有名なオペラの名曲|偉大なオペラ歌手も多数登場
日本でも教科書に採用されるなど、ある程度のなじみ深さがあるオペラ。
しかし、聞き覚えはあっても、オペラの名曲のことは詳しく知らないという方も多いのではないでしょうか?
今回はそんな方に向けて、有名なオペラの名曲をピックアップしました。
楽曲の紹介はもちろんのこと、制作に至った経緯、歌っているオペラ歌手の魅力など、さまざまな観点から解説していますので、普段からオペラを聴く方も、オペラのことをあまり知らない方でも楽しめると思います。
ぜひ、最後までごゆっくりとお楽しみください。
もくじ
- 有名なオペラの名曲|偉大なオペラ歌手も多数登場
- La donna è mobileThe Three Tenors
- Casta DivaMaria Callas
- Core ‘ngratoFranco Corelli
- Queen of the Night ariaDiana Damrau
- Nessun DormaGianfranco Cecchele
- CarusoLuciano Pavarotti
- GranadaMario Lanza
- O sole mioMario Del Monaco
- Torna a SurrientoFranco Corelli
- MattinataLuciano Pavarotti
- Frühlingsstimmen Op. 410Isyana Sarasvati
- E lucevan le stelleJonas Kaufmann
- Una furtiva lagrimaL’Elisir d’Amore
- Gelido in ogni venaCecilia Bartoli
- Che gelida maninaRamón Vargas
- L’amour est un oiseau rebelleElina Garanca
- Cantique de NoëlEnrico Caruso
- Ave MariaLuciano Pavarotti
- O mio babbino caroMontserrat Caballé
- E lucevan le stelleJosé Carreras
- 婚礼の合唱スロヴァキア・フィルハーモニー合唱団
- 売られた花嫁(スメタナ作)チェコ・フィルハーモニー管弦楽団
- Anja Silja – Janacek – Vec Makropoulos – Final part 1.wmvLeoš Janaček
- 恋とはどんなものかしらイングリット・ケルテシ:歌
- 歌劇 魔弾の射手(ウェーバー作)ハンブルク・フィルハーモニー管弦楽団
- ぺレアスとメリザンド(ドビュッシー作)ウィーン放送交響楽団
- Wer ein holdes Weib errungen/立派な妻を得たものは(良い妻を娶った者は)
- Agitata Da Due VentiCecilia Bartoli
- わたしのお父さんRenée Fleming
- オペラ 椿姫(ジュゼッペ・ヴェルディ)東京フィルハーモニー交響楽団
- わたしの名はミミAnna Moffo
- 女心の歌デル=モナコ:歌
- スペインの時 (モーリス・ラヴェル作)パリ国立歌劇場管弦楽団
- 人知れぬ涙Luigi Alva
- 人知れぬ涙ルイジ・アルヴァ:歌
- チャイコフスキー:歌劇「エフゲニー・オネーギン」作品24ポロネーズPyotr Tchaikovsky
- 衣装をつけろFranco Corelli
- パヴァロッティ: 誰も寝てはならぬ (プッチーニ:歌劇《トゥーランドット》より)Giacomo Puccini
- 歌劇 マルタ( フリードリッヒ・フォン・フロトー)シュターツカペレ・ベルリン国立歌劇場オーケストラ
- オンブラ・マイ・フAafje Heynis
- トスカ(プッチーニ作)ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団
- ウェーバー: 歌劇「魔弾の射手」 J.277 – 狩人の合唱(Weber: Der Freischutz – Huntsmen’s Chorus)Carl Maria von Weber
- Mozart – The Marriage of Figaro Overture (K.492) – Wiener Symphoniker – Fabio Luisi (HD)Wolfgang Amadeus Mozart
- 闘牛士の歌堀内康雄
- ≪マドンナの宝石≫間奏曲~”I Gioielli della Madonna” – Intermezzo~Ermanno Wolf-Ferrari
- オペラ ディドとエネアス(ヘンリー・パーセル作)ウィーン・コンツェントゥス・ムジクス
- 「天国と地獄」序曲スロヴァキア国立コシツェ・フィルハーモニー管弦楽団
- 喜劇 ニュルンベルクのマイスタージンガー(ワーグナー作)バイロイト祝祭管弦楽団
- オペラ オルフェオとエウリディーチェ(グルック作)フライブルク・バロック管弦楽団
- 薬屋の歌Elisabeth Schwarzkopf
- Casta Diva/清らかな女神よRenée Fleming/ルネ・フレミング:歌
- 今の歌声はテレサ・ベルガンサ:歌
