自分のお葬式で流したいお別れソング
誰しもが一度は「自分のお葬式で流すならこの曲がいいな……」と考えたことがあるのではないでしょうか?
大好きなアーティストの曲だったり、感銘を受けた楽曲だったりとそれはさまざまだと思います。
そして身近な人の人生最後のお見送りのシーンをこの曲で送ってあげたい、という思いもあることでしょう。
こちらではそんな葬送曲のような、人生を振り返ったり生きてきたことへの感謝の気持を伝えるような「自分の葬儀で流したい曲」を集めてみました。
一般的に人気の高い楽曲を集めてみました。
もくじ
自分のお葬式で流したいお別れソング
花の匂いMr.Children
数多くの名曲を世に送り出し、現在も後進のアーティストたちに多大な影響を与え続けている4人組ロックバンド・Mr.Childrenの1作目の配信限定シングル曲。
映画『私は貝になりたい』の2008年版において主題歌として起用された楽曲で、命のはかなさをイメージさせる幻想的なアレンジが美しいですよね。
いくら伝えても足りない感謝の言葉や、もう言えなくなってしまった別れの言葉も、同曲を流すことで代弁してくれるのではないでしょうか。
いつかまた会えるというメッセージが気持ちを前向きにさせてくれる、思わず涙があふれてしまうナンバーです。
(星野貴史)
ハナミズキ一青窈
映画『ハナミズキ』の主題歌をはじめ、CMやドラマなど数々のタイアップを持つ、女性シンガー・一青窈さんの5作目のシングル曲。
2001年に発生したアメリカ同時多発テロ事件をきっかけに生まれた反戦歌で、カラオケにおいては平成でもっとも歌われた楽曲として幅広い層のリスナーに知られているナンバーです。
大切な人の恒久的な幸せを願った歌詞は、お葬式においても故人からのメッセージとして多くの参列者の心に響くのではないでしょうか。
お世話になった人たちへの気持ちを代弁してくれる、ピースフルなナンバーです。
(星野貴史)
蕾コブクロ
『桜』や『永遠にともに』など、心を揺さぶるメッセージの楽曲でファンを魅了している音楽デュオ・コブクロの14作目のシングル曲。
テレビドラマ『東京タワー 〜オカンとボクと、時々、オトン〜』の主題歌として書き下ろされた楽曲で、メンバーである小渕健太郎さんが亡き母を思って書いたという歌詞が切ないですよね。
自分がいなくなった後も時々でいいから思い出してほしいという気持ちは、多くの故人にとって本心なのではないでしょうか。
残される人たちの思いが描かれた、お葬式を思い出で彩ってくれるナンバーです。
(星野貴史)
千の風になって秋川雅史
クラシックの声楽をベースに、クロスオーバーな分野で活動しているシンガー・秋川雅史さんの1作目のシングル曲。
アメリカで話題となった『Do not stand at my grave and weep』を作曲家・新井満さんにより日本語訳と作曲が施された楽曲で、多くの国で共通している「故人のお墓に祈りを捧げる」という文化を根底から覆すような歌詞が話題となりました。
命が終わることで肉体から解き放たれ、自由な存在として大切な人たちを見守っているというメッセージは、残された人たちに愛や希望を感じさせてくれるのではないでしょうか。
お葬式という悲しい空間を爽やかに彩ってくれる、荘厳なナンバーです。
(星野貴史)
いい日旅立ち山口百恵
1970年代の歌謡曲シーンにおいてもっともレコードを売り上げた歌手でありながら、人気絶頂期に引退してしまった伝説的なシンガー・山口百恵さんの24作目のシングル曲。
日本国有鉄道による旅行誘致キャンペーンのために制作された楽曲で、累計売り上げでミリオンセラーを達成している、山口百恵さん最大のヒット曲です。
哀愁を感じさせる歌詞やメロディーは、お葬式という特別な空間でより涙を誘うかもしれませんね。
残された人たちとの思い出を胸に旅立つ日を彩ってくれる、誰もが知る往年の名曲です。
(星野貴史)
時代中島みゆき
1970年代から2000年代までの4世代にわたってシングルチャート1位を獲得するという、ソロアーティストとしては唯一の偉業を成し遂げたシンガーソングライター・中島みゆきさんの2作目のシングル曲。
日本の歌百選にも選ばれた楽曲で、多くのアーティストによるカバーにより世代を越えて知られていますよね。
たとえ今生で別れることになろうとも、いつかまた会えると信じさせてくれる歌詞は、前向きなメッセージとして参列者の心に残るのではないでしょうか。
お葬式をただ悲しいだけで終わらせない、タイトルどおり時代が変わっても色あせない名曲です。
(星野貴史)