沖縄の民謡・童謡・わらべうた。歌い継がれる故郷のこころ
沖縄の音楽って独特の雰囲気があって、好きな方多いのではないでしょうか?
沖縄では長い間、独自の文化が育まれています。
そのため、琉球音階のような独特の響きと沖縄の方言による歌詞が相まって、ほかにはない魅力を放っています。
この記事では、そんな沖縄の音楽の中でも長い間大人から子供へ歌い継がれる民謡、わらべ歌をたっぷりと紹介していきますね!
これから紹介する曲を聴いて、あなたも沖縄の心を歌い継いでくださいね。
沖縄の民謡・童謡・わらべうた。歌い継がれる故郷のこころ
ハイサイおじさん喜納昌吉
喜納昌吉のデビュー曲で、喜納が高校生の時に創作されました。
歌詞は「少年(喜納)」と近所に住む「おじさん」のやりとりを歌っているものです。
沖縄民謡のリズムや音階をベースにした非常に明るく踊りやすい楽曲であり、いわゆるウチナーポップの先駆者的な楽曲です。
ふーゆべまー
この曲は沖縄の手遊び歌で、子供と向き合って、子供の手を広げさせ、親指から、人差し指、中指、小指へと1つずつ歌いながら、指差してあげ、小指まできたら両手を手前にあげて、左右にそろえて、ジョロジョロジョロというリズムに合わせて手首から振ります。
沖縄弁を知らない大人にとっても沖縄弁が覚えられて楽しい曲ですね。
いったーあんまーまーかいが
沖縄の伝統的なわらべ歌で、きょうだいが弟や妹に歌う子守唄で、昔は年上の子が乳幼児を眠らせたりあやしたりしながら歌ったそうです。
のどかなメロディーがゆったりとした子守歌にピッタリですが、なんとMONGOL800が激しいハードコアナンバーにアレンジしてカバーしているバージョンもあるので、聴き比べると楽しいかもしれません。
センスル節仲宗根創
小気味よい沖縄民謡のリズムに乗せて、話し言葉のようにどんどんと語られる様子が印象的ですね!
センスルとは「虫のかげろう」という意味だと解説されることもあるようですが、この『センスル節』の由来は不明だそうです。
この『センスル節』は各地の方言を取り入れてアレンジしながら展開されていきます。
ユーモアを取り入れて笑いを誘いながら歌う姿はまさに伝統芸。
本来音楽というのはこうして人々に楽しまれていたのだなと感じさせられますね。
(羽根佳祐)
月の美しゃ大工哲弘
八重浜地方で歌われている夜の子守歌です。
月の美しさを歌った歌で、まだ満ちていない十三夜の月が一番美しいと歌います。
女性も同じで、みやらびかいしゃとおななつ(女童美しゃ十七ツ)という歌詞は、まだ成熟していない17歳頃の女性がもっとも美しいのだという意味。
沖縄都市モノレールの古島駅の発車メロディーです。
てぃんさぐぬ花古謝美佐子
沖縄都市モノレールの県庁前駅の発車メロディーで、沖縄の親から子への教えを歌った教訓歌です。
沖縄の子供たちはこの歌を幼いころから聴いて育地、親の心、沖縄の心が詰まった歌です。
沖縄の自然や普段の生活を例に挙げながら訴えているので、心に染みわたる歌詞が魅力的です。