- カルメン (ビゼー作)ハンブルク北ドイツ放送交響楽団
- 娘か可愛い女房がHermann Prey
- Candide Overture キャンディード序曲 レナード・バーンスタインLeonard Bernstein
- 歌劇《ルスランとリュドミュラ》序曲Mikhail Glinka
- 悪魔め、鬼めRenato Bruson
- 歌劇 奥様女中(ジョヴァンニ・バッティスタ・ペルゴレージ作)イ・バロッキスティ・オーケストラ
- Quel guardo il cavaliereAnna Netrebko
- 江戸川蘭子(ソプラノ) レハール:喜歌劇《メリー・ウィドー》より〈メリー・ウィドー・ワルツ〉(高鳴る調べに)Franz Lehar
- 狩人の合唱:狩人の喜びはスロヴァキア・フィルハーモニー合唱団
- 町人貴族(ジャン・バティスト・リュリ作)ムジカ・フローレア
- あれかこれかEnrico Caruso
- カタログの歌Fernando Corena
- Ist ein Traum, kann nicht wirklich sein/まるで夢のようDiana Damrau/ディアナ・ダムラウ:歌
- Batti, batti, o bel Masetto /ぶってよ、マゼット(/ぶってよ、いとしいマゼット/ぶって、ぶってちょうだい、ねえマゼット/打ってよ、マゼット)
- C.サン=サーンス《ヘンリーⅧ世》 全4幕 仏コンピエーニュ帝国劇場1991年 2/2Camille Saint-Saëns
- 軽騎兵 序曲Franz von Suppé
- Rossini:Barber of Seville・ロッシーニ:セビリアの理髪師 序曲Gioachino Rossini
- おお幾たびかGraziella Sciutti
- 歌劇《ウィンザーの陽気な女房たち》序曲Otto Nicolai
- 歌劇 魔笛(モーツアルト作)ミラノ・スカラ座管弦楽団
- 狂乱の場ジョーン・サザーランド:歌
- サムソンとデリラ(サン・サーンス作)パリ・オペラ座管弦楽団
- Largo al factotumThomas Hampson
- 今の歌声はRita Streich
- オペラ フィデリオベートーヴェン作ローマ歌劇場管弦楽団
- ピーター・グライムズ(ベンジャミン・ブリテン)ロンドン交響楽団
- Dialogues des Carmélites de Poulenc – Les grands moments – Atelier d’opéra UdeMFrancis Poulenc
- オペラ リナルド(ヘンデル作)フェニーチェ劇場管弦楽団
- 歌劇 「アルルの女」 ありふれた話 サルヴァトーレ・リチートラFrancesco Cilea
- Pourquoi me reveiller/春風よ、何故に私を目覚めさせるのか(春風よ、なぜ私を目覚めさせるのか)Jonas Kaufmann/ヨナス・カウフマン:歌
- 手紙の場ディナーラ・アリーエワ:歌
- ある晴れた日にリチア・アルバネーゼ:歌
- Eri tu che macchiaviDmitri Hvorostovsky
- 私を泣かせてください 歌劇「リナルド」 中丸三千繪 0001Georg Friedrich Händel
- ヴェルディのオペラ・アイーダより「凱旋行進曲」Giuseppe Verdi
- Rachmaninoff – The Miserly Knight, Op. 24Sergei Rachmaninov
- 自分で自分がわからないTeresa Berganza
- 私のお父さんアナ・マリア・マルティネス:歌
- プロヴァンスの海と陸Dietrich Fischer-Dieskau
- オペラ オルフェオ(モンテヴェルディ作)ジョルディ・サバール & ラ・カペッラ・レイアル・デ・カタルーニャ
- ♪スメタナ: 歌劇「売られた花嫁」序曲 / イシュトヴァン・ケルテス指揮イスラエル・フィルハーモニー管弦楽団Bedrich Smetana
- Come’è gentil/なんという優しさ(なんたる静けさ/四月の宵はなんと甘美なことだろう!/4月の宵はなんと心地よいのだ)
- 凱旋の合唱ヘルベルト・フォン・カラヤン:指揮、ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団
- 喜劇 愛の妙薬(ガエターノ・ドニゼッティ作)ウィーン国立歌劇場管弦楽団
- Libiamo ne’lieti calici/乾杯の歌Carlo Rizzi/カルロ・リッツィ:指揮
- Recondita armoniaPlacido Domingo
- G. C. MENOTTI | Amelia al Ballo: FinaleGian Carlo Menotti
- Winterstürme wichen dem Wonnemond/冬の嵐は過ぎ去り(冬のあらしは去り、こころよい月となった)Klaus Florian Vogt/クラウス・フロリアン・フォークト:歌、The Bavarian State Orchestra/バイエルン国立管弦楽団
- 行けわが想いよ黄金の翼に乗ってArturo Toscanini
- 冷たい手をFrancisco Araiza
- オペラ 夢中病の女(ヴィンチェンツォ・ベッリーニ作)カリアリ劇場リリコ管弦楽団
