動画に学ぶオフビート。バスドラムで「歌って」みよう!
打ち込みが台頭しダンスビートがはやってきて、ライブでもバスドラムの4つ打ち(四分打ち)の曲がはやっていますね。
もちろん、はやりなのでドンドン演奏してもらってよいのですが「オフビートがねぇ……」という話をよく聞きませんか?
4つ打ち(四分打ち)って、ジャズから来ているという説もあったりもします。
今回は有名ミュージシャンを題材に、解説したいと思います。
オフビート
小節内の弱拍にアクセントを置くこと。
四分の四拍子の場合、通常一拍と三拍にアクセントを置くが、これを二拍、四拍に置く。
この動画がわかりやすいかと思います。
ポンタさんの演奏です。
文章や言葉で説明できる部分ではないのですが、拍の裏側の音符の位置です。
そこを感じられるか感じれないかが、勝負の分かれめです。
自分の中でウザいくらいに意識しないと、オフビートは感じれませんので頑張ってみてください。
ビッグバンドジャズ
これ見れば、わかりやすいかと思います。
これも厳密に言うと違いますが、バスドラムは、ほぼほぼ4つ打ちです。
スウィングしているかどうか?って事を知るには、この映画がおすすめです。
スウィングガールズです。
4つ打ちばかりに気を取られていると
僕は、ロックばかりやってきて、当然ながら1拍目にバスドラムは「踏むもの!」っていう先入観がありました。
そう「踏んで当たり前」っていう考え方です。
ちょうどその考えが凝り固まりだしたところに、課題曲になった曲がこれでした。
https://www.youtube.com/watch?v=sogYgHlNnqo
要所要所で、1拍目のバスドラムを抜いているのです。
この曲はとても難儀しました。
シャッフルビートと言うこともあったので、余計にそう感じました。
またこんな曲もあります。
Bメロが全員ユニゾンです。
ここでしっかり「パターン」ではなく、そのフレーズを歌って自由にバスドラムで歌えるかどうか?が重要なポイントです。
この曲は、僕も何回もやりましたが、決まるととても楽しい飽きない曲です。
同じことを繰り返すことが仇(あだ)とならないように
反復練習をすることで、できなかった曲やフレーズができることは当然です。
しかし、もう少し頭をやわらかくして、どんなタイミングでもバスドラムが踏めるように練習することも大切です。
アーティスティックな練習を、どんどん取り入れてみましょう。
某有名ドラマーは「般若」のお面を見ながらドラムソロを構築したそうです。
また、コミックバンドの有名ドラマーは、電車に乗っているときに、頭の中で8ビートを刻み、電柱とすれ違うタイミングでクラッシュシンバルを鳴らすという、イメージトレーニングをしていたそうです。
ビートだけで情景をイメージさせる
パターンや速いフレーズばかりに気を取られ、肝心の「伝える」という事を忘れないようにしましょう。
失恋ソングなのに、明るい表情で元気よくたたく訳にはいかないし、ラブソングなのに、狂ったような爆音で演奏することもないと思います。
一番ダメなのは「無感情」になることです。
それでは機械が演奏しているのと変わりません。
人力で演奏する以上、最低限の感情は込めましょう。
感情を込めるポイントに、ぜひともフットワークを仲間に入れてあげてください。
アンサンブルの濃さが、劇的に変わります。
お互い、頑張りましょうね!
ライタープロフィール
ドラマー
中村"NOBU-san"暢晃
乙女座 AB型 12歳の秋、両親の勧めでドラムを始める。
この頃は、音楽の楽しさが理解出来ず、塾に行く感覚で通い始める。
中学生の頃に課題曲でやった、Suzanne VegaのLukaという曲から、面白さ・凄さを見いだす。
高校生の頃は、多数バンドに参加(ドラマーが僕しか居ないという事態)。
ここでも、ドラムの重要性を痛感する。
高校卒業後、専門学校に入学し、ドラム、ラテンパーカッション、ドラムコー、人間学を学ぶ。
また、この時期に出会ったBlack Musicは、僕の一生を左右するくらいの衝撃の出会いだった。
現在は、POPS、FUNK、ROCK、歌謡曲、演歌、JAZZ、HARD ROCKなどジャンルに納まらないLIVE活動やサポート活動の他、インストラクターとしての顔も持つ。
また、イベント主催やミュージシャンコーディネーター(インスペクター)としても、高い評価を得ている。
演奏サポートやLesson希望の方は、Mailにてお問い合わせ下さい。
ウェブサイト:http://nakamuranobuaki.org