DTM
DTMをもっと楽しむWebマガジン
search
失敗しないナレーション録音のコツ
最終更新:

失敗しないナレーション録音のコツ

「声の録音をしたい!」「ナレーションをスムーズに録音するためにはどうしたらいい?」

今回はナレーションのレコーディングについてお話します。

身近に溢れるナレーションの数々

ナレーション

http://blog.commlabindia.com/elearning-design/use-audio-elearning

一日に一度は耳にする方も多いのではないでしょうか。

WEBサイトやCM、店内放送など、様々なナレーションが身近に溢れています。

レコーディングの成功がクオリティを左右する

ナレーション

http://www.filmsat59.com

現代では、情報機器、通信手段、様々なメディアの登場やその技術の高度な発達で、音声環境も状況に合わせた品質や音質が求められています。

そんな中で「ナレーションがうまく録れていない」なんてことになると、時間も費用も大きな損失になります。

あなたの声を最大限に活かし、長く使用できるナレーションを作成するには、まずレコーディングの成功を目指すことが必要になります。

ナレーション録音のコツ

納期・納品方法を事前に知らせる

納期

http://www.photo-ac.com

レコーディングスタジオを予約する際には、納期や〆切をまず伝えましょう。

そこから逆算してレコーディング・編集のスケジュールを決めていきます。

納品方法(CD、MD、テープ)によっては予想外の時間がかかる場合もありますので、こちらも伝えておくようにしましょう。

音声形式を事前に知らせる

音声形式

https://www.iconfinder.com/icons/63233/wav_icon

現在出回ってる音声のほとんどがデジタル化されています。

使用状況によっても音楽データ形式(規格)が変わったり、どれを選ぶかによって音質が左右する場合もあります。

参考:今さら聞けない!? WAV、MP3など音楽ファイル形式のおさらい

BGMは音質が良いものを選ぶ

BGM

http://tabelog.com/tochigi/A0901/A090101/9001479/dtlphotolst/P13822436/

例えば、ダウンロードしたり、動画サイトなどから抜き出した音声の中には、ノイズや音質があまりよくないものがあります。

お持ち込みされるBGMやサウンドは、可能な限り良い音質のものが望ましいです。

原稿の準備はレコーディング当日までに

原稿の準備

http://blog.livedoor.jp/fromhisayo/archives/cat_50038123.html?p=2

原稿の作成・読む箇所のチェックは当日までにクライアントとのチェックを済ましておいて、レコーディングに専念できるようにしておきましょう。

イントネーションがおかしい箇所はないかチェック

イントネーション

http://hatsuon-kyosei.com/blog/?p=2965

日本語は漢字の読み方だけでなく、イントネーションも難しいですよね。

不安な部分は事前にクリアにしておくようにしましょう。

録音は1日のうちに終わらせてしまう

録音

http://www.photo-ac.com

レコーディング日が違うと声質や音量が変化してしまいます。

一日の間で完了できるように、当日は体調をしっかり整えレコーディングに備えましょう。

原稿のめくる音に注意する・原稿はホッチキスで止めない

原稿

http://horrorunlimited.blogspot.jp/2013/06/doctors-of-darkside-torture-documentary.html

声を収音する際に使うコンデンサーマイクは、紙をめくる音(ペーパー・ノイズ)などの些細な音も収音されてしまいます。

原稿のページめくりを極力控えるためにも、原稿はホッチキスなどでまとめないようにしましょう。

読み間違い・読み忘れた箇所はないか必ずチェックする

原稿

http://www.enatsu.net/enatsu_movie/post_11

レコーディングが終了したら、読み間違い・読み忘れた箇所がないかをその場で必ずチェックしましょう。

後日間違いが判明すると、そこだけ再度レコーディングしないといけません。

余分な音声は入っていないかチェックする

波形

http://wis2.jp/sound_technique/004hakei_hyouji/004hakei_hyouji.html

録音中には気がつかなくても、最終段階の編集や音圧調整の際に気づく事もあります。

口をあける時の唇の音(リップ・ノイズ)、机・椅子などの音、電気的なノイズなど気になる部分かないかを、レコーディングスタジオ内で必ず試聴してチェックしましょう。

最後に

事前の準備をしっかりすることで、当日スムーズに進行でき、クオリティも満足のいく作品になるのではないでしょうか。

レコーディングされた音は、ずっと残る物なので、悔いの残らないようにがんばって成功させましょう!

少しでも参考になれば幸いでございます。

ライタープロフィール

中尾きんや

スタジオラグ

中尾きんや

スタジオラグスタッフ

ウェブサイト:https://www.studiorag.com

Twitter:kin_kinya

このライター・クリエイターへメッセージを送る

記事一覧

続きを読む
続きを読む