- 歌に生き、恋に生き(歌に生き、愛に生き)マリア・カラス:歌
- 愛の神よ、安らぎを与えたまえMaria Callas
- ファウスト(グノー作)ウィーン交響楽団
- オペラ ハムレット(アンブロワーズ・トマ作)トゥールーズ・キャピトル国立管弦楽団
- オペラ 道化師 (ルッジェーロ・レオンカヴァッロ作)ドレスデン国立歌劇場管弦楽団
- シャンパンの歌Ezio Pinza
- 歌に生き恋に生きLeontyne Price
- グルック オルフェオとエウリディーチェ 序曲Christoph Willibald Gluck
- ワーグナー「ワルキューレの騎行」カラヤン指揮/バイロイト祝祭管(1951)Richard Wagner
- 喜劇オペラ ウィンザーの陽気な女房たち (オットー・ニコライ作)ヨーロッパ室内管弦楽団
- 侯爵様、あなたのようなお方はリタ・シュトライヒ:歌
- 宝石の歌ロス・アンヘレス:歌
- 歌劇「カヴァレリア・ルスティカーナ」より「間奏曲」(マスカーニ)Pietro Mascagni
- ムツェンスク郡のマクベス夫人(ショスタコーヴィチ作)ロイヤル・コンセルトヘボウ管弦楽団
- 歌劇 ルッジェーロの救出(フランチェスカ・カッチーニ作)ヴワディスワフ・クウォシエヴィチ
- オペラ”カルメン”より「 闘牛士の歌」 G.ビゼー「諸君の乾杯を喜んで受けよう」秋山隆典 Bizet: Carmen-Toreador song “Votre Toast”Georges Bizet
有名なオペラの名曲|偉大なオペラ歌手も多数登場
La donna è mobileThe Three Tenors
イタリアを代表するロマン派音楽の作曲家、ジュゼッペ・ヴェルディによって作られたオペラ『Rigoletto』に登場する名曲、『La donna è mobile』。
日本語では『女心の歌』というタイトルで知られていますね。
非常に有名な曲なので、オペラに詳しくない方でも聞き覚えがあると思います。
今回は日本では三大テノールの名前で知られた、スリー・テナーズによるバージョンをピックアップしました。
3人による息がピッタリと合ったテノールが非常に魅力的です。
(Ryo)
Casta DivaMaria Callas
ヴィンチェンツォ・ニーバリによって作られたオペラ『Norma』。
こちらの『Casta Diva』はその中でも特に人気を集める作品の1つで、ソプラノ歌手にとっては憧れの曲です。
今回は偉大なソプラノ歌手、マリア・カラスさんによるバージョンをピックアップしました。
この曲の最も難しい部分である激しい抑揚を非常になめらかに歌い上げてしまうことからも、彼女の圧倒的な歌唱力の高さがうかがえますね。
ぜひチェックしてみてください。
(Ryo)
Core ‘ngratoFranco Corelli
日本では『カタリ・カタリ』というタイトルで知られている名曲、『Core ‘ngrato』。
この曲はアメリカ出身のイタリア移民の作曲家、サルヴァトーレ・カルディージョが、偉大なテノール歌手、エンリコ・カルーソーのために作曲した作品で、振られた男性の心情を描いています。
正式なオペラではありませんが、ルチアーノ・パヴァロッティさん、プラシド・ドミンゴさん、ホセ・カレーラスさんといった著名なテノール歌手がこぞってカバーしており、現在でも根強い人気を集める作品です。
(Ryo)
Queen of the Night ariaDiana Damrau
ソプラノのオペラのなかで最も有名な楽曲といえば、こちらの『Queen of the Night aria』をイメージする方も多いと思います。
日本語では『復讐の炎は地獄のように我が心に燃え』というタイトルで知られており、モーツァルトのオペラ作品『魔笛』を代表する楽曲として知られています。
今回はディアナ・ダムラウさんによるバージョンをピックアップしているのですが、現役のソプラノ歌手のなかでは、最もうまく歌いこなせているでしょう。
(Ryo)
Nessun DormaGianfranco Cecchele
オペラの名曲と聞かれて、この曲をイメージする方は多いのではないでしょうか?
こちらの『Nessun Dorma』はジャコモ・プッチーニのオペラ作品に登場する楽曲で、いくつものオペラの作品のなかでもトップクラスの人気をほこります。
この楽曲は歌い手によって、大きく雰囲気が異なるのですが、こちらのジャンフランコ・チェッケレさんのバージョンは、音源が存在するなかで一番と言われる彼の歌唱力も相まって、非常に壮大な雰囲気にまとめられています。
(Ryo)
CarusoLuciano Pavarotti
名曲、『Caruso』……。
この曲はオペラではありません。
1986年にイタリアのシンガー・ソングライターである、ルーチョ・ダッラさんによって作曲された作品で、タイトルからも分かるように偉大なテノール歌手、エンリコ・カルーソーさんに捧げられた1曲です。
その完成度の高さから、ルチアーノ・パヴァロッティさんを筆頭に著名なテノール歌手によって歌われるようになり、オペラではないものの、非常に格式高い1曲として認知されています。
この曲を歌うときのルチアーノ・パヴァロッティさんは、心の底から感情をこめているので、そういった部分も注目してみてください。
(Ryo)