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有名なオペラの名曲|偉大なオペラ歌手も多数登場

日本でも教科書に採用されるなど、ある程度のなじみ深さがあるオペラ。

しかし、聞き覚えはあっても、オペラの名曲のことは詳しく知らないという方も多いのではないでしょうか?

今回はそんな方に向けて、有名なオペラの名曲をピックアップしました。

楽曲の紹介はもちろんのこと、制作に至った経緯、歌っているオペラ歌手の魅力など、さまざまな観点から解説していますので、普段からオペラを聴く方も、オペラのことをあまり知らない方でも楽しめると思います。

ぜひ、最後までごゆっくりとお楽しみください。

有名なオペラの名曲|偉大なオペラ歌手も多数登場

喜劇 ニュルンベルクのマイスタージンガー(ワーグナー作)バイロイト祝祭管弦楽団

「ニュルンベルクのマイスタージンガー」は、全音階を使った曲が多いのでクリアで明るい音楽構成になっています。

演奏時間は約4時間半くらいあり、壮大な楽しいドラマが展開されて行きます。

ミュンヘン宮廷歌劇場で1868年6月に初演されました。

ある晴れた日にリチア・アルバネーゼ:歌

オペラ「蝶々夫人」で歌われる独唱曲です。

アメリカの海軍士官である夫、ピンカートンが祖国に帰還して本妻と結婚してしまったのにもかかわらず、そうと知らずに、長崎の地で、夫が帰ってくると信じて待ち続ける蝶々夫人の気持ちが、堂々と高らかに歌われています。

あれかこれかEnrico Caruso

ヴェルディのリゴレットより、1幕のマントヴァ公爵のアリア。

権力を振りかざし、自らの浮気性を開き直り歌うシーン。

ストーリーを知っている人であれば、この時点でマントヴァ公爵に嫌悪感を抱く人も多いはずです。

それとも騙されるジルダが悪いのでしょうか?

Largo al factotumThomas Hampson

ロッシーニのセヴィリアの理髪師より、1幕のフィガロのアリア。

バリトンにとっては非常に高い音域が要求されている大変難しい曲です。

加えて狂言回しのシンボルたる早口が止まらず、完璧に歌いきれれば会場からは拍手喝采です。

ファウスト(グノー作)ウィーン交響楽団

グノーの「ファウスト」は、全体的に気品溢れる優美なメロディーが多くフランスオペラならではの秀麗な傑作です。

特に、アリア「清らかな住まい」「金の子牛の歌」「宝石の歌」など素晴らしく聴きどころが満載されています

町人貴族(ジャン・バティスト・リュリ作)ムジカ・フローレア

喜劇オペラバレ「町人貴族」は、商人として成功した大金持町のジュールダンが貴族に憧れ真似をする滑稽なおもしろさと、彼や彼の家族を取り巻く恋物語のストーリーが楽しく歌われ演奏される作品です。

初演は、シャンボール城のルイ14世の宮廷でモリエール劇団によって1670年10月に公演されました。