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バンドPV・ミュージックビデオの制作がいくらかかるのかを徹底検証!
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バンドPV・ミュージックビデオの制作がいくらかかるのかを徹底検証!

PV = プロモーション・ビデオ。

インターネットの発達で、動画や音声を使った効果的なプロモーションを個人でできる時代。

自分達のバンドや曲を売り出すには、今やPVは欠かせない存在となりました。

今やPVは欠かせない存在に

新譜を購入するきっかけの約7割が「映像」

音楽メディアユーザー実態調査

音楽好きなリスナーなら1日1度はアーティストに関する映像を目にしています。

アーティスト新譜を購入したり知るきっかけになりやすいのが映像媒体です。

※一般社団法人 日本レコード協会:2009年度「音楽メディアユーザー実態調査」より

音楽を聴く人はテレビよりYouTubeの方をよく観ている

音楽メディアユーザー実態調査

※一般社団法人 日本レコード協会:2009年度「音楽メディアユーザー実態調査」より

自分たちのバンドを知らない人にアピールできる

購入する前に試聴し放題なわけですから、ここでの印象が「ファーストインプレッション 」になることが多いわけです。

もちろんレコード会社やレーベル関係の方の目にもとまりやすくなります。

視覚的に伝わる、伝えやすい

どんな言葉が使われているか、どんなファッションなのか、どんな人が演奏してるか。

人間の外部情報は83%が視覚からのものと言われてます。

つまり「どんなバンドなんですか?」と口コミで伝わる場合も、「こんなバンド!」と伝達しやすいわけです。

コチラのサイトがたいへん参考になりました。

ぜひ読んでみて下さい。

失敗しないバンドのためのPV入門

その裏で、音楽を買わないきっかけもPVになりつつある?

もちろんバンドを知るきっかけがPVという方が多くなってきた結果です。

それを見て「自分の好み」でなければ、「共感ができなかった」「魅力が伝わらなかった」など別の印象も当然伝わってしまいます。

音源を含め、映像もクオリティーが大事

撮影イメージ

ざっくりですが、以上のことを踏まえると自分たちの魅力を存分に発揮、リスナーに伝えるには妥協しないレコーディング制作から映像制作も大切な作業になってきます。

制作すべてにかかってくる費用の種類

機材費・構成費・撮影費・編集費・役者費用・スタジオ料金・楽器レンタル料金・ロケ地料金・メイク・雨等の特殊撮影費……など言い出したらキリがない世界です。

予算

いろいろ調べてると「5分の映像作品」を1本作るのに、トータルで10万円〜30万円ぐらいからのところが多いみたいですが、とにかく高いのが常識になっています。安いプランだと、そのの分制限も多くなってきます。

当然クオリティーが上がったり要望が多い程、手間も時間も経費も必要になります。

平日の料金を設定されて、平日なら安いところが多いみたいですね。

低コスト映像制作のためにはバンドの協力が必要

撮影イメージ

例えば、PVに出演するエキストラ、撮影場所にはバンドの人脈も必要になってきます。

楽器も自分達の機材を使用するなどしてコストを下げれるところは、バンドも協力しなければなりません。

時間はどれぐらいかかるのか? 制作の流れ

iPad

まず映像クリエイター、ディレクターを探すところからです。

人脈があればいいのですが、ない場合は映像制作会社に相談しなければなりません。

そこからの大まかな流れを紹介します。

ヒアリング、構成や演出に関する詳細打合せ(1回目の打ち合わせ)

絵コンテまたは字コンテの確認(2回目の打ち合わせ) 撮影日、役者、ロケ地、ヘアメイク、衣装等の確認。

※この時点で撮影依頼の契約が成立することが多いようです。

撮影日(1日〜数日) ※外で撮影する場合は延期になる可能性も。

仮編集(数日) ※撮影したものを繋げていき、チェックしていきます。

本編集 ※エフェクト等、最後の仕上げを行います。

完成 ※DVD納品、YouTubeへアップロード等

撮影状況や内容によって変わってくるとは思いますが、一回目の打ち合わせから、約1ヶ月〜2ヶ月ぐらいだと思います。

映像クリエイターとのコミュニケーションが大事

映像のプロの人にお願いすることがほとんどだと思いますが、「自分たちが伝えたいこと」「どんな作品にしたいか」を入念に話し合わないといけません。

もちろん映像クリエイターとの出会いも大切になってきます。

知り合いのバンドを手がけた方など、知り合い伝いでの紹介なども必要になってくるのではないでしょうか。

作品の方向性を決める

映像を受け取る人に伝えたい印象を軸にするのか、どのような音源かによっても変わってきますね。

見ている人に「伝わらない」映像であれば、何の意味もありません。

かといって目立つような派手なものがいいとも限りません。

バンドメンバーと映像スタッフも加え、方向性をしっかり決めていきましょう。

イメージよりも具体的アイデアを考える

映像技術の進化もありさまざまな映像が日常に溢れています。

「イメージは?」というキーワードで打ち合わせや、バンド内でも話し合いが進行してしまいますが、実はイメージって不確かで伝わらないものだったりします。

イメージをカタチにするには「具体的にどうやったら」を考えないといけません。

「そう見せたいならこれが必要」「撮影場所はここにしよう」など撮影予算にも関わってくるので、これもしっかり考えなければなりません。

あえて制限することで(例えばカメラが1台しかないなど)アイデアが浮かびやすくなったりもします。

クオリティの高い映像作品には、クオリティの高い音源が必要

わたくしは普段レコーディング専門ですので、まだまだ映像に関しては勉強中ですが、精通してる部分も多い印象を受けました。

クオリティの高い映像作品を目指すためにも、音源制作をここではしっかりサポートしたいと思っております。

そして今後は、さらにたくさんの映像作品を見られるよう楽しみにしております。

ライタープロフィール

中尾きんや

スタジオラグ

中尾きんや

スタジオラグスタッフ

ウェブサイト:https://www.studiorag.com

Twitter:kin_kinya

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