沖縄の民謡・童謡・わらべうた。歌い継がれる故郷のこころ
沖縄の音楽って独特の雰囲気があって、好きな方多いのではないでしょうか?
沖縄では長い間、独自の文化が育まれています。
そのため、琉球音階のような独特の響きと沖縄の方言による歌詞が相まって、ほかにはない魅力を放っています。
この記事では、そんな沖縄の音楽の中でも長い間大人から子供へ歌い継がれる民謡、わらべ歌をたっぷりと紹介していきますね!
これから紹介する曲を聴いて、あなたも沖縄の心を歌い継いでくださいね。
沖縄の民謡・童謡・わらべうた。歌い継がれる故郷のこころ
かなさんどー前川守賢
「かなさんどー」とは「愛しいぞ」という意味。
「愛しているよ」という意味でも使われます。
サビの歌詞からは、永遠の愛へつながる温かさが感じられます。
いつも明るい前川守賢。
沖縄では「元ちゃん」というニックネームで親しまれ、沖縄県民に愛された元ちゃんらしい曲です。
汗水節大城美佐子
とてもリズミカルな曲調もあり、多くの人に愛され、教訓歌として今も歌い継がれています。
貧しい時代背景をあらわしており、働くことのすばらしさ、子どもに教育をうけさせることの意義、人々のために働くことの意義が、込められています。
かたみ節
『かたみ節』は『固み節』という漢字で表記されることもある、沖縄の本島を中心とした伝統的な民謡です。
男女の契り、夫婦の誓いを表現したような祝い唄として伝えられており、結婚式などのめでたい場面で使用されることも多いですね。
めでたい場面のお祝いの言葉や、ふたりの絆についてが描かれており、おだやかな雰囲気で門出を祝福しています。
エイサーの題材としても定番の楽曲で、ゆったりとしたリズムに合わせて太鼓を打ち鳴らすことで、にぎやかなお祝いといった様子も伝わってきますね。
(河童巻き)
年中行事口説照屋林助
年中行事の多い沖縄の行事を、ポップス調に歌い上げた曲です。
それぞれの行事に意味があって大切に守られてきたのですが、若い人には覚えられません。
沖縄の伝統行事とその意味を、リズミカルな曲調に乗せて楽しく学べる歌です。
芭蕉布太田るみ & 伊波勇
沖縄民謡ではめずらしい、主に日本語の歌詞で歌われている歌です。
「わしたしま うちなー」は「私の島 沖縄」の意味。
タイトルの芭蕉布は、主に沖縄の庶民の服に用いられていました。
全体に沖縄の雰囲気がにじむように作られています。
沖縄都市モノレールの儀保駅の発車メロディーです。
いちゅび小節
愛している男性のことを想う女性が、いちごを取りに行くという内容の『いちゅび小節』。
「いちゅび」はいちごのことを表していて、かわいらしい言葉の響きがしますね。
実はこの曲、不思議な歌詞がクセになる沖縄民謡なんです。
この歌詞の正確な解釈は、琉球方言が理解できる現地の人でもなかなか難しいそう。
そんな謎に包まれたこの歌ですが、曲調は跳ねるようなリズムが気持ちいい明るい雰囲気で、エイサーの雰囲気とはよく合いそうですね!
(ユウキ)