【大分むぎ焼酎二階堂】郷愁を誘う歴代CMまとめ
大分県で作られているむぎ100%の焼酎二階堂。
二階堂のCMは1987年から放送されており、毎年新しい作品が放送されるんですよね。
商品の紹介や飲むシーンはほとんど登場せず、各地の自然や町並み、身の回りの風景などを印象的に切り取った芸術的な映像が特徴なんですよね。
さらに「二階堂のCMと言えば」というほどに印象的なのが、独特の空気感を持った語り。
郷愁を誘い、心の奥にグッと語りかけてくるようなこれまでCMは、放送スタート以来根強いファンを獲得しているんですよね。
この記事では二階堂のCMを網羅。
独特の世界観を紹介していきますね。
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【大分むぎ焼酎二階堂】郷愁を誘う歴代CMまとめ
「森のオルガン」篇
1991年に公開された「森のオルガン」篇。
映像では、森の中にオルガンと学校で使う机とイスが並べられていますね。
こちらは大分県の大分郡湯布院町にある山下湖近くで撮影されているそうです。
自然豊かな映像と、そんな中で私たちは育つという語りの内容には、時間に追われ忙しなく過ごしている日々を少しだけ重ねてしまいそうになります。
本当は何者にもとらわれず自由に生きたい。
そんな本能を刺激されるようなCMです。
(ささしな)
「記憶の結晶」篇
2020年に公開された「記憶の結晶」篇は、哀愁をただよわせる音楽と切なくやさしい語りには、誰もが昔の懐かしい記憶を呼び起こすのではないでしょうか?
音や匂いというのは深く記憶と結びついていて、ふと何かを思い出すきっかけになりますよね。
CMではあるのですが、まるで詩集の朗読を聞いているようなぜいたく感。
三日月の下でお酒を飲みながら、古き良き時代に思いをはせたくなりますね。
映像には、福岡県の三池炭鉱や奈多海岸、旧久野邸の松浦孝アトリエなどが使用されています。
(ささしな)
「シネマグラス」篇
映写機の回る音がノスタルジックさを加速させている「シネマグラス」篇。
CMでは、福岡や熊本にある建物を映画館に見立てて使用しています。
カラカラと音を立てて回る映写機が映し出しているのは、自分のこれまでの人生なのかもしれませんね。
夢を持って故郷を離れ、その夢がたとえどんな結果を迎えても人にはそれぞれ帰れる場所がある。
ナレーションの言葉は、そんなふうにも感じさせてくれますね。
このCMのように、夢を追うのに疲れたときは一度故郷に帰るのもいいかもしれませんよ。
(SAKI)
「一人の時間・旅」篇
この「一人の時間・旅」篇も渋い映像と秀逸なキャッチコピーが特徴で、ある程度経験値を積んだ大人にのみ刺さる内容に仕上がっているんですよね。
電車に乗って飲みながら移動して、知らない街を歩いたり、昔ながらの食堂で食事をしたり……派手さはありませんが日常から離れた自由な一人旅は見ている者の旅情、哀愁をこれでもかと喚起するはず。
大人にのみ許されたたしなみの豊かさを感じながら見てください。
「父」篇
2002年の大分むぎ焼酎二階堂のCM「父」篇です。
昭和の威厳ある父親像を後ろ姿のみで表現しています。
キャッチコピーは「私の知らない父と、父の知らない私が、坂の途中ですれ違う」。
大人になった少年が自分の父親を懐かしみむ内容になっており、山高帽や振り子時計にちゃぶ台、真空管ラジオなどレトロなアイテムが郷愁を誘います。