
モノづくりのための幅広い能力と知識が必要とされます。
とにかく経験を積む事が大事です。知識だけではいきなりはプロにはなれません。
小道具、大道具、セットを作っているだけではいけないのでコンサートや舞台、ミュージカルの流れや中身を把握しなければなりません。
そのためには実際に行われているプロの舞台、ミュージカル、コンサートなどで経験を積む事が一番です。
スタジオミュージシャン
ソロの歌手など自分以外のミュージシャンが、レコーディングをしたりライブをしたりするサポートをするのが、スタジオミュージシャンの仕事です。
学歴、職歴、性別、国籍などは一切関係がなく、特別な資格などなくても、楽器が演奏できれば誰でも目指すことができます。
スタジオミュージシャンには、レコード会社や芸能プロダクションに所属する人と、フリーランスで活動する人がいます。
必要とされているのは、演奏能力はもちろんですが、今までに音楽関係で培ってきた人脈や経験も大切になります。
フルート奏者でスタジオ・ミュージシャンとして活動する旭孝によると、スタジオ・ミュージシャンには以下のような技術が必要とされると述べている[1]。
- 水準以上の演奏能力を持っている事
- 初見が利いて、楽譜の表と裏(記譜内容だけではなく、楽譜が要求している演奏方法)が読める事
- 音感、リズム感に優れている事
- 何か一つ以上、得意な分野(楽器あるいはジャンル)を持っている事
- 応用力に優れている事(移調などその場でのアレンジ変更に即座に対応できること)
専門以外にも、複数の楽器が演奏出来る事。
ジャズやポップスの音楽理論の知識があること。
音楽講師・インストラクター
楽器を教えるためには、まず自分が手本を見せないといけないので、高い演奏技術が必須となります。
初心者からプロ志向の人向きまで、それぞれのレベルに応じた指導をしなければいけないので、教育する技術も必要です。
「音楽力」
レッスンにおける生徒さんたちの目標は、いちばん身近にいる講師。「先生のように演奏したい」というあこがれが、技術の向上に直結するのです。
逆にいえば、あこがれを感じられない(=音楽力に不安のある)講師のもとでは生徒さんは伸びません。
専門楽器の演奏力はいうまでもなく、ジャンルにとらわれない幅広い音楽知識や、アンサンブルの指導など、たゆまぬ自己研鑽に裏打ちされた総合的な音楽力が必要とされます。
「指導力」
生徒さんの大半を占めるのは「楽器の演奏を楽しみたい」という趣味志向の方。
なかには、なかなか上達しない人もいるでしょう。しかし、弾けないからといって叱責したり、冷たく突き放すのではなく、一人ひとりの個性や目標を十分に理解し、それに即したレッスンをほどこす適切な指導力が大切です。
「人間性」
レッスンにおけるクラスは、いうなれば一つのコミュニティ。そして講師には、そのコミュニティのまとめ役として、包容力に満ちたあたたかな人間性が求められます。
また、教育事業の担い手という立場を自覚し、社会人として常識的なモラルを持つことも重要といえます。
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